子供時代つくってもらった料理で、『珍珠丸子』というのがあります。うちでは『ちんじゅわんず』と呼んでました。日本語と中国語が入り混じりですな。
なんてことはない、シュウマイのタネを丸めてもち米をまぶして蒸した料理です。
これが美味しい。
外はもちもち、中からじゅわっと肉汁があふれ出て、すすりながら噛み切るとお肉の味がしっかり感じられます。大好き。
ただしこの珍珠丸子、とてもハイカロリーです。
そりゃもち米とひき肉のダブルパンチですから。カロリーと美味しさは正比例します。
さらに作るのに微妙に手間。もち米を前日から水に浸しておかなきゃなりません。
「あ、今晩、珍珠丸子食べたい」とか思ってはいそうですかと作れる料理じゃないです。
そういうわけで、だんだんと食卓から遠ざかって行きました。
ちなみに本場中国では、もっと手がこんでいます。
豚肉を使うのは同じですが、ひき肉ではなく叩きます。そのほうが美味しいらしく、こだわる人はまな板の匂いが移らないように豚の皮の上で叩くんだそうです。蒸肉餅という別の料理のやり方なので、もしかしたら違うかもしれません。
さらにナマズの一種のすり身、くわいのみじん切りを入れて団子にします。
肉団子にもち米をまぶしてからは同じです。
今の中国だと、『沔阳三蒸(ミェンヤンサンジョン)』といって湖北省の名物。三国志の孫権が建てた黄鶴楼のある武漢があるところですね。
実をいうと中華街行けばわりと簡単に食べられます。冷凍でも売ってますね。珍珠は日本語で真珠なんで、しんじゅだんごなんてルビが振られてました。
しかしこの手の思い出こみの料理は、買って食べるとどーも「これじゃない」って羽目になります。
やっぱ自分で作るしかないですかね。でも、崎陽軒のシウマイでいいような気もするんですよね。