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埋もれがちな傑作/簪(かんざし)

 

映画鑑賞って体調がとても関係すると思っていた、非常に疲れていると集中力が欠如するし寝てしまうことだってある、完全に寝てしまえば鑑賞したことにはならないからまた改めて観ることになるだろうが、ウトウトしながら端折って鑑賞していると「ただ観た気になっただけ」になり映画の印象も感想もあったものではないだろう、、、大好きな清水宏の<簪>を久方ぶりに観ることになった、以前観たときは何とも思わなかったが、きっと体調が優れなかったのだと思う、今回改めて観てみて、その良さを知ることになった、、、笠智衆田中絹代のボーイミ-ツガールもののラブコメだ、温泉宿の浴場で踏んだ簪で怪我をしたことから出逢う男と女のストーリー、ルビッチのような一風変わった出逢いではあるが、ドラマチックなふたりの出会いを登場人物たちも観客もハッピーエンドを願って見守る、、、

 

「按摩」というのは現代では差別用語なのかね?知らんけど、「視覚障害を持ったマッサージ師」とでも呼ぶべきなのか?もしもそうならバカだ、、いっそのこと「馬鹿野郎」とか「死ね」「クソ野郎」こそ禁句にして、その言葉を使ったら逮捕すればいいのにと思う、、、W

 

ドリーの多様、演者の配置、画の奥行き、FIX、長廻し、それでいてFIXやドリー以外では様々な構図を示し決して同じカットには戻らない、この戻らないが凄い、本当に素晴らしい優れた作品、相米が尊敬し学び、山田洋次が愛してやまない清水宏の、、、傑作。

 

かんざし、団体客、いびき、一本橋、おんぶ、神社の石段、日記、日傘、囲碁、、、


JFDB - 簪

 




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