基本的にバドミントン以外のスポーツを避けることのない私ですが、サッカーはそんなに詳しくありません。
(Never one to shy away from sports other than badminton, I admit that I don't know much about soccer.)
日本のサッカーのプロリーグでのJ2からJ1への自動昇格のニュースを見たのですが、入れ替え戦をすることなく、年間の順位での上位2チームは自動昇格するのですね。上位を争うチームの得点経過や試合結果に関係者は悲喜交交という感じでした。
「入れ替え戦」といえば、かつて、このブログでこんな特集を組んでいました。
- 10 pieces of music to grow with
ヒットチャートのベスト10ではなく、自分にとって、これまで聴き続けてきた楽曲での「オールタイムベスト集」でした。
それから10年が経ちましたが、結局、この10作品は今日までずっと聴き続けているので、入れ替え戦のようなことも難しく感じています。
このときのリスト作成の条件・制約は、
・「ナイアガラ系列」と「YMO」は除外して「男性ボーカル」
・リリースから10年以上聴き続けていること
ということでした。
そこから10年後のリスト、ということで選んでみました。
前回と同じ制約を課し、2005年から2015年にリリースされた作品の中から選出。
David Bowie の “Lazarus” や、スピッツの『みなと』は2016年作品なので除外。
以下、オールタイムベストの候補曲として選んだものをざっくりと年代順に。
三日月サンセット (サカナクション) 2007年
YMOつながりはリストから排しているのですが、テクノとかエレクトロニカの系譜になると思われるこのバンドは外せません。気になる曲が数多ある中で、やはり、デビューアルバム収録のこの曲の抑制的なアレンジが後を引く要因でしょうか。くるりにも『三日月』という私の好きな曲があるのですが、岸田氏の書く詞とは全く違うリズム、呼吸で吐き出される山口氏のことばが鮮烈です。
youtu.be
真田記念日 (レキシ) 2007年
「レキシ」は、池田貴史(いけだたかふみ)氏によるソロユニット。コミックソングとかノベルティソングの類いは日本のポップスにも数多あるのですが、これはもう「やられた!」という楽曲。
2007年のファーストアルバムから。
タイトルの「真田記念日」は、「サラダ記念日」の捩りであることは誰にもわかることですが、「レキシ=(日本の)歴史」の中に落とし込んで作品に仕上げてしまう、池田貴史氏の力量に脱帽です。流石、名前に、歴史の「史」が入っているだけありますね。
歌い出しでわかる人にはすぐわかるボーカリストは中村一義さん。
因に、池田氏は、現在活動休止中の100s (百式)にもキーボードで参加していました。中村一義さんとはご近所だったとか。
Parachute (トクマルシューゴ) 2007年
逆輸入アーチストのカテゴリーに入るでしょうか。ムーンライダーズの鈴木慶一さんが激賞していて気になっていたアーチストがトクマルシューゴさん。この曲で完全にハマリました。
2007年の3rdアルバム “Exit” から。
先に海外でヒットしたことでもわかるように、日本語が全くわからない人が聴いても楽しめる気がするリズムとアレンジの妙ですが、歌詞はなかなかシュールで面白いんですよ。こういうのを子どもの頃にたくさん聴いておきたかったと思っています。
First Time High (of Chicago Acoustic Version) (of Montreal & Jon Brion) 2009年
日本でもコアなファンの多いオブ・モントリオールをジョン・ブライオンがプロデュース&リミックスしたEPからの1曲。このアコースティックバージョンがとにかく出色の出来なんです。
ケヴィン・バーンズのソングライティングのセンス、演奏、ボーカルの良さを最大限に引き出したリミックスを手がけたジョン・ブライオンに拍手喝采。最高 of 最高のポップスxロックとなりました。
くちびるモーション (吉井和哉) 2009年
