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2025年、映画館で観た旧作映画を振り返る・続き

前回はこちら!

続きだよ~!書いてる間にも映画館に通っているのでぼんやりしているとどんどんノルマが増えていくって寸法さ!!

ここではパピヨン』『グッドナイト&グッドラック』『ローガン・ラッキー』『恋するリベラーチェ』『シェルタリング・スカイ』『ヴァージン・スーサイズ』『パーティーガール』『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』の話をするよ!!順番に意図はありません!!!

パピヨン

脱獄映画の金字塔!極限状況下での熱い友情!……とかいう惹句から想像するよりだいぶしんどいお話だったよ!!!ラストのダスティン・ホフマンの表情で爽やかに〆て全部チャラ、みたいになってるけど、2時間半の上映時間中(作中時間は数十年?)、ずっっっと失敗する脱獄を見せられてマジでキツかった!!!しかしこれはダルトン・トランボ脚本だということを失念していた私の自業自得である。苛烈な弾圧に抗うあの不屈の魂、強烈な自由への志向、トランボが自身の血で書いたような話であった。

しかし広々とした野外ロケや大規模なセットを駆使して構成されたドラマチックな画面と主役二人の鬼気迫る演技は大変に見応えがあり、今なお評価され、愛されるのはそれは分かる。分かるけども…!!体力があるときに観るのをおススメしますね。

なお今から観る人のために書いておきますと、最初のほうで演説している司令官はダルトン・トランボご本人だそうです。へえ……。

グッドナイト&グッドラック

マッカーシズムに対抗するテレビ人たちの話!この映画を観たすぐ後に『セプテンバー5』を観たので(感想はこちら)なんか昔のテレビが社会でどういう役割を果たしてきたか、みたいなことをなんとなく考えたのでした。

で、それはそれとしてマッカーシーのやり口があまりにも今の日本で行われていることと重なってちょっと怖くなってしまった。自分に反対意見を述べる人たち、邪魔になる人たちを「共産主義者」と決めつけデマや誇張を交えて攻撃し、法的手続きを無視して排除し、断定口調のテレビ演説でファンを増やし…。良識ある人々は過剰な攻撃に晒されることをおそれて口を閉ざし、ますますマッカーシーの思いのまま、というね。ほら既視感がすごい。

それに対して、主役であり実在のジャーナリストであるマローが、ジャーナリズムの在り方とそれに対する危機感を表明する有名なスピーチがクライマックスになるんですが、それそのまま、まさに今の時代に通用するよな…ってなって頭を抱えたよね。我々にできることは、良い報道に接したときにそれを適切に受け止め評価することで、それもあんまり変わってないんだよね。がんばろうね。

ジョージ・クルーニーについては魅力ある自由人、みたいなイメージを持っているのですが(みんなそうだろ!?)、本作、タイトで緊張感のある構成でオーラを消したみたいな役まわりで主役やその周辺を引き立てていて、職人っぽい働きぶりが新鮮で良かったです!

ローガン・ラッキー

スティーヴン・ソダーバーグ、これもあんたが撮ったんかい、て毎回なるよね!!

本作、ストーリーとしては田舎町で”アンラッキー”で知られるローガン兄弟が起死回生の一手として仕掛ける一発逆転の強盗計画、なのですがキャストの組合せがなんか新鮮!!もさ…として無口だがいざという時の火力高めのアダム・ドライバー、のお兄ちゃんが真面目だけど要領の悪いチャニング・テイタム、ていうのだいぶ面白くないですか???※褒めてる。あと本作の時点でボンド役を華々しく引退しているダニエル・クレイグの新作が、粗暴で腕のいい金庫破りなのもそれだけで面白くてずるい(ずるくない)。役者本人のキャリアプランとキャスティングの需要がうまく一致したってことなんだろうけど、ソダーバーグの演出の加減もいいんだろうね。知らんけど。

ダメ人間のいざというときのダメさとか、それをリカバリしようとしてドタバタする感じとかも描写しつつ『オーシャンズ11』のスタイリッシュさはばっちりあって、音楽も凝っていて面白かった!でもソダーバーグ自身にこういうカントリーサイドへの共感的な感性があるのかどうかは良く分かんなかったですね。無さそう(偏見)。

『恋するリベラーチェ』

スティーヴン・ソダーバーグ、これもあんたが(以下略)。↑のが『オーシャンズ~』の系譜ならこちらは『マジックマイク』の流れやね。舞台芸術とかの話でね。なるほどね。

ただ邦題のとおり、リベラ―チェのピアニスト・パフォーマーとしての活動ではなく、恋愛関係に焦点を当てている作品なのでほぼ恋愛映画ですね。いや色恋沙汰って大変だね…みたいな気持ちに。本作の主人公であるスコットは、恋多きリベラ―チェのその前後の恋人たちと比べても音楽的な野心があんまり無さそうなので(実際はあったのかもしれないけど)、この人たちはずっと色恋の話をしていてすごいな、とか思っていました。なんだその感想は。

