本年、101回目の投稿になります。
年内、後何回更新できるかわかりませんが、いい年だったなと思えるよう日々を丁寧に生き、美しいものを愛で、旨い酒を味わいたいものです。
年越し、新春用に準備した日本酒はこちら。
似てるけど違いますからね。
さて、今日も今日とて「気になる」ことはあるわけでして、
- <比較級 and 比較級>
などという括られ方をすることが多い、英語の言い回しを取り上げようと思います。
各種学参・問題集で扱われている例文を確認していきます。
主に高校生を対象とした英語の参考書で、冠に「コーパス」とついたこちら、
- 『コーパスクラウン総合英語』(三省堂、2022年)
では、「比較級 and 比較級」の項目(p.286)で、
Gas prices are getting higher and higher.
ガソリン価格が、どんどん高くなっている。
I became more and more interested in American history.
私はますますアメリカ史に興味を持つようになってきた。
The sound of footsteps is getting closer and closer.
足音がますます近づいてきている。
More and more students are using smartphones these days.
最近ではスマホを使う生徒がますます多くなってきている。
The traditional method is getting less and less effective.
伝統的なやり方はますます効果が薄れてきている。
という例を示しています。同書では進行形の用法のうち「ある状態に変化している最中・途中であること」(p. 69) を表すものとして
His performance is getting better.
彼の演奏はよくなってきている。
Your breakfast is getting cold.
朝ごはんが冷めてしまうよ。
という用例を示しているのですが、動詞の特性や上述の比較級の用法との関連は書かれていません。
- 『アルティメット総合英語』(啓林館、第2版、2022年)
では、「比較級を使った構文」(p.336) として
It’s getting hotter and hotter.
だんだん暑くなってきている。
She is becoming more and more popular.
彼女はますます人気者になってきている。
More and more people are using the mobile devices in the world.
世界中でますます多くの人たちがモバイル機器を使っている。
Following fashion is becoming less and less important to me.
流行を追うことは私にとってますます重要ではなくなってきている。
という例を示しています。
同書では、「進行形の注意すべき用法」(pp.81-82)の、「become, get, grow などの『〜になる』という状態の変化を表す動詞を進行形にすると…」という件で、
The leaves are becoming yellow.
葉が黄色になってきている。
の例をあげていますが、比較級の用例はなし。
杉山忠一先生の『英文法詳解』(学研、初版1998年、新装版2022年)では、「比較級を含むその他の注意すべき語句・成句」の項目で、「比較級+and+比較級」(だんだん〜)(pp.544-545)を取り上げ、
It grew darker and darker. だんだん暗くなった。
The road got worse and worse. 道はだんだんひどくなった。
という例を示していますが、進行形の用例はなし。
俗に言う『安藤本』、安藤貞雄『現代英文法講義』(開拓社、2005年)では、「漸層比較級」(p.571)という項目を立て、
(1) The road got worse and worse. (道は次第に悪くなった)
(2) I’m getting fatter and fatter. (私はだんだん太ってきた)
(3) We’re going more and more slowly. (私たちはだんだんゆっくり進んでいる)
という例を示しています。進行形と単純形の両方を扱っているのに、時制や相に関する解説や注記はありません。『安藤本』では、進行形の「推移的特徴」(p.125)で、
Good food is costing more since devaluation. (Leech 1987)
平価切り下げ以来、よい食品は次第に高くつくようになってきた
というLeechのMeaning and the English Verbsの第二版からの引用を示しています。
古い学参だと
- 『ロイヤル英文法』(旺文社、2000年)
では「比較級+and+比較級」(p.371)で
Our world is getting smaller and smaller.
我々の世界はますます狭くなってきている
という1例を示すのみ。解説はなし。
- 『クラウン受験英語辞典』(三省堂、2000年)
では、moreの項目で「more and more ますます」を取りあげ、
Introducing is an experience that you will be having more and more frequently.
紹介という行為はこれからますます頻繁に経験することである。
ここアメリカでも、いろいろな大学で国際学部作られ、その入学者数は毎年増加している。
Here in America, various universities have established international studies departments, in which more and more students enroll.
という2例を示していますが、時制や相への言及はなし。
- 『ランドマーク』(啓林館、1994年)
では、比較の章で(p.344)
I’m getting fatter and fatter.
私はだんだん太ってきている。
He wanted more and more.
