■ 交差したつもりのあやとび
今回は「あやとびのこと」。
タイトルはネット用語で見たことのある言葉。
何かのマンガの1コマが元ネタなのかな、と思っていたんですが、ネットの掲示板で使われて広まったみたいです。この言い回し、そこまで頻繁に目にするわけでないのに、なわとびがきっかけで何度も思いだして、すっかり頭のすみっこに定着してしまいました。
ポイントは最後の顔文字 >< 。
冒頭の小見出しとセットにしてわかった人もいると思います。そう、あやとびで交差もしないうちに手を戻して開いてしまう様子そっくりなんです。
あやとびの難しさは交差の切りかえにあります。
交差しながら縄を跳びこえるタイミングがつかめないからです。でも、あやとびの「手を閉じて、開いて」のイメージだけはわかっているので、まだ交差もできないうちに腕を開いてしまう。回ってくる縄にあせってしまう心理もあるのでしょう。
あやとびは、前とびができてきたら次にチャレンジしたくなる技の1つです。そういう子は、前とびがまだ楽勝とは言えないことも多々あります。なので、縄を回すことに苦戦しがち。そんな状態で跳ぼうとして跳べないから、
こうですか!? わかりません><
と言ってるように見えて仕方ないんです。シチュエーションまでぴったりハマってるところがもう……。(本来はわざとらしく使う言いかたみたいですが)
そんなわけで、小さい子のあやとびを見てると、このネット用語がフラッシュバックして、頭に刻みこまれてしまったのでした。
この場合、「まずは交差を跳ぶ」のが大切です。
交差状態で縄を跳びこす経験がないから起こる話かな、と思ってます。初めてなわとびする子に、まずは縄を跳びこえる遊びで感覚を知ってもらうのと同じでしょう。わからないから「こうですか!?」状態になってしまうし、それじゃうまくいかないから「わかりません><」の顔になってしまうのです。
あやとびの場合、前とび経験につられる部分もあるのでしょうね。
この話で「前とびしか存在しない世界」と表現しました。前とびしか知らないから、跳ぶとつられて腕を開いてしまうんじゃないかと……。
跳べない子の様子から、いろいろ話が生まれるものです。
>< はすっかりマンガの記号になりましたね。
なんでも手塚治虫作品(1960年代)にすでに見られたとか。昔、全集でいろいろ読みましたが、そんなにあったかな……。「X」を横長にした顔表現は使ってたと思うんですが。
プリキュアシリーズでもよく見る顔です。昔のだと、『ハートキャッチ』はしょっちゅう使ってました。それより前の『5』『5GoGo』を昨年の配信で見たものの、あまり記憶にありません。となると、流行はハトプリの2010年ごろからだったのかな。限られた推測ですが、シリーズものだと追いやすい話かも。
のんきでなごむ顔文字ですけど、できないのが続けば本当に泣き顔になってしまいます。跳べた笑顔でなごめるように、教えてあげたいシーンですね。
