子供時代、親戚の家に遊びに行くと、養鶏場にお使いするのが楽しみでした。親戚のとこから歩いて数分。お金をもらって、卵を買いに向かいます。
鶏がこっここっこ言ってるので、子供としては見てみたいし触りたい。しかし養鶏場のおばさんには厳しく止められました。今ならわかりますが、子供の頃は残念でしたね。
卵は12個で1包みだったと思います。おばさんかおじさんが、卵を取りに行ってくれます。それを新聞紙に包んで、お金と引き替えに、「ほい」とわたしてくれました。
まだあたたかい卵を抱いて親戚の家まで帰ります。この産みたて卵に醤油を垂らして食べるのが美味しいこと。
卵の美味さはカラスにも知れ渡っており、お使いの行きがけに電灯の上から卵を落として割って食べてるカラスを見たことがあります。
「おじさん、カラスが卵盗んでたよ」
「あぁまたか。しょうがねえな」
よく考えると呑気な時代です。鳥インフルとか怖いよね。
で、買ってきた卵を親戚と分け合って、帰宅するってのがルーティンでした。
卵の優しい思い出です。
だいたい卵って、言葉の感じが優しいですね。たまご。なんかホッとする感じがします。
まあ割って食べるんですけど。
料理も手軽で、栄養も十分。手軽とはいえ、突き詰めると奥が深い。よくオムレツが焼けたらコックとして一人前とかいいますね。
わたしは自分で作るならオムレツが結構すきです。卵3個ぜいたくに使ってかき混ぜて、砂糖でちょっと下味つけて。バターをフライパンで泡たつくらいに溶かしたところに、一気に流し込みます。
ヘラで黄金色の海をかき混ぜて、火を落とし、手間に寄せて形を作ります。1回ひっくり返したらすこし固まるのを待って、皿に乗せます。
カロリーが怖いのでめったに作れないのが残念なところです。
スープも卵があるだけでちょっと豪華になるからいいですね。溶き卵を入れるだけで一段階レベルアップ。
雑炊とかリゾットもどきを作る時、卵にとてもお世話になっています。
それから朝ご飯に欠かせない目玉焼き。わたしは両面焼きします。気が短いんですね。
和風オムレツというべきか、卵焼きも好きです。作る過程が工作っぽくて好きなんですよね。
美味しくてやさしい気持ちにさせてくれる卵。これからもよろしく。