彼はほしいものがどんどん増えた。
という進行形と単純形の例があるのですが、用例と和訳だけで解説が全くありません。
- 江川泰一郎『英文法解説』(金子書房、改訂三版、1991年)
では、「慣用句」として(p.176)、
As time went on, he grew more and more (= increasingly) uneasy about the future.
時がたつにつれて、将来のことがますます不安になった
という例を示すのみで、解説はなし。一方で、進行形(進行相)の「参考」の項目(p.230)に、次のような説明と用例があります。
比較級などを伴って「だんだん、次第に」という進行をあらわすこともある。
She is resembling her mother more and more as she grows older.
年を取るにつれて、彼女はだんだん母親に似てきた。
翻訳書ですが、
- ロナート・デクラーク『現代英文法総論』(開拓社、1994年)
では、「比較級+and+比較級」(p.472)で、
漸増あるいは漸減を表すには、「比較級+ and +比較級」」とする。
The balloon is getting bigger and bigger.
We’re progressing more and more slowly.
His behaviour is becoming less and less acceptable.
The kite rose higher and higher.
と用例を示していますが、英文用例のみで、その和訳も解説もなし。その一方で、進行相(継続相)の項目(p.233)では
徐々に進む過程(の始まり)を表す場合
He is resembling his grandmother more and more as he is getting older. (=become like)
Petrol is costing more since the beginning of the month.
The colour of your skin is again mattering more these days. (=become more important)
という有益な例を示しています。こちらも残念ながら、和訳も解説もなし。
次に、問題集の扱いを見てみましょう。
問題文ではなく、正答となる英文を示します。
- 『ヴィンテージ』(いいずな書店、第3版、2018年、pp.152-153)
年がいくと、だんだん骨がもろくなるらしい。
They say our bones get weaker and weaker as we get older.
ここでは問題の解答の下に「重要表現」として<比較級+and+比較級>が「どんどん/ますます/次第に」を意味することが記されていますが、肝心の「比較」の項目では該当する用例を含む問題は収録されず。この辺が、頻出問題集の限界ですね。テストで出たものしか学ば(べ)なくなります。
最新の入試問題を謳う、
- 『アップグレード』(数研出版、四訂版、2023年)
では「比較の熟語的表現」(pp.176-177)として
地球の将来を心配する人がますます増えるだろう。
More and more people will be concerned about the future of the earth.
The database is getting larger and larger.
データベースがますます大きくなっている。
という例が示されていますが、時制・相に関する解説等は一切ありません。
この表現は、やはり「進行形」と「単純形」の選択で注意するべきポイントがあるように思います。
私自身の心構えですが、
漸増漸減の意味で、
- 進行形を選択する場合で、変化推移の動詞を使う場合には比較級は一つでも可。比較級含意動詞の場合はそれ自体を進行形にすることでも、漸増漸減の意味を表すことが出来る。変化推移を表す動詞の進行形で、比較級を足すと漸増の強調となる。
- 単純形を選択する場合、比較級一つだけだと、単なる段階の変化と解釈される畏れがあるので、比較級を足すことで「段々;どんどん;ますます」の意味を明確にする。
という認識で表現を選択しています。
ソーシャルメディアの英語ニュースから実例を拾っていきましょう。
次のツイートが、私の授業での平常運転での説明と言えるでしょうか。
「現在進行形」の肝がわかる見出し。
get +比較級は変化。言ってみれば「階段を一段」。is gettingの進行形で「始まりと終わりを設定しその途中」で推移漸増。その足し算でis getting +比較級は「段々」。比較級含意動詞rise の現在分詞rising も推移で上昇中。対応する進行形are handlingも対処中。「現在進行形」の肝がわかる見出し。
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2022年3月8日
get +比較級は変化。言ってみれば「階段を一段」。is gettingの進行形で「始まりと終わりを設定しその途中」で推移漸増。その足し算でis getting +比較級は「段々」。比較級含意動詞rise の現在分詞rising も推移で上昇中。対応する進行形are handlingも対処中。 https://t.co/s37wzycbxr
元ツイの英語。
Is your commute getting more expensive? Or are you avoiding the pinch? We're interested in hearing how you and your family are handling the rising gas prices.
