
「人生で起こることは何でも楽しまな!」
最初『主人公が尼さんだか海女さんになるジャンル物?』と思った、「あま」が尼崎と知って『尼崎のロックバンドの話し?』と思ったが、それも違うことを冒頭のシーンで知る、海抜0メートルの街、昔はよく水没したそうだ、その街を守っているのが「あまろっく」なのだ、、、へこたれない強い意志の象徴のようなタイトル、、、
子供の頃作文コンクールで入賞し、大学時代はボート競技で優勝し、社会人になれば会社に大きく貢献し表彰もされた、なのに、自分なりに頑張って会社に貢献しても居場所を失っていた、そしてリストラに遭う、会社は優秀な社員よりも協調性を求める、優秀な者よりも忠実な者を望む、和を乱す者は排除される、それがいまだに根底にある日本企業のスタンスだ、、、ホントはね、協調性ばかりを重視するとそれもそれでユルイ会社になりがちで、ナアナアな雰囲気に支配されてしまうから、ある意味、異物的な存在も必要なのかもしれない、、、
いつも険しい表情で、笑みをこぼすこともなく、いつも怒り口調で他人を寄せ付けない主人公、これでは居場所もなくなる、、、高校野球で甲子園に来る子供たちを見るとお国柄が分かるという、西の方のチームは何をやるにも皆で力を合わせてやるそうだ、チームワークだね、東の方のチームは個人主義、よく言えば分業制、それぞれに与えられた役割をそれぞれがこなす、映画業界の世界も同じのようで、京都のスタジオでは自分のセクション関係なく全員で助け合う風潮があるらしい、一方東京のスタジオではそれぞれが専門の分野で集中して結果として一つの物を作り出すそうだ、、、この映画の主人公は関西人ではあるが東京の会社の水に合っていたはずだ、それでもリストラされる、そして東京を離れ故郷尼崎に帰る主人公、コンビニのくじ引きを引かない関西人っておるの?やはり帰ってきても異質の存在、そんな彼女の生活に他人が入りこむようになって徐々に彼女の生活が変わり始める、、、
父「お父ちゃん、再婚することにしました」
新妻「はたちです」
主人公「連れ子?」
え、後妻業的な話し?と思った、しかし違う、金もない小さな町工場のオヤジに20歳のべっぴんさんが嫁いできた、ほとんどファンタジー(W)
「ユウコのユはYなんやね、Uにしてもうた」
「アイコのアはAなんやね、Iにしてしもうた」
あまり学力はなさそうなこの嫁、父親に育てられたがネグレクトやDVを受けてきたようだ、それだから家庭の団欒にとても執着する
「いい経営者とは仕事ができるか、人がいいかのどっちかだ」
やはり山田洋次はこういうのを撮らないといけない、たぶんこれを見て絶賛しているはず、、、いい短編小説を読んでいる面持ち、音楽の当て方がめちゃくちゃ巧い、誰なんこの監督?、、、最高に面白くてハートウォーミオングでとても良い映画、関西人は勿論、日本全国民必見の一本、、、ほんまサイコ~やでぇ~
「デザートは心の御馳走やもん」
4.5点 足漕ぎボート(スワン)、オマリー(阪神)、かさぶた、おでん、コーヒーカップ、御見合写真、京大、ハッピーターン、おにぎり、手ぬぐい、とんがらし、ババロア