ファンには申し訳ないのですが、イエモンはずっとピンと来てなかった私が「!」となったのが、この吉井和哉ソロ作品。元々はPuffyに提供した曲ということと、セルフカバーしたのもシングルのB面という位置づけなので、多分、吉井サイドの評価もそういうものなんだと思うのですが、これはホントに凄いソングライティングと演奏とボーカルだと思っています。プロデュースはBad Religionなどを手がけたJoe Barresi。ベースに元Jane’s AddictionのChris Chaney、ドラムにDevoやGuns N’ Rosesなど数多くのバンドを渡り歩いてきたJosh Freeseを起用しています。サポートに、当時恐らくThem Crooked Vulturesを組んだばかりのマルチプレーヤーAlain Johannesが参加。凄すぎます。
I like (The Divine Comedy) 2010年
ニール・ハノンのソロプロジェクトである The Divine Comedyのアルバム、Bang Goes the Knighthoodから。このアルバムでは "At the Indie Disco" が人気曲で、その独特のリズム感も捨てがたいのですが、コーラスの女性ボーカルCathy Daveyの貢献も大きいので今回の縛りではスキップ。
「好きなことに理由は要らない」、とはよく言いますが、「どこそこが好き」と具体化できることは大事なんですよ。例えば「左下顎」とかね。
この頃のニールは、ベルセバのStuart Murdoch が手がけたアルバム(&映画)のGod Help the Girl にも参加していたので、そちらも聴いて見て下さいね。
魅惑の唇 (ジャンク・フジヤマ) 2010年
とかく山下達郎や角松敏生との比較をされがちなジャンク・フジヤマのデビュー盤から。
当時私は山口県在住だったのですが、恐らく山口県でジャンク・フジヤマの魅力を発見した最初期のファンの一人だと思っています。当時の同僚に紹介したら、皆ファンになってしまいました。このライブ演奏のドラムは、ジャンク・フジヤマを全国区にしたと仕掛け人とも言える、今は亡き、村上 “ポンタ” 秀一さんです。
私はいつの日か、角松敏生さんとジャンク・フジヤマさんと、平泉光司さん(元benzo)の3人を中心にシュガーベイブの『今日はなんだか』をカバーしてほしいと願っています。その時のベースは伊賀航さん、女性コーラスは寺尾紗穂さんがいいなぁ…。
There's a Starbucks (Where the Starbucks Used to Be) (John Wesley Harding) 2011年
エルヴィス・コステロに声がそっくりなJohn Wesley Hardingも日本では知名度が高くありません。
2000年代に、Chris von Sneidernと共に来日公演をしたときには少しお話させていただいたのも懐かしいです。
このタイトルは「昔あのスタバがあったところに新しくスタバができたんだよ」みたいな意味です。
私が山口市在住だった頃に市内に店舗ができて行列ができていました。県内には既に下関などに店舗があったのになぜ?と思いましたが、「最後の県庁所在地」ということでニュースになったのですね。そんなチェーン店(フランチャイズ)の開店&閉店のあるあるを皮肉っぽく歌った曲。
フォークソングがプロテストソングでもあった時代の息吹、気概を感じさせてくれるのがJWHですね。
Gemini (James Iha) 2012年
スマパン (The Smashing Pumpkins) の音楽的知性担当、ジェームス・イハ (日本名: 井葉 吉伸;いは よしのぶ) のソロ第二弾 “Look To The Sky” から。2008年のソロデビューアルバム “Let It Come Down” がとにかく高い評価を受けていたので、このセカンドは影に隠れがちなのですが、私としてはこちらが断然好きなのです。ギターポップの教科書と言っても過言ではありません。
この後、高橋幸宏さんが手がけたバンド In Phaseのギターでも招集されていたので、YMOつながりの制約にちょっと擦りますが、まあ、大目に見て下さい。
私のJames Iha のイメージは、喩えていえば、映画『ワイルドスピード』のハン (俳優はサン・カン) ですかね。 普段は落ち着いてるけどハンドル握ると、というところが。
一角獣と新しいホライズン (山田稔明) 2013年
何気に大学が同窓の山田稔明さん。ゴメス時代は縁がなかったのですが、ソロになってからの作品はいくつか聴いていました。これは、3rdアルバムの『新しい青の時代』の2曲目を飾る曲。
