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881 後ろ回しをどこまで回す?

■ 後ろの縄の通り道

今回は「後ろ回しのこと」。

ピンポイントでは少なかったテーマです。

年々、後ろ回しが引っかかりやすくなってきました。昔だと後ろ交差のほうがスムーズなくらいで、初めて会った上級ジャッジ資格を持ったかたに「後ろSC、きれいですね」と笑顔をいただいた覚えも。

ですが、今は後ろイナズマすら続けるのが苦しいです。後ろ2重やはやぶさを切りかえながら連続して跳ぶルーティンなんですが、うまくいかない。体のクセや、固くなった体の影響が大きいのでしょう。体勢も崩れやすいし、交差の切りかえで縄がズレているのがわかります。

でも、それだけじゃないんですよね。


手を下まで動かせているか?

これも大きいというか、後ろ回しで見落としがちな基本です。

同じ交差でも、前回しだと手もグリップも下まで回せるんです。後ろ回しの場合はそこがきつくなる。軌道の上半分はまだしも、下半分に回転を持っていこうとすると動かしづらいのです。案外、下を向かないんですよね。

回しきれない縄は高くなります。ちゃんと下まで回らないからです。さらに、僕みたいにクセがあると、回すのがきつくなるあたりでクセに引きずられやすくなります。

そこに気づくと、「ちゃんと手を動かそう」と意識できます。

回しかたが甘かったということですね。固くなってきた体から見えたポイントでした。


以前、こんな話を書きました。

tobimaru-jdr.hatenablog.com

縄が見えないことも、どこまで回せばいいのか見当をつけづらい理由だと思います。後ろから前へ縄をすくいあげるので、余計に手が上がりやすい軌道なんですよね。

どれだけ経験を積んでも、後ろに回る縄は目で追えません。回して位置を感じることが経験と言ってもいいでしょう。

足に当たれば修正する。その修正が下まで回しきれていないことによるのなら、やっぱり手を下まで動かすことが重要だった、ということです。


「跳んでると手が上がっちゃうな」

このまえのクラブで、いっしょにやってくれている先生がつぶやいてました。

人はジャンプするときに反射的に手を上げてしまうと言います。それ以外にも、体のバランスをとるとき、肩の高さで腕を伸ばすポーズになるのもあるのかもしれません。やじろべえもそうですね。それが自然な動きだとすれば、空中でもバランスをとるために腕を上げてしまうんじゃないかと。

あとは、着地の衝撃が大きいとき。やっぱり、そこでバランスをとろうとして肩や腕が上がる印象もあります。つまり、「跳んでると」というより、「強く着地すると」手が上がっちゃうパターンもあるかな …… と。

左上に「後ろ回し」のタイトル。後ろの字のはらいの部分が後ろ回しの軌道でしの字とつながっている。中央に後ろとびをしている女の子。「下まで回せていない」手の動きに合わせて軌道が足に当たっている。もう1つ、点線で「下まで回す」軌道がちゃんと足の下まで通っている。右側にふきだしで、「かかと着地だと肩や手が上がりやすい?」「後ろが見えないから早めにすくいあげてしまう?」とミニイラスト。そこだけ背景に格子模様。

まずは足の下まで回してみよう

後ろ回しだと、手を後ろへ回しづらくなるタイミングや、縄が見えなくて動きが激しくなる(バランスが必要になる)ことで、手を上げてしまう反射が強くなりやすいとも言えそうです。

人の体は、顔が前にあって前を向いているし、足先も前に伸びています。後ろに進むこともできるけれど、本来は後ろに進まない構造でしょう。むしろ倒れるか、もたれかかるのが後ろ方向の役割。それを抑えながら、手だけは後ろから下まで回す。

後ろ回しって、進まない道を自ら作る動作なんだな、と思います。




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