■ 技術だけでなく、意識にも原因があるのかも
今回は「回し方のこと」。
前回、思いついて「おっ」と思った話がありました。
縄がふにゃる原因には、「回している途中でジャンプに意識が行ってしまって、そのぶん、回すのが不十分になる」状態があると思います。
自分なりに新発見でした。書きながら気づいて、初めて納得できた気がします。たぶん、「跳ぶのが早すぎる」とか「手と足が合ってない」のような指摘の大もとには、こういう状態があるのでしょう。
体の動きを表層とするなら、意識が散っている状態は内面の話。体の動きを見ているだけでは、届かない・足りない部分を見つけた気がしました。
「跳べても回しきれない」状態でも同じです。
冬休み前の1週間、学校で子どもと跳んでいると、タイミングが合わない子は跳ぶのが早すぎるパターンが多いことに気づきました。「縄が回ってくるのを待って跳んでみよう」と声をかけたら、跳ぶタイミングが合ってきました。
ところがです。跳べたはいいけど次の縄が回ってきません。回ってくる縄を跳びこすことに意識が行って、回す力が落ちているのです。ここでも、意識という内面の話が、体の動きに現れてきます。
なんだ逆戻りじゃないかと思えそうですが、実は前進しています。合わなかったタイミングを合わせるところまでは、進んでいるのです。
となると、今度は跳びこすときに縄がふにゃらないアドバイス。
理想は回ってくるときも、跳びこすときも、そのあとも、回し続けていれば縄は弱まりません。でも、そこまでいきなり求めるのは早すぎます。まずは、「跳びこしても縄が止まらないようにしよう」くらいで十分かと思います。

こんなふうに、考える余裕を持てると、手と足の動きもつながるのかなと思いました。
跳びこすときだけ縄の流れが一度止まるような形になって、縄の勢いがそこで分断されますが、もう一度回しはじめられるのは大きいです。
「これなら連続でいけそうだねー」なんて言うと、スイッチが入る子もいますね。それまで、うまく連続でつながらなかったのが、できそうになるんです。やる気が出ないわけがありません。
どんな技でも似た部分が見えてきます。
連続2重とびなんかは、挑戦したてのころはひたすら「回す」力を入れまくるイメージです。だからこそ「跳ぶ」タイミングがとれません。なんとかジャンプに意識を向けても、今度は回すのが追いつかなくて、動きがバラバラになります。
「2重とびのあとで前とび」が効果的だと、よく言われています。2重とびのあとで回ってくる縄に、タイミングを合わせないといけない動きです。ここには、縄を回すのに必死だった意識を冷静にさせる効果もあるのかもしれません。
自分なんかも、回す力と跳ぶ力を一体化させるのが苦手です。
今回の話を書きながらSCCC系8連に挑戦してみたら、8回のジャンプを落とさないように気にかけたおかげか、初めてしゃがみこみなしで回しきれました。
回しきれない理由は技術的な部分が大きいと思います。一方で、意識がどんなふうに途切れているのか、それをどうつなげるか考えてみると、良くなるのかなと思いました。