タイトルは英語教師にはお馴染。懐かしの教科書名の合わせ技ですね(因に、1973年に高校の教科書として世に出て、文学の香りを漂わせていた『一角獣』の方の教科書は、新課程完全実施の今では姿を消してしまいました。『新しいホライズン』の方も、もう中学校用に名前を残すのみです)。
この曲は衝撃的でした。ファンファーレのような煌めく心地よいリフから始まり何も足さない、何も引かない、究極のpop tuneになっています。邦楽のポップスが到達した極北。私のオールタイムベストで、上位10曲を入れ替えるなら、真っ先に候補に上がるだろう曲です。
歌詞も特上。譜割りがこれだけ気持ちの良いものにはそうそう出会えるものではありません。とりわけ二番の冒頭が鳥肌ものです。
この曲の共同アレンジとギターのサポートはYAMACHI (山本英武)さん。良い仕事してます。
リンク先で動画やストリーミングの音源を聴くことができますので、お楽しみ下さい。
本日はこの辺で。
本日のBGMはお休みです。
代わりに、以下、オンラインセミナーのリンクを。
「英語辞書の活用法&現代英語の語法を診る」12月27日(土)14:00 -17:00
講座内容:
英語指導者でなくても受講可能です。
この目的のためにはこの辞書を買え!という辞書の薦めではなく、英和・和英辞典/英英辞典を含めた「自分の持つ辞書の特徴・特長」を知り、その機能をフルに活かすための「活用法」が6割。辞書でもまだ対応が不十分な現代英語の語法やその変化での留意点が4割位の内容です。
「辞書の活用法」では最近普及しつつある「アプリ辞書」を主として取り上げ、画面共有でアプリ操作を実演で解説します。
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英語学習&教育セミナー:名詞句を中心とした英語の 「チャンク」の捉え方・学び方と「四角化ドリル」の活用法
12月28日(日) 13:00-16:30
講座内容:
英語指導者でなくても受講可能です。
英語の名詞句の理解と定着は、英文法の全体像を理解するためにも重要です。
学習者も指導者も、とかく「問題演習」と称して、「英文」の空所補充や並べ替えで「ひとつの文」を完成させることに躍起になりがちですが、その前段階の文未満の単位である「チャンク」、とりわけ「名詞句」に着目し、段階的なドリルを積みあげる上での表現の取捨選択の背景、記号付けの手順などをお話しします。
・なぜ「チャンク」?
・なぜ「名詞句」?
・なぜ「四角化」?
・文未満の単位から文へ
・文を超えた「つながりとまとまり」から文へ
講師の松井による学校採択教材『チャンクで積み上げ英作文』(三省堂)の執筆の背景となる理念や使用上の注意点、また四角化ドリルに至る、またそこから展開する教室内外での実践についてもこの機会にお話しします。
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指導者対象 英文ライティング指導法セミナー:表現と論理〜入試問題&過去問教材とのつきあい方
12月30日(火) 13:00 – 16:30講座内容:
指導者対象です。
高校の英語科目や教科書の持つ根本的な問題と入試を見据えて英文ライティングの指導法を共有するセミナーです。
入試問題も取り上げますが、「入試問題の和文英訳、英文ライティングの出題そのものの適否を指導者が考察する必要性」を訴えることが主眼です。
単純な入試問題の解法講座ではありませんので、ミスマッチをさけるためにも、こちらの注意書きをよくお読みください。
高校段階では「和文英訳」にしても、お題に基づく「自由英作文」にしても「志望校の過去問を解かせて添削」に、中学段階でも「英検の過去問を解かせて添削」が「ライティングの指導法」のように思われがちですが、お題の選択から指導者が関わっていない場合には、適切で効果的なフィードバックを与えることが難しく、学習効果が上がり難くなります。特に「和文英訳」では、巷に蔓延る、かなり雑な「和文和訳」の処理をしてから英訳に取り掛かるアプローチが、折角の学習者の英語力の向上を阻害しかねない事例も目にしています。
「和文英訳」であれ「お題作文」であれ、「エイブン」ではなく「英文」であることが求められるわけですから、この二つに通底しているはずの「ライティング力」を実践例を通じて浮かび上がらせたいと思います。
生成AI支援では行き届かない、人間のライティング教師ならではの、関わり方に関しても実践例を紹介し、知見を共有したいと思います。
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