今週読んだ絵本です。

「きみはなんのつる?」
いろいろな つるしょくぶつの そだつ にわ
作:大野八生(おおのやよい)
(福音館書店 2025年5月25日発行)
造園家でイラストレーターの大野八生さんの作品。
小さな一枚一枚の葉っぱまで丁寧に描かれた、緑いっぱい優しい色合いのイラストです。その絵を眺めているだけで、気持ちが落ち着きます。
お話のはじまりの言葉も優しい。
あるいえの にわで
しょくぶつが のんびりと くらしています。
植物にも、のんびりとかせかせかとかあるんですね。
この家の植物たちは、居心地の良い庭で、思い思いの方向に自分のツタを伸ばしています。
ノウゼンカズラやナツヅタ、クレマチスにバラ、ツルコケモモやスイートピー。ツルニチニチソウもいます。
ここまでのツル植物は名前を聞いたことがありましたが、もう一つ、ネペンテスという名前は私は初めて聞きました。
さて、その庭の土の上に黒い小さな種がひとつ。この種が、この作品の主人公です。やがて小さな種から小さな芽が出てきます。
近くのスイートピーが、その小さな芽に話しかけます、「はじめまして!おなまえは?」。
小さな芽も「はじめまして」と応えますがその後が続きません。自分の名前がわからないようです・・・
穏やかな気持ちで作品を読んでいると、ツル植物たちに親しみを感じます。それぞれ伸び方にも個性があることもわかります。
小さな芽もツタ植物の仲間。ほかのツタ植物たちに名前を聞かれても答えられないまますくすくと上へ伸びていきます。そしていつしか、美しい青色の花をたくさん咲かせました。その花の名前は・・・
