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『美しさ』

ふっと目が覚めたら、朝5時前。さすがに早いともう一度目をつむると、次に目が覚めたら7時半だった。

朝食、筋トレ、掃除。ごみ捨てに外に出ると、雨上がりのはずなのにやや暑いと感じる。天気予報を見ると、日本全国30度前後。この時期でこの気温。

職場の駅まで行き、駅の近くのカフェに。仕事をしつつ、ようやく書いてなかった日記をちらほら書き始める。別に書かなくてもいいものだけど、習慣化しており、書かないまでもなんとなくメモをしていたり、撮っていた写メで思い出して書いてみたり。

空調がいやだったので、テラス席に座る。日差しは強く感じるものの、外でも十分心地いい。パソコンも熱を帯びない。これ大事。

昼頃、事務所に向かい、事務作業諸々。土曜なので、比較的、仕事に関するメールなどは少ない。こういう時にできるだけ、仕事を片付けておく。請求業務もできる限り終わる。

21過ぎ、仕事終えて帰路。高畑鍬名さんの「Tシャツの日本史」を読み終わる。日本におけるTシャツの歴史を丁寧に辿りつつ、裾をいれる、入れないという観点から、流行における同調圧力の指摘は鋭い。

何かしらのきっかけで流行が生まれていった時代から、渋谷や原宿の路上で、誰というわけでもなく新しいファッションが生まれていく。

流行が止まって見える若者たちは、路上で、町を挑発する誰かを目撃する

そうして、新しい何かと出会い、それぞれが自らの「美しさ」と向き合う。

役者を志す人たちに、まずは憧れの俳優の演技を観察し、真似るところからスタートしてみようと言うことがある。ただ、そこで真似事で終わってしまうとそこに成長はない。ここ最近、俳優を志す若い人たちの中に「特技や趣味はコスプレです」と胸を張って言う人たちがいる。それに対して、面食らい違和感を抱くが、そのモヤっとした違和感への解答は見いだせてなかった。

Tシャツの日本史」の中で、ファッショの流行に関して、橋本治さんの著書が引用されている。

「影響をうける」というのは「落とし穴に落ちる」と同じです。落とし穴に落ちるのは簡単です。うっかりしていれば、すぐに落ちます。落ちたら、落とし穴からでなければなりません。出るのには「努力」がいります。「自分の存在を作る」とは、いつの間にか落ちていた落とし穴から出るということで、努力がいります。影響を受けたら、その影響を払拭する努力をしなければなりません。それをしないのは「カッコいいと思った人間の真似をして、自分もカッコよくなったと思う」と同じです。これをもっと酷い言葉で言えば、「自分の存在が醜くなっているのに気づかない」です。

 

コスプレそのものを否定するつもりはなく、現在では、コスプレイヤーと呼ばれる人もいれば、趣味としてキャラクターの再現を追求する方もいる。ただ、役者を目指したいと思う俳優がすでに存在するキャラクターの再現をしてそれで終わりでは、唯一無二の存在にはなれない。

高桑さん自身も、流行を追うことを否定はしないが、

そこで大切なのは、自分のいる文化圏への思い、自分の文脈を掴むこと。街を挑発する前に、自分を挑発する。

と語る。これは、役者の考え方にも通じると僕は思う。さらに橋本治さんの文章の引用が続く。

「自分の所属するもの以上にいいものがある」という実感ーつまり「憧れ」がなければ、「美しい」は育ちません。(省略)「憧れ」とは、「でも自分にはそれがない」という形で、自分の「欠落」をあぶり出すものでもあるのです。その「欠落」を意識することが、「外への方向性」を作ります。(省略)「自分にはそれが欠けているーでもそれはいいものだ。だから、それのある方向へ行こう」もまた「外への方向性」で、「美しい」を育てるのはこちらです。

Tシャツを辿る文章から、長年つかえていた停滞する俳優の考え方を払拭する言葉に辿りつけた。とても刺激的な本。

22過ぎ。帰宅して筋トレ。0過ぎ就寝。

 




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