
今週月曜日、あまりにも痛ましく、そして考えさせられる事件が起きてしまいました。京都の高校生が沖縄での研修中に亡くなるという、あってはならない事故です。
信州のど田舎で暮らす64歳の私から見ると、今回の事件の経緯には
「どうしてこんなことに?」
と、奇異に感じてしまう点が多々ありました。
この記事では、私が調べた範疇ではありますが、この事件の事実関係だけを書き留めてみます。
事件の概要と背景
今回の事故に巻き込まれたのは、京都にある同志社国際高等学校の生徒さんたちです。まずは、学校の特色や当日の状況を見てみましょう。
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学校の教育方針
同校は「国際系」「リベラル教育」「平和学習」「多文化・人権教育」を教育の柱として掲げていることで知られています。 -
活動家との繋がり
以前から平和学習の一環として、沖縄の基地反対活動家の方々と交流があったようです。辺野古の基地問題などの現場を見学するプログラムも継続的に行われていました。
今回も一人5,000円の代金が支払われていたとの報道もあります(操船していた3名に各5,000円なのか生徒一人5,000円だったのかはわかりませんでした)。 -
事故当日の行動
「平和学習」の班別行動において、生徒18人が2隻の船に分かれて乗船。船長らを含め、計21名が海に出ていました。
しかしながら引率教員は船には乗らなかったとの事。
使用された船舶と当時の状況
乗船していたのは一般的な観光船やレジャーボートではありませんでした。
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船の正体
両船は基地反対活動家が所有・運用している船で、普段は抗議活動や、工事船舶の妨害活動に使用されていたもので、運輸局には登録されていませんでした。 -
船の仕様とその仕様に対するー般的な定員
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平和丸: 総トン数5トン未満、長さ7.63メートル。最大定員は6名程度。
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不屈: 総トン数1.9トン、長さ6.27メートル。最大定員は5名程度。
但しある新聞記事では、平和丸の定員が13名、不屈の定員が10名となっていて、「一般的な」で出てくる定員に対して倍の数字になっています。
「一般的な」定員から見ると、当日は2隻に21名が乗っていたとのことですので、明らかな定員オーバー状態であったことになります。 -
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死亡した船長
金井 創(はじめ)さん71歳
日本基督教団佐敷教会の牧師
2014年頃に活動のために沖縄に渡り、抗議船の船長として基地建設工事の妨害や抗議活動をしていた。妨害活動での拘束,勾留歴あり。 -
気象条件と警告
事故当時は波浪注意報が発令されており、外洋との境界付近を航行するのは非常に危険な状態でした。過去にも、海上保安庁や沖縄県警察から、当該海域でのこうした船舶の航行について注意喚起がなされていたという経緯もあります。
事故の結果
2隻とも転覆。乗員・乗客21名全員が海に投げ出される事態となりました。
懸命な救助活動が行われましたが、最終的に17歳の女子高校生と、71歳の船長の2名が帰らぬ人となり、その他14名が怪我をしてしまいました。
さらに事件発生後、その調査のために同海域で作業をしていた那覇海上保安部の巡視船に搭載されていた小型艇も転覆したという事です。
まとめ
今回の記事では、私個人の意見や感情はあえて書かず、事実のみを並べてみました。
いくつも疑問を感じますがそれもここには書きません。
皆さんは、この事件をどのように受け止められるでしょうか?