今週読んだ絵本です。

「100まんびきのねこ」
文・絵:ワンダ・ガアグ
訳:いしい ももこ
(福音館書店 1961年1月1日発行)
縦20cm×横27cmの絵本。
開いてみると、シンプルな白黒の絵が縦横無尽に画面の中に配置され
その間を縫うように、ほぼひらがなで記された横書きの言葉で物語が紡がれていきます。
原作は1928年、今からおおよそ100年前に描かれた作品です。
ストーリーにも絵にも、可愛いだけではない、今にはない味わいがあるように思いました。
あるところに住んでいるおじいさんとおばあさん。綺麗な家、美しい花壇、でも寂しい、なにかが足りない。それは・・・「ねこ」!おじいさんは、猫を探して野を越え山越え、歩いて歩いてようやくたどり着いたのが、猫まみれの丘でした・・・
丘いっぱいにズラリと勢ぞろいした猫たちの光景も、現実にはなかなか見ることのできない貴重な光景です。
お話の展開も、イラスト同様に一筋縄ではいかない、読み手によっては意外でシュール過ぎるかも?私には後半のある重要な場面が予想外のものでした。
キーワードは「いちばん きれいな ねこ」。100万匹の猫が一体どうなるのか、ぜひ読んでいただきたい作品です。
