紅茶のいれ方ってのは、ゴールデンルールがあってだいたい決まっています。その通りにいれとけばだいたい間違いはありません。洗い物が多くて手間がかかる以外は。
コーヒーのいれ方となると、まず手段からして5つくらいあります。ドリップ、水出し、サイフォン、エスプレッソ、フレンチプレス、トルココーヒー、ベトナムコーヒー。
……5つ以上余裕であります。すみません。
ともあれ、まずどのいれ方が一番いいのか、という話だけでえらいことになると思います。
たぶんガンダム好きの人たちに、「一番強いモビルスーツってなに?」と聞くくらい、やめといたほうがいい話題でしょう。
こういう話はだいたい「個々人にとって、それぞれの答えがある」って感じの、解決になってない回答に陥ります。
わたし個人に限って言えば、ペーパードリップを採用しています。
まず手軽。フィルターとドリッパーは百均でも売ってます。そして豆の処理も、フィルタごと外してポイすればおしまい。
いちおう、直火式とフレンチプレスはやってみました。そのうえで、自分としては手間が一番かからないのがドリップ式です。
そしてこのペーパードリップにも、紅茶のゴールデンルールみたいな決定打はありません。
まず、ドリッパーの穴の数、形からしていろいろ。わたしは短気なんで早くいれられる1つ穴の円錐タイプを使ってます。
そして、豆を挽いていれるじゃないですか。この豆と挽き方にも千差万別あるので深く追求しないことにしました。
いろいろコーヒーに関する書籍を読んでみました。どうしてコーヒー関係の本には、「喫茶店を開くには」みたいな地獄の一丁目の案内がかいてあるんでしょうか。
カフェは3年で7割潰れるんですが。
当たり前ですが、コーヒー関係の本はコーヒーについて詳しい人がかいています。裏を返せばコーヒーしか詳しくない人です。個人的にはコーヒー以外の飲食にもくわしい人の意見が欲しい。
自分が持ってる中では、なくなった映画評論家の荻昌弘さんのエッセイが役立ちました。この人は自分で名料亭のゆで卵を研究して作るくらいの料理好きです。
先生いわく、ブルーマウンテンが一番美味しいけど高いから、それに近い豆をどうにかして見つけよう。
いわく、コーヒーは熱湯で入れたほうが美味しい。
というわけで、熱湯でいれてみたわけですよ。
美味しい。
いつも挽いた時、濡れた犬みたいな匂いがちょっとだけする豆が化けました。香り高い。そして酸味も少しある。
しばらく鍋で沸かしてたんですが、腹を決めてコーヒーケトルを買いました。
3コインズの直火式コーヒーケトルです。
ずーっと沸かしてなきゃならないので、直火にかけられるケトルじゃないと意味がない。買ってきてすぐいれてみました。
やっぱり美味しい。
熱湯使うだけこんなに違うならやすいもんです。
世間にはいろいろコーヒーをいれる方法があります。学問に王道はないっていいますが、なにごとも自分で確かめて、ひとつひとつ身につけていくのが一番なんでしょうね。