
タテ社会型の役職はなくなっていく
私は現在リゾート部門の採用・教育・研修のマネージャーをしていますが、会社が部長・課長を排して、マネージャー・アシスタントマネージャー・チーフ・スペシャリストなどにしたのは「部長権限でこの部署の新入社員は〇人」という縦社会から、現場の状況に合わせて現場の要望に柔軟に動くためです
縦割り組織都合から現場都合に変わったことは非常にいいことですが「権限がなくなった」「なぜ現場の若い管理職に合わせなきゃならないんだ」という昭和型組織構造を好む人はまだいます
先日やめた同僚は「俺はもう無冠はヤダ!」と給料は変わらないのに役職がないことに嫌気を指しての退職でした
この辺はタテ社会の価値観がまだ生きている証拠です
取引先でもある採用媒体の会社の若い営業職の女子社員が語ってましたが「うちの社長は誰よりも早く出社し一番最後に退社するだけでなく、嫌な取引先は自分が営業担当になってくれます」とのこと
同じ目の高さに立って、高市総理じゃないけど「働いて働いて・・・」という姿勢には人がついていきます
社長に言わせると「うちは逆ピラミッドの組織だから」と言いますが「採用難が深刻で今いる社員を大切にせねば」という想いも強そうです
この社長の姿勢がいいか悪いかは別にして、社員には非常に支持されてます

職場の変化を観察してみる
私の担当は4つのリゾート施設を受けもっていますが、高層リゾートホテルと老舗旅館が隣接している施設もあって、バブル期には旅館の宴会の仕事をとってくる営業マンが30人もいたそうですが、今は60代の営業マン3人で、その方々が退職すれば営業部は消滅予定です
昔は宿泊予約は電話でかかってきたのでオペレーターが多くいましたが、今はほとんどネット予約になり、この部署も大きく人が減りました
AIも便利になり季節ごとの料金設定や客が客の増減に合わせた必要人員もしっかりマネジメントしてくれ、マネージャーいらずです
飲食店などのAI店長はバイトが出勤すると今日の支持をAIがタイムリーに指示してくれるそうです
マシンやAIは初期コストは大変ですが、24時間働いてくれ、メンタル不調もなく、無休で動いてくれるので、来るべき労働力不足時代に合わせてどんどん人と置き換えるべきです
仕事によってはAIの管理職の方が優秀だし、心無い人間の上司よりは「今日のあなたの仕事はパーフェクトでした!ありがとう!」など言ってくれます
とにかく進化し続けているAIの方が効率は良くなるのは確かです
問題は「初期導入コストと」「機械に頼るなんて・・・」という古い先入観です

若い世代はヨコ社会向き
昭和のように新卒を大量に採用し、ピラミッド型の組織の中で競争させ「同期で一番に課長になった」などの名誉を原動力に働かせるのも完全に古くなったとは思いませんが、Y世代→Z世代と進化していくうちに好まれなくなっているように見えます
私のような✕世代は「競争社会こそ強い組織を創る」という思考が脳に焼き付けられています
その恩賞として役職が上がっていくというのが、ついこの前まで仕事の原動力でもありました
ただこれから向かう方向は、都心も地方も、女性も若者も、いま日本が直面する閉塞感の根底には「縦割り」社会の限界がきていて、権限が上層部に集中し、情報が一方向にしか流れない硬直した組織体制では、本来の力を発揮できない人が多すぎます
変化に次ぐ変化の社会では「横のつながり」こそが重要であり、組織・業界・地域を越えて人や資源を束ね、新しい市場や価値を生み出すにはヨコ型組織が求められると思います
✕世代が物心ついた時にはインターネットもスマホもありませんでしたが、これからは物心ついた時からこれらに触れてきた世代が社会の中心になっていきます
「✕世代の上司よりAIの方が効率がいいマネジメントをする」
「やはりEQが高い上司がいい」
「上下関係より横のつながり」
「硬直したタテ社会より柔軟なヨコ社会」
となっていくと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました