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仲代達矢逝去。
まさに「巨星墜つ」。
自分がNYTで訃報を知ったことにも少なからずショック。

元記事をギフトでシェア
www.nytimes.com

国外のメディアでの扱われ方は当然といえば当然ですが、多くが「作品」を通しての、「俳優・仲代達矢」を称賛するもの。

variety.com

www.news18.com

映画の名シーンを引き合いに出す人も多いです。

こちらの英のガーディアンの記事では最後の方にちょっとだけ「無名塾」の話題が。

www.theguardian.com

個人的には、無名塾を立ち上げ素晴らしい俳優を生み出し、育て、鍛えてくれたことにただただ感謝です。

news.ntv.co.jp

あらためて合掌。

さて、
出講先の高校で拙著『チャンクで積み上げ英作文』のStandard篇を使って授業をしています。
このStandard篇は、もともとは私が高校の2、3年生を想定して作ったドリル教材をもとにして作成したものなのですが、一般的な文法教材ではチャンクで示され難いものや、単語集の類いでは含まれ難いかなり長いチャンクも含んでいます。

四角化ドリル13より
12. あなたが一番だと思う名医 the doctor who you believe is the best
13. 皆がその仕事に適任だと思う人 the person everyone finds is fit for the job
14. 選んでおけばよかったと思う選択肢 the option I wish I had chosen

四角化ドリル 23より
5. あなたが正しいと思うこと what you believe is right

四角化ドリル24より
15. 彼の無実を証明すると彼らが思うものによれば
according to what they believe would prove his innocence

これらは、所謂「連鎖関係詞」での扱いとしてのチャンクを収録したもの。最近は学参でも「連鎖」を扱うものが増えた印象ですが、webで英文法を解説しているサイトや動画の中には、ドリル13での12,13やドリル23の5、ドリル24の15のように時制を持った動詞が連続するものだけを「連鎖」としているものもあるので困ったものだなと…。
用語を適切に扱うためにも、英語そのものの適切的確な理解が必要、ということを強く訴えておきます。

ニュースの英語で実例を見ておきましょう。

合掌。
報道文の一文凝縮。
主語の固有名詞の前置の限定句部分は無冠詞。固有名詞に続くカンマの挿入節が非制限的用法の関係詞代名詞。理由のbecause ofに続くwhatのチャンクが所謂「連鎖」。saidに続くthatのないthat節中の主語となるべきものからの括りだし。伝達や認識に関わる動詞型の確認が肝。

元ツイの英文はこちら。

Dodgers reliever Alex Vesia, who missed the World Series because of what the team said at the time was a "deeply personal family matter," said on Friday his daughter, Sterling, died on Oct. 26.

副詞句の “at the time” が挟まったくらいで理解に支障はないですよね。

連鎖好きの方へ
… is leaving his job as head of the U.S. Southern Command, which oversees all operations in Central and South America, even as the Pentagon has rapidly built up some 10,000 forces in the region in what it says is a major counterdrug and counterterrorism mission.

元記事へはこちらから。

www.nytimes.com

記事本文
What they thought was a standard kitten grew into a strikingly large, majestic cat now known as their "house panther"—and captivated a wide audience from a TikTok video.
主語となるwhatでの連鎖。knownは後置修飾。時系列順なら動詞は過去形でOK。前置詞はintoとfromを確認。

この英文の中では、fromの用法も要確認。

特にfromの生息域はソーシャルメディアで動画が当たり前の時代になったここ数年で拡大。
from a YouTube/TikTok video
の前に来る動詞表現を少し意識して観察してみてくださいね。
originate/stem/take/grabなど由来・火元・ソース
see/know/learn/find (out)/discoverなどの知覚
だけではないので
https://x.com/tmrowing/status/1950284553580667006/quotes

次はwhatではなく名詞句を括り出したチャンクでの実例。

ギフトで記事本文から。
At least four of the nine justices would have needed to vote to hear Ms. Davis’s case and revisit the marriage precedent, a major step that many legal experts had said they were not expecting the court to take.

a major step以降を丁寧に。
この英文に関しては、補足の引用RTもしていたのですが、ほぼほぼスルーされていました。

関係代名詞の指導も、2文連結に終始するのではなく、チャンクでの把握ができるところまで持っていった方がいいと思っています。
所謂「連鎖」も、主格だけでなく、さまざまな位置からの括り出しに対応できることが大事。takeの後ろが足あとだけど、expectにthat 節を取らせない工夫に大きく頷くもの。

NYTの元記事はこちらから。

www.nytimes.com

同格の名詞節やその代替表現の扱いも、類書のないくらいにはバラエティ豊かなチャンクを収録配置しています。

四角化ドリル25より
12. 被害者は自然死であるという思い込み
a false assumption that the victim died a natural death
14. 犬を飼うのが健康に良いという証拠
evidence that owning a dog is good for your health
15. 試合は延期すべきかどうかという疑問
the question whether the game should be put off

名詞の可算不可算だけでなく、同格となる名詞節の中身との整合を考えています。
15. のwhetherに関しては、実態でいえば、前置詞ofを使う方が高頻度だと思いますが、ここでは同格のthat節との対比で1例のみ収録しています。
「解答・解説編」では、「前置詞のof なしでも使われる」という注記を加えています。「も」が大事。
以下、オンラインコーパス等のデータを。

Ngram Viewerで直接whether、ofつき、as to つきの比較

COCAで 直接whether、of、as to の比較


同格のthat節が使えない、または通例は使わない名詞でのチャンクも収録。
“a situation where SV” のチャンクは既に関係副詞のドリル15で扱っています。

四角化ドリル26より
5. 「この線の内側にいなさい」というホームの掲示
a sign on the platform reading “Stay Behind This Line”
12. 地震が津波を引き起こす仕組みを説明する記事
an article explaining how earthquakes can cause tsunamis

この他のチャンクも、進行形に対応しない動詞の -ing形も確認できるように精選しています。

所謂「同格のof」でのチャンクも豊富に収録。

四角化ドリル27より
7. あなたが自作の曲を歌っている動画
a video of you playing an original song
10. 主人公が母親に会うために長旅をする物語
the story of a hero traveling long distances to see his mother
11. 客室乗務員としての彼女の勤務経験
her experience of working as a flight attendant
12. 人は見かけによらないという好例
a good example of how appearances are deceptive

このうち、11. の “experience” に関しては、後続の動詞が “work” の環境では、ofなしの “working” で使われることの方が多いと思います。その場合には、動名詞ではなく現在分詞として見るのか、というのは悩ましいところ。

COCAで比較

NOWで比較

『チャンクで積み上げ…』では、基本的に、私自身の言語感覚でチャンクを選んでいますが、その後実際の教材として世に出す前に、このようなデータに照らして検討し、そのユニットやドリルの「ねらい」、そのドリル内での他のチャンクとの対比などを考えて最終的な収録を決めています。
所謂「英語ネイティブ」によるチェックも受けていますが、それだけで修正や差し替えをした例は 殆どないと思います。

学校採択専用教材なので、一般書店には並びません。
類書が(殆ど)ないものですので、中高(大?)の現場で英語を教えていて、まだご覧になったことのない方は、三省堂までお問い合わせを。

Basic篇
tb.sanseido-publ.co.jp

Standard篇
tb.sanseido-publ.co.jp

本日はこの辺で。
本日のBGM: スタンダード・ナンバー (南 佳孝)

open.spotify.com




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