
世の中は需要と供給で成り立っている
民主党が政権をとった時代がありましたが、100以上あるマニフェストは一つも実現されず、若者は絶望的に就職できず、世間ではこの3年間を「魔の民主党政権時代」「マニフェスト詐欺政党」と呼びました
そんな中、若者が大量に採用できた時代で採用担当者にとってはホクホクの時代でした
そして国民の希望を一身に受けて第二次安倍内閣が立ち上がります
国民は喜んだでしょうが、若者の求人は一気に伸び年々若者の採用ができなくなります
新潟県の中越にある会社の社長が東京に出張に来た時に「会社説明会をしたら1名しか来なくて愕然とした!業績は伸びてるのに・・・」と愚痴られます
安倍政権になり会社の景気は良くなったが、逆に採用は低調・・・ということです
「私のいた会社でもバブル時代に辞退した学生に『辞退した理由は何か?』と粗品を入れて送ったら9割近くが返答してくれたみたいですよ」と話しました
早速その社長は香りのいいヒノキのしおりと返信ハガキを同封して送ります
ほとんどの学生が返答してくれて、ほぼ全員が辞退理由の一つに挙げていたのが『給料が安い』だったそうです

安い賃金の労働者を求めれば人手不足になる
世の中は相場で動いています
就職難の頃は募集する側が強く、人手不足社会ではその逆です
人は働くために生きているのではなく、幸福になる為に生きているので当然豊かになれる方を選択するのが自然の摂理です
これからの日本は年を追うごとに人手不足になっていきます
今までは専業主婦などにはなりにくく女性も働かせる、老人も働かせるでしのいできましたが、それでも足りなくなってきました
毎年のように「人手不足倒産が急増」と騒がれてますが、人手不足だと騒ぐ人をよく観察してみてください
マスコミも報道しませんが、ほとんどの人手不足企業が『安い労働力の不足』なのです
今後は安い労働力を求める企業・店舗はどんどん苦しくなっていきます
といっている私の担当しているリゾート部門も現場はかなり人手不足で、低賃金業界の一つでもあります
「給料を上げなければじり貧になる」のは明らかなので、担当しているエリアの4つの施設はすべて建て直し、高級リゾートホテルにして宿泊費と食事代も倍以上に変更し、マシン化もかなり行いました
「大手さんはお金があるからいいよね」と隣の旅館の専務さんに言われましたが、その隣の旅館はものすごくきれいな和風建築の寮を新設し「家賃無料・三食無料・光熱費無料・ネット大無料」という生活費のかからない環境を創り、これは雑誌にも取り上げられました
これは若者にはありがたいはずですから求人はかなり増えるはずです
「採用費年間120万円費やしてアルバイト採用ゼロだった」コーヒーショップも、息子さんが引き継ぎ、タッチパネルで注文&清算、コーヒー作りもマシン、配膳もロボットに変えてワンオペショップに生まれ変わってます
この人はサラリーマンとの二刀流です
すぐ近くを見渡しても高額給料を払うための努力をしている企業と、愚痴るだけで何もしない企業の二極化です

もう安い労働力はなくなる
「そうは言ってもうちの仕事は人でなきゃ無理だし、高い賃金も無理なんだ!国はなんとかしてくれ!」といったところで国の答は「じゃあ社会から退場しろ」だと思います
国としては国民の所得が上がり豊かになる方向に進むのは大歓迎だからです
安い給料でだましだまし雇用して生きながらえようとするとゾンビ企業になりかねません
もちろん給料が高いことだけがいいことではなく、今の若者はコンプライアンスや社会貢献度にもうるさいし、自己成長できない企業を拒否する人も多いです
「コーヒー・紅茶にはお金を払うが、一番原価の高いお茶はタダだという認識が強い」という世間の常識を破り『一杯5千円のお茶』で大きな利益を上げている日本茶の喫茶店もあります
このアイディアには私も驚愕でした
女性には「働け!子供を産め!家事もしろ!」シニアには「動けるうちは働け」と若者の嫌がるきつい仕事を押し付けてきましたが、もうそれも限界に来ています
「あの業界はいいよな」「大企業はいいよな」「都会はいいよな」とか言ってる場合ではないと思います
『高賃金高能率』はこれから当たり前になってきます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました