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最近映画館で観た旧作映画の話(実写編)

実写編ということは、アニメ編もあるのだろうか……?……書くのはお前だよ………。

本エントリではきみに読む物語』『ロスバンド』『ピクニックatハンギング・ロック』『狼が羊に恋をするとき』『シュリ』マルホランド・ドライブ』『リトル・ダンサー』『ウォーリアー』の話をします!なんで全部を書こうとするの?

はい!上半期のまとめのときに、一気に感想を書いて大変な目にあったので、やはり折に触れて書いていくのがよかろう!!と思った決意が揺るがぬうちに書きます!映画館で観た旧作映画の話を!!!

さすがに名作・傑作ばかりの粒ぞろいで、映画館で観れて良かった~~~てなりました!解説は巷間に溢れていると思いますので、ただの感想を書きます!役には立たない!!よろしくね!!!

とか言ってるうちに11月だよ、はよ書け………

きみに読む物語

初見だよ!ピッカピカのライアン・ゴズリング、後光が差していたわね!!あと主演二人が最初あんまり仲良くなかった、ていう話は観た後に読んだんだけど、まあ確かにロマンスものにしてはあんまりスウィートなケミストリーが無かったよな…、とは思いました。いや個人的な好みの問題かもしれん。

<オチについてのネタバレ!!!>

”ノート”を読み聞かせている老人こそがこの物語の主役ですよ、ていうのは、物語上の謎だったのだろうか…??ていう疑問があり……え、最初っからみんな知ってたよね??そんな引っ張る話でもなくない???あまりにもミステリーっぽく演出してくるから、もしかしてゴズリングが振られて弁護士と結婚して人生の終盤に初恋の人と再会したけど、結婚していたことはアリーの記憶から消えていて、みたいな話になるんかと思ったけどそんなこともなく。ラスト近くで成人した子供たち出てくるじゃん、長男ぽい男性が婚約者だった弁護士の彼に似てなかった?気のせい???

ということで、オチが気になって物語にあんまり集中できなかったのでした!良い観客ではないね~~反省しろ。

『ロスバンド』

2年前に観たばっかりだけどね!いつ観ても素敵な映画だねえ~~!!クリスティアン・ロー監督の新作『リトル・エッラ』の公開と併せてのリバイバル企画でした!

子供だからこそのままならなさを抱えた少年少女が、ロックバンドを編成してコンテスト開催地を目指す音楽ロードムービーなのですが、そんな、言葉にできない(できても大人たちに言いくるめられる)思いを、真っ直ぐに音楽にのせてぶつけられたら、そりゃ泣くよ!ズルいよ!!道中で出会う人々もみんな、非協力的な大人たちでさえチャーミングで、本当に素敵な作品なのですよ。勢い余って2年越しにDVDを買った。どうやらクラウドファンディングなどを経てようやくのソフト化だったらしく、熱心なファンの皆様に感謝ですよ。

それはそれとして、マッティンとかいう北欧男子に見る夢ぜんぶ乗せ、みたいな(詳細はネタバレのため割愛)少年が出てくるんですけど、普通にノルウェー出身のクリスティアン・ロー監督が他所からの北欧男子への憧れを具現化してるのすごいな?ていうかそんな普遍的な現象(?)なのか??分からぬ!

あと、『リトル・エッラ』と続けて観て思ったんですけど、監督、音楽好きの歌ヘタ男子は絶対いいやつ、ていう強固な信念があるよね?なんで???

『ピクニックatハンギング・ロック』

あらすじを読んでも何も分からねえな…て思いながら、しかしビジュアルが気になるので観に行った映画!観てもあんまり分からんかったが、女の子たちがずっと美しくて夢みたいだった!1900年当時のオーストラリアがあんな感じだったのか、とかマジで何も分からない。でも岩山と超常現象が直接的に結びつく感じは、割と普遍性のある感性なのかも、と思ったり。

失踪する女の子たちに届いてた手紙は何だったんだ、とかいろいろあるけど、なんか意図的に画面の外に追いやられてる何者かの視線をずーーっと感じるような、じっとりした意思がうっすら画面全体を覆ってるような、美しいのに不穏で落ち着かないルックスが気持ち悪くて良かったですね!同監督の『トゥルーマン・ショー』は視線の種明かしがあってからの展開がポイントだったけど、本作にはそれが無いのが魅力を高めていると言えるでしょう。知らんけど。女の子たちが誰かに呼ばれたみたいに急に立ち去ったり、岩山に入った青年がいきなり昏倒したり、あれはそれをやった誰かが本当はそこにいて、でも画面からは消し去られている、ていう解釈が一番しっくりくるかな、とか考えていました。原作が小説なので、文章だと、そこにあるはずのものの描写を省略するっていう表現ができるけど、それをそのまま映像に移植したみたいな演出なのかな?

