持ち家有り、金融資産2億円以上の一見すると経済的に余裕がある私が、FIRE(経済的自立と早期リタイア)をせずに、仕事を続けている理由は大きくは2つあります。1つ目は子どもの学費分を考えるとまだ心もとないこと、2つ目はFIRE後の準備が済んでいないからです。
結論は以上で、ここからもう少し詳細を書いていきます。お好きな人だけどうぞ。
資産を築くのはFIREのため?
投資をする背景としてFIREをすることがゴールとされることがしばしば語られますが、資産があるからといって仕事を辞めるかどうかは人それぞれです。
私の場合は、若いころに過労死基準を満たすような働き方をしていて、お金に縛られないようにしたいと思ったのが投資をし始めたきっかけですから、
※詳しくは本に書きました。
仕事を辞めることは、常に頭の中の選択肢としてありました。
子どもの学費分を考えるとまだ心もとない
だから、持ち家もあり、金融資産2億円以上もある状況からすると、もうFIREをしてもいいと言えなくもないのですが、ちょっと決めきれないところがあります。
一つは子どもの学費です。
「2億円もあるのに、学費の心配をする必要ある?」と思うのはごもっともなのですが、私の子どもの進学先が海外の大学・大学院というのが有力な選択肢としてありまして。
例えば、カナダのトロント大学に留学すると、年間の学費と生活費の合計は1千万円ぐらいを見ておくことになります。
【知らないと損】トロント大学と利用可能な給付型奨学金の紹介(2025−2026年
子どもが全員海外の大学に進学し、毎年この支出をするとなると、資産2億円では心もとないと考えている次第です。
さも当たり前に海外大学の進学費用をすべて親が賄うように書いていますが、私もまったく葛藤がないわけではありません。正直、ちょっと高すぎる。子ども一定程度負担した方が本人のためになる気もする。
ただ、本人たちが万が一希望したときに、経済的な理由でお断りするのは、私がもうちょっと我慢して働けば済むことと比較したときは、別にもう少し長く働くことにそこまで嫌ではないので、許容できるかなと考えていまして。
FIRE後の準備が済んでいない
実際、仕事をするのはそこまで嫌ではありません。
お金があるからこその余裕もあって仕事では結構やりたい放題できてますしね。労働時間も法定労働時間ぐらいです。仕事は難しくても、能力も上がっていますし、ストレスは昔ほどではない。人間関係の不満もない。子どもも大きくなってきたから、育児の時間も僅少。
とはいっても、「仕事をするのとしないの、どっちを選ぶ?」と言われたら、仕事をしたいとは思わないぐらい、そこまで積極的でもない。だったら、FIREするかというと、まだ準備ができていないんですよね。
さっきの子どもの学費の話と関係ないこともないんですが、子どもが進学するときに、親が何をやっているかちょっと分からない状況だと、育児の最終盤面で悪い影響はあるだろうなとは思っていて。
具体的には、私がFIREして、昼間からVRゴーグル付けて、Uberで宅配された食事だけ食べて生活をしていたとして、それを子どもがずっと見る機会があると、人生の価値は一体何にあるのかという疑問が生じてもまったくおかしくないかなって。いや、あくまで一例だし、シャンフロ的な生き方を否定しているわけでもないんですが。
子どもが働くぐらいまでは、親が何か社会に関わっていた方がいいかなって思うんですよね。
一応、FIREしたら、まずは大学院に通おうというのは本の中でも書いているし、目星もつけてはいます。公共交通機関が止まったときに災害ボランティアに行けるように自動車免許も取得したし、自治会含めて地域の活動も少しずつ手を出してはいるんですが、ちょっとまだ足りないかなって。
究極的には、残りの人生30年ちょっとをどう生きるかってことですからね。30年分の暇つぶしの用意というのは容易ではない。
締め
などなどと考えていて、いまいち踏ん切りがつかず、FIREしていないというわけです。
もちろん、子どもの進学を国内限定にしたら金銭面のことは考えなくてすむし、FIREしてから何をするか考えてもいい。
ただ、組織に属し仕事をしているからこそ手に入る情報やネットワークなんかもありますし、私の場合は、「子どもの学費を稼ぐ」というお題目を持ちながら、もう少しFIREの準備をしてもいいかなって。
こういう葛藤をしている人のプロセス自体が言語化されているのはあまり多くないかなと思い、今回書いてみました。
以上、今日はこんなところです。ではでは!