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創作者はみんな漢詩を作ろう

だいたい、クリエイターが成長する時、必ず言われる定型句みたいなのがあります。

「お前の作品はひとりよがりだ」

まあみんな言われます。「他人に伝えることを考えてない」「自分の考えだけが先行している」

そしてクリエイター側もブチ切れます。表には出しませんが。

「おのれよくも我が作品をけなしおったなこの腐れまなこのドテカボチャめが。地獄に落とす。七代までもたたってくれるわ」

まあ口にはしないけどみんな似たようなこと思ってるでしょう。

わたしもよくやりました。だいたいトイレでフリーザ様の真似をしてます。声出さずに。

「初めてですよ、この私をここまでコケにしたおバカさん達は……」

3回くらいやると冷静になってきますね。コツは手ぶり身振りまでフリーザ様になりきって演技することと、「絶対に…」まではやらないことです。そこまでやるとつかれます。

5回くらいになると「まあわたしはフリーザ様だから別にいいか」って切り替えられます。戦闘力53万ですし。

しかしそんなことをしなくても、「ひとりよがり」と言われても全然平気な創作があります。

漢詩です。

詩とかはだいたい表現したいことがあってそれを描写します。しかし、漢詩の場合、使える漢字が限られています。

ぶっちゃけ『白』と言いたいのに「ここでは白は使えません。別の漢字を使いましょう」とか抜かされます。

麻雀でいうと四枚目の白をツモっちゃって使い道がないとかそんなイメージです。上がるには他の牌を積もるしかありません。

昔の中国人も「そんなルールありかよ」と思ったらしく、『白』の言い換えを作りました。

『皓然』とか『皎潔』とかです。

「そんな言葉知らん」

わかります。わたしも知りませんでした。ぶっちゃけ『漢詩創作のための詩語集』を6千円*1だして買ったからわかってるだけです。余談ですがみなさまの投げ銭はこのような書籍のために活かされております。この場を借りまして御礼申し上げます。

しかしこの本でも語彙は2万5千。足りないときがあります。

そういう時、みんな半泣きで漢和辞典引いて、なんとか漢字を探し出します。

だからってうまくいくわけないんですよ。添削してくれた先生でも悩むくらいですから。

なのでみんな、「あなたの漢詩はひとりよがりです」とか言われても気になりません。

「だって漢字が見つからなかったんだもん。わたしのせいだけじゃないもん」

ひどい場合は漢字が見つからないせいで全部書き直しとかよくあります。

ルールに違反しないために表現を捻じ曲げてるのは承知の上なので、ひどく冷静に、かつ客観的に自分の作品への意見を受け入れられます。

キレずに批評や添削ができるって素晴らしいですね。一段階自分のレベルが上がった気がします。

ですので、自分の作品に文句が来てブチ切れるすべてのクリエイターに、漢詩をおすすめしておきます。

*1:ポイントがあったのでそれくらいで済みました




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