まあそれより何より、みんなでオシャレして野外で文化的な活動をしつつ眠くなったら寝る、ていう一日がかりのピクニック、超楽しそう!!あの気候・ロケーションで野外活動できるの最高!!ていうのが一番の感想ですが……日本だと虫や湿気が、ねえ……。

『狼が羊に恋をするとき』

『赤い糸 輪廻の秘密』(→勢いに任せた感想)の公開と併せてのリバイバル企画!10年前の作品ですが日本での単独上映は今回が初めてらしく、希望が持てる話だなあ!!!と思いました(参考→『大雨』の感想)。こういうアクセスしにくい作品を映画館で上映してくれるの、助かる~~~もし観に行けなくても、ソフトや配信で見かけたときに気付けるからね。

モラトリアムを象徴するような予備校街を舞台にした青春ラブコメですが、劇中のアニメーションやファンタジックな演出がかわいくて楽しい!主役二人の周囲を賑やかに彩るエキセントリックな脇役たちも、台湾映画らしい愛嬌があって、ちょっと無理のある展開もなんだか笑って楽しめてしまうね。ラストのカタルシスは圧巻だよ!

『シュリ』

『シュリ』を観た側の人間になれた!!!おめでとう!!!

近年の日本における韓国映画の受容を語る際に必ず言及される、アクションエンタメの金字塔!フレッシュな社会情勢や国家の歴史的課題を手堅く織り込みつつ大胆なスパイアクションや派手な見せ場で盛り上げ、報われぬ恋や篤い人情劇をやっててマジですごい。韓国映画の強みがすでに全部ある。

あと直近だと『破墓/パミョ』で抜群の存在感を放ちその重厚感で作品全体を底上げしていたチェ・ミンシク、こちらもすでにスタイルが確立されていてさすがだった。なんだろうなこの…、実力も信念もあり大義に殉じることも躊躇わないが人情家で感情の機微に敏く、しかしそれに囚われるわけではない、ていう絶妙なバランスのキャラクター造形…韓国映画の製作陣に愛されてるの分かる~~~(にわか発言)。

韓国映画界、『シュリ』のヒットを受けてこの方向でいける、てなってそこからの快進撃がほんと、彼我の差!!て感じで、若干しょんぼりしながら映画館を後にしたのでした。

観た後に気付いたが、カン・ジェギュ監督、『ボストン1947』の監督だったんですね。自国の歴史的課題への関心と大規模な撮影を自在に操るエンタメぢからの融合が監督の持ち味なんだね~。

マルホランド・ドライブ

デヴィッド・リンチの映画、初めて観た気がする…!ややこしかった!!!(アホの感想)

そもそもが虚構である映画の中で、夢と現実と妄想をシームレスに行き来するから混乱するのだと思うが、その一方でメタファーみたいなのはあんまり無くて、画面の中に映るものはそれそのものである、ていう過剰に覚醒した感じが居心地悪くて面白かったです。意図的な(ストーリーに関与する)メタファーは、あの劇場のシーンと青い箱だけじゃないか?

で、ネット上の親切な解説を色々と読んでみたわけですが、夢だから整合が取れなくても仕方ない、みたいな言説は却下です却下!!!これは個人的な好みなのと、あとデヴィッド・リンチ監督がそんなことするわけなくない?っていう。ドラマシリーズのパイロット版として製作されたことによる説明不足みたいなのは当然あるけど、たぶん、夢パートと現実パートを精密に腑分けしていくと、どっかで論理的に整合性がとれるんだと思う。というか、そう思わせる作劇になってるよね。まあ大変そうなのでわたしはやりませんが…誰か…(英語の文章だったらどっかにあるだろうが、私の英語力では探せません)。

コーヒーカップと、灰皿と赤いランプにこだわった考察は概ね読み応えがありますね。でももう、あれは監督の私物がそこらへんにあったから使っただけだよ、みたいな種明かしでもいいよオレは……。

リトル・ダンサー

23年振り!?!?懐かしいのと、記憶にある以上の傑作だったのでなんかもう胸がいっぱいだよ!!!

