
薄っぺらの短編のような一冊だったのに、ガキの頃の俺には読み進むことが出来ず停滞し難解だったが、映画ではとても分かりやすく最初から最後まで眼を逸らすこともなかった、、、過剰防衛か?正当防衛か?を争うよりも被告の人格を焦点に裁かれる法廷、、、いい加減な裁判と判決、これは裁判に名を借りた空想の世界における天の裁きのようにも思える、、、
自由な存在でありたかった、常識に縛られることなく自由に、、、愛についても神についても一般的な考え方も接し方も違う変わり者を、他人は「異邦人」と呼ぶのならそれでも構わない、、、それまでの価値観と違う人を指して「宇宙人」とか「新人類」とかと呼ぶのと同じように、好奇の目で見て、偏見で決めつけ、排除しようとする社会、、、ブニュエルやベルイマンがストレートに神の否定について語りかけるのとは違い、ヴィスコンテイは冷静に揶揄してみせた、、、
これをヴィスコンティの代表作とか傑作と呼ぶ人は少ない、というか、いない、、、そのため埋もれてしまっているが、もっと評価されるべき作品だと思う、、、マストロヤンニは適役で、アンナカリーナとの組合せもいい、、、




葬儀と休日の明と暗

担当弁護士との会話シーン、ずっと片方の目が隠れているショット

奥行き






マルチェロとアンナの表情



さんざんクローズアップで交互に見せておいての背後からの引いたショット

やっぱこいつは名優だな、、、