■ リリースもまたスイング
今回も「リリースのこと」。
答えは出てないけど書いてみよう。
ずっと疑問だったんですよね。どうやって、ゆっくりとリリースを回せるようになったのか?
904 スキップリリース を書いたときに、リリースがゆっくりめになるのが新発見だったんですが、そもそも、僕はそんなにゆっくりとリリースできる腕前ではなかったんです。できても低くしか回せなくて、どれだけ自分は不器用なのかと苦しんだ技がリリースでした。
―― リリースはどこを回すのか?
リリースを始めたころの疑問でした。やりはじめたころなんて思うように回らなくて、どこか1つ基準がわかれば回せるようになると思ってました。
とりあえず、離したグリップではない、と思いました。
グリップが勢いよく飛んでいくんですよね。その勢いを抑えられなくて、リリースそのものが暴れて制御がきかなくなる。
ここで、いったん「ゆっくりと」を試すことになります。
スピードがつきすぎていると感じるからでしょう。ところが、それでも制御がきかない。縄がゆっくりでもグリップの重みはありますから、やっぱりグリップがふっとんでいく。これはこれで、ゆっくりした縄では負けてしまう。
こんなステップで、ゆっくりとしたリリースには苦手意識が生まれました。
なんとか …… くらいのレベルでできたのがこのころ。
これだけ見ると、軌道を作る縄をいかに回すか、に思えます。実際、いわゆる韓国ロープをすこし重めのインドロープに変えて練習したら、重みで縄を感じやすくなって、リリースも回るようになったのがきっかけでした。
それからは韓国ロープに戻しても縄をコントロールする感覚を維持できました。今もメインで使っているのは韓国ロープ同等品の、OKロープさんの FR-2 タイプ。きっかけは重みでも、縄を上まで回す意識が重要だったわけです。半端だと回しづらいのは、通常のスイングと変わらない話なんですね。
そして、ゆっくりしたリリースに話を戻すと、やっぱり縄を上まで回して縄を維持できることに安定感があると思います。普通にMICリリースをするよりスピードを落としているものの、違いはスピードの強弱だけで、通常のリリースの延長線上にゆっくりリリースもある、と言えます。
ただ、それをコツっぽく言葉にできず――。
しいて言うなら、グリップよりも縄の中央を意識することでしょうか。縄の動きよりも先にグリップが引っぱられて制御がきかないと、縄の負けです。縄の回転に合わせてグリップが追いかけるように回れば成功と言えそう。そのためには、普通のスイングと同じように、手やグリップを上に向ければ、上の 384 で描いたような橋(アーチ)状に回ってくれるような。

ゆっくりリリースから改めて考えると、僕のリリースの理解はこんな感じでした。
グリップの重さとか、グリップを離すタイミングとか、まだリリースの要素はあります。続けて、そこも追いかけてみましょう。