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自民党が戦後最多議席獲得、立憲が壊滅した2026年の衆議院選挙を振り返り

この1ヵ月ちょっと、色々と思うところがありました。日本の政治史に残る出来事だろうし、後から読み返したいので、自分の備忘メモとしてこの記事を書いています。誰かに伝えたいとか、説得したいとか、そういうことはないので、お好きな人だけどうぞ。

※選挙結果の分析をするものではありません。高市さん人気があったのは確実

 

経緯と結果

まずは、経緯は以下の通り。Geminiから。事前の観測報道はあったけど、1/23に衆議院を解散、2/8に開票という過去最短の日程。

  • 1月14日    解散意向の伝達    高市首相が与党幹部に早期解散の意向を伝える。
  • 1月15日    野党合流新党の結成    立憲民主党と公明党が合流し、「中道改革連合」を結成することで合意。
  • 1月19日    首相記者会見    高市首相が会見で衆議院解散を正式表明。
  • 1月23日    衆議院解散    通常国会冒頭で解散。解散から投開票まで16日という戦後最短の強行日程となる。
  • 1月27日    公示    衆議院議員総選挙が公示され、選挙戦がスタート。
  • 2月8日    投開票日    投票締切直後から自民党の圧倒的優勢が報じられる。
  • 2月9日    全議席確定    自民党が単独316議席を獲得。中道改革連合は49議席と惨敗。
  • 2月10日    市場・政局の反応    日経平均株価が一時5万7000円台を突破。中道改革連合の野田・斉藤両代表が辞任を表明。

続いて、結果は以下の通り。Geminiを使って、微修正。自民党の圧勝、立憲が壊滅。

  • 自由民主党:316(+118)
  • 中道改革連合:49(-118)*旧公明 21→28、旧立憲 146→21
  • 日本維新の会:36(+2)
  • 国民民主党:28(+1)
  • 参政党:15(+13)
  • チームみらい:11(+11)
  • 日本共産党:4(-4)
  • れいわ新選組:1(-7)

振り返り

解散の少し前から振り返ります。

まず、高市さんの支持率が高止まりし続けていることは不思議だなと思っていました。正確には、石破さんが不人気だったのに対し、あまりにも支持されていることに、何が違いがあるのかを不思議に思っていました。喋り方なんでしょうね。

2025年11月の台湾有事が日本の存立危機事態になり得ると国会答弁で述べて、それが中国政府から反発を受けたことに対しては、うかつだとは思いましたが、リベラル系の政党・メディアの高市批判はやり過ぎだと考えていました。というのも、高市さんは迂闊だとして、台湾に中国が侵攻するのは完全に悪だし、あまりに高市さんを批判しすぎると、日本のリベラルが中国に賛同するように見えちゃうから。どう考えても、こんなことで経済制裁を立て続けに連発してくる中国がおかしい。なお、中国の対応はまだまだ本気ではないと思って見ていました。 

「ポケットに手」中国外務省局長が日系企業視察 なぜ大連?狙いは? [台湾有事答弁めぐる日中応酬 存立危機事態 高市首相 中国]:朝日新聞

高市さん人気が続く中での解散報道は、「本気!?」とも思いましたが、「これだけ人気なら妥当かも」とも思いました。本気!?と思ったのは、前回の衆院選で自民党が大敗した原因の、裏金問題と統一教会問題はまだ火種が残っていたから。妥当かもと思ったのは、高市さんは結構失言するから、もう少し経つと支持率が下がりそうだなって。

高市氏、放送法の文書「捏造」と反論 本物なら議員辞職で「結構だ」:朝日新聞

そんなときに、立憲民主党と公明党が新党結成するというのはかなり驚きました。2025年7月の参院選で参政党や国民民主が伸びたから、それへの危機感があり、かつ、公明党の組織票があれば小選挙区をひっくり返せると踏んだんだろうなと頭では理解していたものの、創価学会の公明党と一緒になって、しかも、基本政策は公明党に合わせるようにしていたから。「創価学会員の票は集められても、旧来の立憲を応援していた人の票は離れるんじゃないかな」と考えていました。自民党が統一教会とズブズブだと立憲は批判していたのに、創価学会と一緒になっちゃったら、結局、ダブスタに見えるし。創価学会だって、宗教2世問題はあるし、選挙協力という観点なら創価学会の方が圧倒的。あと、シンプルに名前もイケてないなと思いました。中道改革連合だと、中革(ちゅうかく)って絶対に揶揄されるし、認知度絶対に上がらないし。

『宗教2世』当事者1,131人への実態調査 | チキラボ

選挙期間中の情勢報道で、自民党が圧勝と各紙が報道していたのには、「え、そんなに!?」と毎度驚いていました。だって、自民党がそんなに大きく変わったわけじゃないから。

