蒸しパン。なんとなく、おばあちゃんが作ってくれたおやつ感があります。割烹着で菜箸使って混ぜて、蒸し器で作ってるイメージ。
うちのおばあちゃん、割烹着なんか着てたことないし、おやつもあんまし作ってなかったですね。母が製菓好きなんで、ゆずってたみたいです。
さてそんな蒸しパンですが、20世紀にはやっぱり過去のお菓子というイメージが強かったです。
当時はティラミスだのパンナコッタだの、イタリアやヌーベルキュイジーヌだのの影響でがんがん知らないお菓子が入って来ました。そんな勢力で蒸しパンはちょっとおいやられてたかんじです。
停滞する蒸しパンの時代の中、1999年に彗星のごとく現れたのが『北海道チーズ蒸しケーキ』。
蒸しパンにチーズという意外な組み合わせ。さらに食べてみるとチーズケーキのようであって、しかししつこくなく、ふわふわで優しい味です。いつまでも食べていたい。そんな感じ。
1999年というと、前年にオウムのテロだの阪神淡路大震災などがあり、世相が殺気立っていたころです。チーズ蒸しケーキの優しさが必要とされていた時代でした。
わたしも友人から「美味しいから食べてみろ」と言われて口にしたとき、びっくりしました。それからチーズ蒸しケーキの虜に。
だいたい北海道というのがもうずるい。北海道って美味しいものばっかじゃないですか。しかもチーズ押しで北海道。
北海道といったら牧場、牧場といったら牛乳そしてチーズ。連想ゲームからもう美味しさが約束されています。もうアイデアの勝利。
しかも冷凍したり、トースターで焼いたりとアレンジも自在です。
わたしはホットサンドメーカーで両面焼いてからバニラアイスを添えました。めちゃくちゃ美味かったです。
不思議なのは、よく食べるわりには作ってみようって気が起きなかったことですね。ただ、チーズクリーム使ってるそうで、難易度が高そうですから買うことにします。