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"この地"でPHPコミュニティを続けるための心構えを話しました〜PHPカンファレンス名古屋2025〜

無職の自覚が芽生えてきた tomio2480 です.年休を使い切る 3/31 を以て現職を退き,収入源が絶たれるのに PHP カンファレンス名古屋 2025 の余韻で,名古屋や愛知の魅力に敗北し満喫しています.
 

phpcon.nagoya  
もうカンファレンス翌日の夜中ですから,大抵の方はご自宅に戻られているようです.が,自分は飛行機の羽田旭川便が三連休の影響を受けて高額なため宿泊したほうが安く,まだ名古屋滞在中です.しかも羽田セントレア便の時間の都合で,蒲田でもう一泊です.蒲田でも温泉に入っておこう.

 
しかし,猿投温泉は本当にいいところでした.あれだけ混むのもわかります.連れて行ってくれたまつさん,ありがとうございました🙌 基幹バスレーンも見れて満足です.
 

sanageonsen.p-castle.co.jp  
2 月はなんだか調子が整わず,かなりやることに追われて苦しい生活を強いられていますが,こうして全てを忘れて温泉に入るなどするのも大事なことなのかなという気持ちです.何がどうなってるかわからんが,とにかく回復してほしい.
 

登壇ふりかえり

勉強会を立ち上げる勇者に捧ぐ

さて,今回名古屋では地域で技術コミュニティを続ける心構えについて,大統領の中途半端なコスプレで LT をしてきました.
 

fortee.jp

www.docswell.com

 
資料でも述べているとおり,地域で勉強会を継続するための心構えは,以下の 2 点に集約されるといっても過言ではないでしょう.
 

  • 会場を抑える
  • 0 人開催を迎えてもやめない

 
他にも,コンテンツ内容のレベルの高さに拘らない,集まることに酔いしれないで勉強会をする,同期と非同期や対面とオンラインなどを使いわける,などポイントはいくつかありますが,まずもって先にあげた 2 点を達成できていないと,他のことを気を付けるための勉強会が消滅します.
 
北海道もそうでしたが,名古屋でも PHP カンファレンスを皮切りに新しい勉強会やコミュニティ,企画などが動き出す様子が観測されています.
 

 
これは昔から言われている,カンファレンスの熱量を日常に落とし込めない問題に対する,一つの答えで,日常的に通える小さな勉強会で,技術と戯れようという意志の表れでしょう.
 
このことからもわかるとおり,カンファレンスのような高い熱量を発生させる会によって,勉強会が立ち上がることは力強い尊い取り組みではありますが,実は珍しくはありません.1 回から長くて 3 回くらいまではどこも走っていくものです.
 

置き去りになる参加者,参加未経験者の気持ち

ポイントはその後です.たぶん自分の LT を聞いていろいろ思うところがあった人は,この立ち上げから数回までを経験している方だったんじゃなかろうかと思います.
 
主催としての気持ちや経験が高まってきて,目の前の課題に集中するがあまり,自分が勉強会に参加しはじめた当初の不安や,勉強会の存在を知ってから初めて参加するまでの勇気を踏まえられなくなる時期がやってくることも少なくありません.参加者として手練になってきてから主催もしてみようか!というパターンが多いでしょうし無理もないです.
 
自分が参加者としてある程度,勉強会の快適さや心地よいこだわりを把握できているから,それらを再現するために頑張ろうとするわけで,フラットでプレーンな勉強会をやろうだなんて多分思ってないんじゃないかなとも思いますし,主催としての自分に集中して強くなっていくフェーズも必要です.
 
主催からの目線で,こうなると嬉しいはずのでこうしますとか,きっと参加者はこう思ってるんじゃないか,とかいろいろ頑張って想像して挑戦したいと思案しているところに,極めて基礎的な会場の運用ルールや集客の苦悩などが重なると,どうも心が疲れてしまうのは,いうまでもありません.
 

脱サラして開いた飲食店と同じ

これは,たしか懇親会か猿投温泉に行く車中で話題になりましたが,夢を持って開いたこだわりの飲食店と同じ状況だというコメントがあって,本当にそうだなと思いました.
 
食材や空間にこだわりを持ってついに開いたお店で,みんなに満足してほしいのだけれども,開店当初に来てくれるみんなが足繁く通ってくれることを確約はしてくれないし,時間が過ぎれば新しいもの好きの人も飽きるし,地元の人たちはあるのは知ってるけど,そのうち気が向いたら行ってみるかで一向に来ない.やっとお客さんが来てくれたかと思えば,店のコンセプトに合わない騒ぎっぷりで文句をつけて帰るとか,今日は来客ゼロ人だとか,まあよく聞く話ですよね.ほんとコミュニティも一緒.
 
やることが多いんです.やることが多いのに,あっちが立てばこっちが立たずで,自分が実現したいことにはなかなか近づかないんです.一気にいろんなことを目指したくなるのは仕方がないんです.はじめのころにたくさん思い描く夢をひとつひとつ傍に置いておいて,そのうちできるようになったときにもう一回だきかかえるぞ,という執念が必要になるんです.
 

こだわりを差し置かない継続の姿

地域の技術コミュニティにおいて,自分のこだわりを大事にするのなら,傍に置いておくのは "人数を集めること" だというのが,自分の発表の主張です.
 
だから,2 人以上になるならまず会場を抑える.そうして回数を重ねていくうちに自分たちのアイデンティティを確立させる.たとえ 1 人でも開催する.みんなに次があることを信じてもらう.この 2 点だけを小脇に抱えておけば,自分のいろんなこだわりを捨てないままに,勉強会が継続できるはずです.
 

会場にも魂は宿る

発表中にもう一つ触れた大切なことに,会場がアイデンティティになるという話があります.
 
実は会場(空間)というのは非常に大事な要素で,ここを自分たちでコントロールできないというのは,真にコミュニティが根付くことを阻害します.
 
東京だと割とカジュアルに企業の一室を借りて勉強会を開催する様子も目にしますが,その企業に自分たちのコミュニティのアイデンティティを寄せるのは難しいのではないでしょうか.
 
先にことわっておきますが,勉強会に協力的な会社というのは非常にありがたい存在で,会場提供を否定するものではありません.ただ,コミュニティの気持ちの問題として何が起こるのかという話なだけです.
 
ぼくらのホームは hogehoge(特定の企業名です) というよりかは,西地区公民館ですとか,CoCoDe ですとかの方がそこの地域感が出てくるような気がします.
 
自分が公民館を強めに推すのはそういうことです.地域に平等にひらかれていて,地域とともにあり,地域として客人を迎え入れられてと,地域のコミュニティとしてのアイデンティティを確固たるものにしてくれると感じているからです.
 

みんなの熱量をこだわりに変えて地域の色にしよう

先にあげたことを踏まえると,今回の発表は勉強会の足回りとして,会場の精神的安定性と仕組みとしての安定性や会の趣旨に人数を影響させない工夫について,簡単に実行できることを並べた発表だ,ということになります.スライド資料でいえば,よい「場」の 10 条件なんかは,勉強会を 7-8 回くらいやってから見直すと面白いと思います.最初は一旦わすれていいです.
 
カンファレンスの熱を受け取って,勉強会をやり始めるみなさんのお役に立ち,各地域の熱狂の種が芽吹くことを祈り,引き続き各地の勉強会に足を運んで行くことにします.
 
これからの名古屋がさらに最高都市になりますように🙏
 

追記 : コミュニティはいいぞ

ご覧の写真は 2025 年の名古屋に集結した北海道関係者の様子です.ポイントは 2011 年に道内の技術系コミュニティのイベントで出会った,当時だいたい学生かなんかをやっていた人間が,14 年の時を経て,遠く離れた名古屋でこうして集まれていることです.
 
それぞれ社会人として 10 年以上働いてもなお,14 年も前のコミュニティイベントのおかげで,今も技術コミュニティで話ができています.新しくできて継続しているコミュニティの素晴らしさはもちろんですが,なくなったり下火になったからといって,無意味だったということは決してありません.1 回でもひらけば誰かの何かのきっかけとして作用する,恐ろしくも素晴らしいのがコミュニティです.
 




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