これを受けてか、SNSで「自民党が勝つと、戦争を推進する!」という意見をよく見かけるようになって、これは危ういなと思っていました。だって、日本が戦争を仕掛けることは考えにくいから。ロシアや中国や北朝鮮が悪さをすることはあっても、日本がこれらの国や他の国に侵攻することはありえない。国力は中国に劣る上、日本だけ核を保有していない。一方で、トランプのアメリカはこれらの国がアジアの周辺国に何かやっても積極的に介入しないどころか、日本には軍事費を増やせと言っている。ロシアや中国や北朝鮮が対話が通じる国なら、他の国は苦労はしないわけで。とすると、多くの日本人の感覚は、「ウクライナみたいな状況になりたくないし、アメリカも助けてくれるか怪しいなら、自衛するしかないか」っていう感じだろうなって。たぶん、リベラルの人たちは「中国が台湾に侵攻するときに、日本が参戦するのに反対」というのが根底の発想にあるのだと思うのだけど、中国と台湾がどちらが悪か、また、実際に中国が台湾に侵攻した時に、本当に日本は傍観していいかというのは、台湾に親しみを覚える人は多いから、微妙だなって。 軍靴の音は日本国内で聞こえるのではなく、中国やロシアから聞こえるから。

結果としての自民党の圧勝は、正直に行き過ぎだと思いました。自民党が組織構造的に問題が残っているのは明らかだから。確実に、またやらかす。私の感覚だと、自民党が過半数取っているか取っていないか、ギリギリぐらいが、ちょうどよい塩梅。あと、立憲の壊滅的な結果は絶望。チームみらいが大幅増なのは、期待。

これからの予想

当たるかはどうかとして、自分の感覚を後から振り返りたいので、これから日本の政治、経済がどうなるかを書いてみます。ざっくり、「政治は腐敗するだろうが、根本的に世の中がおかしくなることはない」って感じになるかなって考えています。

繰り返しますが、誰かを説得するために書いているわけではなく、自分の備忘用です。

まずは、経済。2022年のトラス・ショックと同じ状況になるかというと、自民党が圧勝しただけに、わざわざ自分たちの首を絞めるようなことはしないでしょうから、減税・財政支出はマーケットを見ながらほどほどに調整するだろうなと考えています。為替だって、アメリカが円安を警戒しているのは明らかだし。

株価については、いつもの通りよく分かりません。財政支出と円安が継続するなら、株高になるだろうけど、それをほどほどにしたら、そんなに政治が株価を押し上げられるかなって。政策金利をこれから下げるなんてこともしないでしょうし。

防衛・外交については、アメリカとは変わらずというか、防衛費増で連携して、中国には比較的強気に出るんだろうなと思います。でも、結局中国とは経済で繋がっているから、根本的に敵視するとは考えにくい。安価な中国製品がなければ、日本の物価はもっと上がりますから、さすがにそういう馬鹿なことはしないはず。

社会保障は削りに来るでしょうね。高額医療費の自己負担の引き上げをはじめとして、基本的には公助を減らそうとするはず。

選択的夫婦別姓は、導入されることはしばらくないですね。同性婚が認められることもない。

私が望まない政策も多く導入されるだろうけど、AI時代での教育政策の推進、各地での防災強化、エネルギー自給率の向上に力を入れてくれるといいなと願っています。

締め

以上、まとめ・振り返り・予想を書いておきました。後から思いついたことがあれば追記します。

(追記)今回の結果を踏まえて、「日本が終わった……!」と絶望する人がいるのは想像できますが、得票数だけ見れば自民が比例代表で2000万票で、中道改革は1000万票で、議席獲得数程の差はありません。この結果は選挙制度によるものはかなりあって、日本人の政治思想が大きく偏って変わったわけではなさそう。

また、自民党が議席数の大半を占めているから社会がおかしくなるというのなら、これまでの日本がそうだったかというと、必ずしもそんなことはなく。日本は戦前、高度経済成長期より、今の方が断然生活環境は改善してる。

恐らくは、リベラル寄りの、自民党にとって票に繋がりにくい政策は、しばらく壊滅的な状況は続くでしょうが、これが未来永劫続くかは分かりません。2024年の衆院選みたいな自民党の大敗だって普通にあり得るし。

選挙の結果で、自分の人生がすべて決まってしまう、日本がダメになるなんてことはないし、これからも人生は続きます。日本は世界的にはかなり暮らしやすい国だし、それはこれからも大きくは変わらないはずです。

世界中の国での永住を比較検討した、私の経験・感覚では、私を含め多くの日本人にとって、日本に住み続けるのが最善です。これだけ治安がよく、医療も充実し、食事が美味しく、娯楽に溢れて、そして、日本語を使って何不自由なく暮らせる国は、日本以外ありません。




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