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【今週の絵本】うさぎウサギ?うさぎ

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今週読んだ3冊です。

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1冊目は、タイトルが気になって。

「てろんてろんちゃん」

文:ジョイス・デュンバー

絵:スーザン・バーレイ

訳:江國香織

ほるぷ出版 1992年4月10日 第1刷発行)

 

タイトルが面白いのと訳者が江國香織さんだったことから手に取った作品。原題は「LOLOPY」。こちらの意味は何だろうと調べてみましたがわかりませんでした。ただSNSのニックネームに使われていたりするのを見かけましたので、響きが親しまれている言葉なのでしょうか。

 

日本語のタイトルの「てろんてろん」。みなさんはこのオノマトペ語を日常お使いになりますか。私は服の生地が滑らかで張りがなく柔らかなのを表現するときに使っていました。検索してみると凍った道のことを指す豪雪地域の方言だったり、とろみ素材の生地のことを表したり、いろいろな使われ方をしています。

 

この絵本に登場する「てろんてろんちゃん」はソフィーという名の少女が大切にしている「うさぎのぬいぐるみ」の名前です。

ソフィーのうさぎは、長くて、てろんとした耳と、長くて、てろんとしたうでと、長くて、てろんとした足をしていましたので、てろんてろんちゃんというなまえでした。

物語は、ソフィーと一緒に森へ行ったてろんてろんちゃんの身に起きたある事件の顛末が描かれていきます。

素朴で明るい色調のイラストを見ていると、とても優しい気持ちになりました。てろんてろんちゃんは事件があっても自分では動けません。なすがまま、最初から最後までてろんとしています。その後ろ姿には哀愁が漂っているシーンもありました。でもてろんてろんとしていると、物語は収まるべきところにてろんてろんと収まっていきます。

 

忙しい日々を過ごしている方々も、たまにはてろんてろんとしてみるといいかも。あるべき場所へてろんてろんと連れて行ってもらえるかもしれません。

 

2作目は、よーっく見たら、あれっ?

「ぴょん」

作:内田麟太郎

絵:高畠純

金の星社 2023年2月 初版発行)

 

さて、本作はうさぎの絵本と言えるかどうか。

タイトルと表紙絵から、てっきりうさぎの話だと思い込み図書館から借りてきましたが、いざ絵本を開いてみるとあらっ?うさぎ(しかも横向き首から下)が登場するのは表紙だけでした。ぴょんと言えばうさぎ、うさぎと言えばぴょんとは、私の浅はかな思い込み。ぴょんとするのはうさぎだけじゃない。カエルも魚も時にはヘビも。

 

作者内田麟太郎さんの、短くも心躍る言葉とともに、元気いっぱいのイラストでぴょんするものたちの競演。あっと驚くようなぴょんも出てくる愉快な絵本でした。

 

本作は〈こどものくに傑作絵本〉シリーズの一作。シリーズについての解説を引用します。

このシリーズは、金の星社とすずき出版が提携し、月刊絵本としておなじみの「こどものくに」(日仏保・編)の中で、とくに評価の高い作品を選んで傑作集としてお届けするものです。

3冊目、時には現実にさよならを。

「うさぎじかん」

作:刀根里衣

NHK出版 2021年11月20日 第1刷発行)

うさぎじかん

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日々のいろんな思いは一旦戸棚にしまっておいて、こんな夢の国へ旅するのも素敵と感じた作品です。

 

作者の刀根里衣さんは1984年、福井県生まれの絵本作家。イタリアの出版社から”Questo posso farlo"(「なんにもできなかったとり」)でデビュー。ミラノを拠点に創作活動を行っているそうです。

…受賞作を絵本化した”El viaje de PIPO”(『ぴっぽのたび』)は、幻想的で繊細な筆致が高く評価され、12か国以上で読まれている。…本書作者紹介文より引用

最初のページを開いた途端に、別世界に思いっきり引き込まれていきました。柔らかな薄い桃色を基調にした細やかで優しさに満ち溢れた夢の世界。その世界に住むのは、6羽のうさぎ。大きいうさぎもいれば、熊のぬいぐるみを抱えたちびっこうさぎもいます。家族でしょうか。みんな穏やかな表情でその世界のひとときを楽しんでいる様子。

 

ページをめくるたびに、濃紺の静けさや、輝く黄金や、淡いエメラルドグリーンの世界にいざなわれ、そこで時に遊び時に佇むうさぎたちと過ごす時間は、私にとって特別なものとなりました。日ごろの生活で溜まってしまった垢を落としたような気分。心の洗濯をしたい方におすすめしたい作品です。




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