
菊、、、主人公はキクちゃんと呼ばれている、ははあん、残菊物語だね、そして歌舞伎、大阪とくれば二代目(三代目?)尾上菊之助の実話を基にした溝口の傑作と重なる、この映画を見る前に事前に<残菊物語>を観ておくとまた感じ方も一入だと思うのでお勧めしておく、、、
血、、、たしか坂東玉三郎も養子で後に人間国宝となるわけだよね、芸よりも血縁が優先される村社会でそうでない者が国宝になるのは並大抵のことではない、それこそ悪魔と取引きが必要かも知れない、、、
悪魔と取引、、、ゲーテの「ファウスト」だよね、メフィストね、しかし神社を背景にファウストを持ち込んでくるにはいささか強引かもしれないが、シーン設定も難しい所だったのかもね、すこし違和感を感じたのは確かだ、、、そして万菊、万菊も悪魔と取引したんだね、しかし、いくら説得力ある画にしたかったとしても、まさか国宝までなった人物が死期迫る中ドヤの安宿に定泊しているのは強引過ぎるぞ、芸を手に入れる一方で他の全てを悪魔に渡したわけだから、不自然でもこういうシチュエーションが必要だったんだろうがな、、、
<覇王別姫さらばわが愛>を思い起こす、、、完成度の高い名作だが、この作品もかなりの完成度だ、ただしこちらでは同性愛的なニュアンスはまったくなく血を超えた家族のようなつながりを提示しいる、、、あと、時折やらなくていいようなカットを差し込む、いらんことすんな、溝口はそんなことはせえへんよ、、、
4点








