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【今週の絵本】開けば意外な展開が。

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今週読んだ絵本です。

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「どうぶつ うります」

ブルーノ・ムナーリの1945シリーズ①

作:ブルーノ・ムナーリ

訳:谷川俊太郎

フレーベル館 2011年8月 初版第1刷発行)

 

縦長の33×25cm、結構大きな絵本です。開いてみると・・・アレっ?ページが無い?と、あわてんぼうは勘違いするほどの薄さの、予想もしていなかった仕掛け絵本でした。

表紙を開くと画面いっぱいに大きな赤いフラミンゴ。私のイメージのそれとは違うのでフラミンゴには見えませんでしたが、谷川俊太郎さん訳の最初の一文は

「あかい はねの フラミンゴは いかが?」とあります。やっぱりフラミンゴです。

 

画面の大半を使って描かれた大きな赤いフラミンゴ以外にはもうひとり、画面の右端3cmほどのスペースに紳士。シルクハットを被って濃い顎髭を生やし、黒いボタンがいっぱいついた灰色のスーツを着た紳士がすっくと横向きに立っています。

前出の問いかけは、この紳士に向けてのもののようです。

 

お店の人(?)の問いかけと、それに対する紳士の答えが簡単で明瞭な文章で綴られています。この紳士、少々クセの強めなお人らしいことが、その返事の内容で伝わってきました。

 

えっ?これで終わり?とあわてんぼうはまだ気づかない。ムムム…ふとようやく気が付きました。紳士の横に表紙幅よりややサイズが短くなったページが存在。開いてみると、(当然ながら)紳士は相変わらずそこにいますが、別の動物が登場しました・・・

そうして段々小さくなるページの中に現れた動物は合計5体とプラス1。5体は表紙絵に描かれたどうぶつそのままです。残りの1つは見てのお楽しみ。子どもなら見た途端意外性にわぁっと声を上げるかも?

どうぶつが変わるたび、お店の人とクセ強い紳士の納得いくようないかないような掛け合いも谷川俊太郎さんならではのリズミカルな言葉運びが魅力です。

 

本作は「ブルーノ・ムナーリの1945シリーズ」第一作目。

子どものための絵本が少なかった時代、作者が5歳の息子のために、小さな子が見て楽しめるようにと思いを込めて作ったお手製の作品で、10冊シリーズでしたが1作品は原画が行方不明となり、現在9冊シリーズとして刊行されています。本作のほかにはタイトル「たんじょうびの おくりもの」「やに なった」「トック トック」「みんな おやすみ」「ジジは ぼうし なくした」「みどりの てじなし」「きいろの てじなし」「3わの ことりの はなし」があります。どの作品も作者が息子のために趣向を凝らした、それぞれ違った形のフリップが仕掛けられています。

 

イタリア語の原本はペーパーバックでしたが、日本語版のみハードカバーで製作されました。見返しや扉のないハードカバータイプの本は珍しく、私も新鮮に感じましたが、そこには原本の雰囲気を伝えたいという製作者のこだわりがあったようです。視覚に訴えたデザイン性の楽しさに、他の8冊も見てみたい気持ちになりました。

 




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