それはともかく、70~80年代のハリウッドセレブの生活は観ているだけで目に楽しく、きらびやかな豪邸、衣装、車、暮らしぶりがたいそう眼福であった。音楽も含めて時代考証はかなり力が入っているそうで(分かる人が観れば分かる、私には分かりませんが…)、老いらくの恋には興味が持てなくても見どころが多い映画であった。

しかしソダーバーグ、業界人に好かれてそうなキャリアだわね、なんとなく…。

シェルタリング・スカイ

ごめんこれ、マジで全く良さが分からんかった!!2時間かけてなんの話してたの!?!?←エンドロール中の感想。

1940年代のアフリカ内陸部をどんどん南下していく旅の風景は興味深く拝見したが、中年の危機の話を内省も主体性もなくオリエンタリズムだけ全面に出してそれっぽく語られても、みたいな……なんか見逃したんかなあ……。ロケが大変すぎてお話まで考える余裕が無かったのかなあ(?)……、とか。途中から坂本龍一の無駄遣いでは、などと考えていましたが、ベストセラーだと聞く原作はちゃんと面白いのだろうか。

ヴァージン・スーサイズ

すごい個人的な話をしますが(ここは個人的な話をする場所ですが)、この映画の原作本『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』を10代の頃の夏休みかなんかで親戚の家で読んでいたら、読書など微塵も興味ない親戚に「なに読んでるの?」と聞かれ、それだけでも不愉快なのに(ティーンエイジャーに今読んでる本の話するの無神経じゃない!?!?本当に読書について語り合いたいなら、「最近面白かった本ある?」という質問が概ね正解です)タイトルを見せたら「そんな暗い本なんか読んで~」とからかわれたので、お前らには今後二度と読んだ本の話なんかしねえからな、と固く決意した思い出があります。しかしこの邦訳タイトル、めちゃくちゃいいよね。映画もこれで良かったのにねえ。

閑話休題。映画は、巷間に言われる通りキルスティン・ダンストの刹那的な輝きが映画全体を眩しく照らしていて素晴らしかったですね!あと途中から出てきて話題をさらっていくジョシュ・ハートネットの説得力よ。しかしお前、なんであのとき女の子を置いて帰ったんや???

何か恐ろしい魔物みたいなものさえ魅了する姉妹の、あの季節・あの時間の、限りない美しさと深い苦しみを、その魔物たちが、誰にも触れ得ぬ儚い宝石みたいに閉じ込めて連れ去ってしまったことを、人間がどうこうできるはずもなく、ただ傍観するだけの無力感がたまらない切なさでした。

ところでソフィア・コッポラの映画、いつも劇伴の音量が大きすぎませんかね???

『パーティーガール』

おしゃれでパーティ好きな女の子が司書を目指す話!…なんだけど、若さゆえの過ちというか突っ走りとか勘違いでまあまあ周囲の人を困らせたり怒らせたりして、(観客が)頭を抱えるはめになるんだけど、これまた若さゆえのガッツでリカバリして頑張るのがすごい元気出ますね。

あと主人公はかわいいし機転が利くし、いろんな男性に言い寄られるんだけど、自分のことを誰かの思い通りにさせない、っていう強い意志が行動に現れていてそこも良かったです。それで発生する摩擦を恐れないところが素敵だよ!

『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』

2017年の公開当時もちょっと話題になっていたのを覚えているよ!タイの進学校を舞台にした青春&クライムムービー!ハリウッドでのリメイク作公開に合わせてオリジナルがリバイバル上映されてありがたい限り!!

いやもうとにかくあの”失敗できない試験”での緊張感の再現度(?)がすごい。時間配分をミスってパニックになりかけたり、目星をつけた問題が上手く解けなくて焦りまくりどうにか落ち着こうとするんだけどそれも上手くいかない、みたいな感じ…映画館の座席でお腹痛くなりそうだったよ!!!

東アジアの皆さんには古来よりおなじみの、苛烈な競争を生む教育システムや、それを駆動するために不平等を内包した社会構造、世代間のギャップ、見えにくい階層差に振り回されるキャリアプラン、などが多少の誇張を交えつつ生き生きと描写されていて、その中で大人たちを出し抜いて独自の成功戦略に邁進する聡明で目端の利いた少年少女たちの話なんだから、そりゃ面白いよ!!

主人公だけでなく、メインキャラの子供たちには学業成績以外に秀でた才能があり、ただそれを評価されたり伸ばす機会が与えられず、本人たちでさえその才能に気付かず、それでうまく教育システムに乗れずに鬱屈している感じ、試験やその成績に追われていた学生時代にいろんな形でみんなが経験してきた理不尽でもあるよね。

なのでアメリカより韓国や中国でリメイクするほうが絶対に面白いと思うんだけど(今だったらさらに現代的な捻りやフックを入れられそうな気もするし)、そういう企画はどこかにありませんかね。すでにあったりしますかね。

はい!!今回はここまで!!!

実はアニメ作品を外していたりとかするんで、今年中にまだこのシリーズは続く予定です。本当は、観た映画の感想は全部ちゃんと書き残しておきたいんですけど、出力スピードが遅くて追いつかないんだよね。困ったね。

では!!!




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