樫村幹夫「まれゑの焔」青銅文学17号を拝読しました。
以下あらすじ
絵描きの青年紀彦は、似顔絵かきをしながら、カフェ・まれゑの仕事を手伝ったりしている。カフェの店員・明(紀彦の2歳下)と恋仲で、二人が並ぶと、ブラック珈琲とクリーム珈琲、青年船員と少年水夫のようで、店のマスターは二人を若い恋人や美しい婚約者になぞらえていた。
ある日紀彦の家で、明が錆びた缶を開けるときにケガをした。すぐ治るだろうと思っていたが、明はそれから体調を崩し、指はひょう疽になり、脇の下から背中にかけて丹毒が出、急性肺炎にかかってしまった。
急いで入院するも明は死んでしまう。
明が死んで二日後、自室で籐の椅子に座った紀彦は、蝋燭を前にして蝋燭にともした火を指でつぶすのだった。
みたいな話がやや耽美な文体でつづられていました。
ひょう疽ほっとくとこわいなという感想。