23年前も劇場で号泣した記憶があるが、もちろん今回もボロ泣きよ。主人公ビリーくんの、ダンスとの出会い、表現への渇望、家族との絆、弾けるように雄弁な身体表現、ぜんぶ泣いたが、なんかこちらが成長したおかげでお父さんやお兄ちゃんの苦しさ、切なさまで理解できるようになり、もうマジでずっと泣いてた。目玉が溶けるかと思った。

故郷や仕事を見捨てられない・手放せない苦しさ、スト破りの苦さ、生き方を変えることの困難や辛さ、家族へのそれぞれに切実なのにすれ違う想い、本当に心臓を締め付けられるようだった。ビリーくんと同じようにお兄ちゃんも運動能力が高いことが途中の大逃走シーンでしめされていて、いつも鬱屈して何かに怒っているお兄ちゃんが生き生きとして躍動感にあふれ、ダイナミックなカメラワークも楽しく、明るい解放感のある良い場面なんだけど、その背後にある閉塞した未来や狭い町との対比が本当に辛くて泣いた。ちなみにこれを書きながら思い出し泣きしている。うわーん!!

ビリーくんを見送るお兄ちゃんが、小さく呟くサヨナラの言葉の優しさと寂しさに泣いた。ビリーくんの未来が拓けるのと同時に、お父さんとお兄ちゃんが炭鉱に降りていくシーンが挿入されて、その対比はあんまりだと思ってまた泣いた。

田舎町でクィアであることを自覚して生きる少年の抱える不安や孤独、友愛の喜びにも泣いた。

ほらもうずっと泣いてるよこの人……。あのラストシーンがあるって知ってるからなんとか耐えられましたが、知らなかったら無理だよこんなの!!!!わあぁぁ!!

『ウォーリアー』

2011年にアメリカで劇場公開され高い評価を得たものの、日本では劇場どころか2015年までソフト盤の発売も無く、知る人ぞ知る名作みたいな扱いだった本作、リバイバル上映(って言うのかこれ?)ありがとう!!!筋骨隆々たる男たちが殴り合う格闘技映画でこんな泣かされるとは思わんかったよ!!うわーん!!!

10年以上離れて暮らした兄弟が、それぞれに家族との関係で傷つき、苦しみ、怒りを抱えたまま人生に行き詰まり、総合格闘技のリング上で再会するという劇的だがシンプルな物語を、文字通り身体を張って演じきったジョエル・エドガートントム・ハーディ、そして父親役のニック・ノルティ!!誰もかれもが言葉足らずですれ違い、愛ゆえに憎み合い、それでも途切れぬ絆を抱き締め、再び相まみえる運命のいたずら。

前半で積み上げた兄弟それぞれのバックストーリーを、すべて拳に込めたような二人のファイトスタイル。言葉よりも雄弁な、リング上でのぶつかり合い。ずっと互いに言えずにいた「I love you」がついに伝わったシーンでそれはもう大号泣よ。粗野で暴力的な振る舞いを鎧のように身に纏ったトム・ハーディが、父親に限りないいたわりを示す瞬間、手負いの獣のように暴走し続ける弟を、抱き締めるように受け止めて愛を伝える兄。泣くだろそんなの!!!

ところであの校長先生はいいキャラでしたね。ああいうさりげないサポーターを描写するのが上手いと思う、ギャヴィン・オコナー監督。『ザ・コンサルタント』も良かったよね。

なんかサラッと書いて終ろうと思ってたのに長くなっちゃった…お前はいつもそう…あと文章がうるせえ…。

ということで、これを書いている間にも「映画館で観た旧作映画」は増えているわけですが、一旦ここで〆ようと思います。終わらねえ。

では!!!




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