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昭和のルーレット屋について

黄色のバックに赤、オレンジ、青、緑のルーレット。吹き出しに「ルーレット スタート」百均行ったらハロウィン支度が始まってたどころか、カレンダーの販売が始まってました。今年の残りもあと4か月。いや4か月もあるじゃないですか。気が早いよ。

だいたい立秋が8月7日。まだ秋ですよ。めちゃくちゃ暑いけどひぐらしとか鈴虫とか鳴く様になってきてますしね。暦ってのはちゃんとしたものです。

ちゃんとしてないことで思い出したんですけど、昭和の選挙ってのはいい加減なものでした。なにしろルーレット屋ってのがあります。

ルーレット屋ってのは、選挙当日に近所のおばーちゃんやらじーちゃんがやってる屋台未満のなんかです。

投票所の前には必ず選挙ポスターを貼るでかい板があるじゃないですか。あそこの隣がルーレット屋の陣地です。

日傘とかさして適当ないすに座り、ビールケースひっくり返した台に自作のルーレットをおいて客を待ってます。だいたい手ぬぐいかぶったおばーちゃん。

ルーレットは屋台のソースせんべいとかりんご飴売りとかで「当たるともう1個」もらえるやつとほぼ同じ。だいたい段ボール製でしたね。

ひとつ違うのはルーレットには番号が書いてあることです。1回50円だか100円だかで回せます。10円の場合もありました。

で、不思議なことに、そのルーレットの番号は、選挙ポスターの番号と同じです。ポスターの右上をよく見ると番号が残ってるんですよ。そこは外して貼ってくれってことらしいですね。

客がルーレット屋に金払って回しますね。5番が出たとする。すると客はポスターの番号見て、「5番かぁ」と、投票所に入っていきます。

つまりまあ、投票には来たけど誰にいれるか考えてない人用の選択システムなわけです。

実際のところ、ほんとにルーレット屋であてた番号の候補者に入れてるかどうかなんてわかりません。ただ考えるのすらめんどいわ、って人には結構受けてたみたいですね。

家族できて、子どもが回してることもあります。ちなみにルーレット回すと当たり以外でもアメとかガムが1個もらえます。ちり紙のこともありました。

対外的にはただルーレット回して景品もらうってだけの話です。

とはいえいくらなんでもさすがにやべーだろ、ってなことになって、平成入るとルーレット屋は消えていきました。当たり前すぎる。

ゆるい昭和時代だからってあんまりですよね。わたしもそう思います。

だってぜんぶデタラメですもん。

ルーレット屋なんてあるわけない。

近年、選挙では認知戦ってのが行われてるらしいです。ルーレット屋みたいな大嘘ならいいんですけど、いかにも耳障りのいい嘘をほのめかしてこともあるそうですね。

お互い嘘には気をつけたいもんです。

※さすがにこれで投げ銭とかブローガストとかは遠慮しておきます。




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