今週読んだ絵本です。

「奄美の森で ドングリたべた?」
写真:松橋利光
分 :木元侑菜
(新日本出版社 2024年10月30日 初版)
昨日、とある写真展を見に行きました。
一緒に行ったひとが一言。
「実際には行けないので、風景写真を見るのが好き」
この絵本は、写真絵本です。
奄美の森に息づく自然を様々な角度で写し取って見せてくれます。
奄美大島。
行ったことがないし、よく知らないので調べてみました。
「大小8つの有人島からなる奄美群島(奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、喜界島、徳之島、沖永良部島及び与論島)の総称で、総面積は812.35平方キロメートル」
(奄美大島自然保護協議会サイトより)
「奄美大島は、鹿児島市から南へ約380キロメートルに位置する、周囲およそ461kmの島です。奄美市、龍郷町、大和村、宇検村、瀬戸内町からなり、人口約59,000人が住んでいます。」(「ぐーんと奄美」サイトより)
「奄美大島」という呼称は、奄美群島の総称として使われることもあれば、ひとつの島の名称として使われることもあります。
さらに調べてみると、
「世界でも貴重な固有動植物の生息地」
「2021年7月に、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」として世界自然遺産への登録」などの記載に目が行きました。
本作品の中で奄美大島は、奄美群島の総称として使われています。
さて、ここからは複数のサイトを見てもすぐには見つけられなかった、絵本から得た奄美大島に関することを少しだけご紹介。
まず、冒頭にこんな言葉がありました。
「生きものたちは、ドングリがなるシイの森にささえられているんだ。」(本作より)
本作のシイの木の写真は、
ドングリがたわわに実っている写真や
落ち葉とともに地面にころがるドングリの写真、
シイの木にふわふわと綿毛のように咲く花の写真、
新緑の若葉に彩られる森全体の写真、と様々。
そしてそして、これはまだ序の口。
森に生息する虫や動物、さらにはキノコ等の菌類に至るまでとシイの木からの贈り物のドングリとの関わりが次々に、興味深い写真と親しみやすい文章によって紹介されていきます。
表紙に写る生きものは何だかご存知でしたか?私は初めて見ました。とてもユニークな形です。
こちらは「ヤッコウソウ」というシイの木の根に寄生する、葉緑素を持たない全寄生植物です。江戸時代の奴(やっこ)が袖を広げたような形の花を咲かせることから、その名が付けられたそう。この写真は「花」なんですね。
いろいろな動植物がシイの木とともに生きる姿が多数載っていて、とても楽しい絵本です。長い時間と労力を掛けなければ写せないであろう写真の数々に、カメラマンの深い愛情も感じました。
そして、何度か繰り返しページをめくっていたら沸々とこう思いました。
一回くらい実際に訪れてみたいなぁ。