通勤費が嵩んでいっていますか?それとも値上げの影響を避けていますか?上がり続けるガソリン価格に対して、あなたやご家族がどのように対処しているかをお聞きしたいです。
ここでの「ガソリン価格の上昇」は明らかに「持続継続的なもの」ですから、比較級一つでも、getの進行形で「漸増」を表す例となっています。
「警鐘を鳴らす」warnは現在完了「今へと至る余波・波紋」にぴったりの状況。that節に相当する伝達部には進行形+比較級で「マシマシ」。withの付帯状況では、分詞から派生した副詞increasingly
が、比例に対応。aroundは「周囲・拡散」を含意。ここでは全方位?特定?詳しくは、本文を読まないとね。「警鐘を鳴らす」warnは現在完了「今へと至る余波・波紋」にぴったりの状況。that節に相当する伝達部には進行形+比較級で「マシマシ」。withの付帯状況では、分詞から派生した副詞increasingly
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2020年7月2日
が、比例に対応。aroundは「周囲・拡散」を含意。ここでは全方位?特定?詳しくは、本文を読まないとね。 https://t.co/ChxEnK5QK2
元ツイの英語
Former prime minister John Howard has warned China is becoming more authoritarian under President Xi Jinping’s leadership, with Beijing increasingly determined to “throw its weight around” the Asia-Pacific region.
ジョン・ハワード元首相は、中国は習近平国家主席の指導の下でますます権威主義的になっており、北京はアジア太平洋地域で「影響力を行使する」決意を強めていると警告した。
ここでも、becomeの進行形でエスカレーターのような推移を表しますから、比較級ひとつで「漸増」となります。
twitter見出しと写真のキャプション(通例は記事本文の見出し)の英語表現の比較が重要。この例では、後者が記事の主題を表すには不正確。
getなど変化を表す動詞の進行形はそれ自体で推移、グラデーションを表すので、比較級1つでも十分に「どんどん;ますます」の意を表すことが出来ることを確認。twitter見出しと写真のキャプション(通例は記事本文の見出し)の英語表現の比較が重要。この例では、後者が記事の主題を表すには不正確。
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年11月24日
getなど変化を表す動詞の進行形はそれ自体で推移、グラデーションを表すので、比較級1つでも十分に「どんどん;ますます」の意を表すことが出来ることを確認。 https://t.co/nBEXfW3AUm
元ツイの英語。
Some chimpanzee communities may be getting more technologically advanced over time thanks to cultural knowledge transmitted between groups by migrating females
チンパンジーのコミュニティによっては、メスが群れと群れの間を移動することによって伝達される文化的知識のおかげで、時間の経過に比例して技術的にますます進歩している可能性がある。
基準時制は過去。peace talks「和平交渉」は常に複数形。
ソナーを打つ「打診」の文脈での動詞soundではなく、聴覚的形容だったものが印象評価で使われている例。Sounds like a good idea.ならお馴染みの筈。比較級のmore realistic + 進行形で「だんだんと現実味を帯びてきている」という漸増変化。基準時制は過去。peace talks「和平交渉」は常に複数形。
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2022年3月16日
ソナーを打つ「打診」の文脈での動詞soundではなく、聴覚的形容だったものが印象評価で使われている例。Sounds like a good idea.ならお馴染みの筈。比較級のmore realistic + 進行形で「だんだんと現実味を帯びてきている」という漸増変化。 https://t.co/TptVQwx1HS
元ツイの英語。
Ukrainian President Volodymyr Zelensky said peace talks with Russia were sounding more realistic, but more time was needed.
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアとの和平交渉はより一層現実的になってきているが、さらに時間が必要だと述べた。
ここが整理できていないと、「比較級含意の動詞」が進行形になったり、主語や目的語が複数形だったりしたときの「解像度」に影響します。
私が授業でよく言う「比較級含意動詞」の一つgain。
進行形で用いて「漸増」を表すことができます。thatでの後置修飾が長いですが、isは目立つ(?)ので大丈夫でしょう。
この見出しではイントロは前置詞amidで始まる副詞句ですが、widespreadがあるおかげで「漸増」への伏線は機能していますね。私が授業でよく言う「比較級含意動詞」の一つgain。
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2020年6月20日
進行形で用いて「漸増」を表すことができます。thatでの後置修飾が長いですが、isは目立つ(?)ので大丈夫でしょう。
この見出しではイントロは前置詞amidで始まる副詞句ですが、widespreadがあるおかげで「漸増」への伏線は機能していますね。 https://t.co/seeLzH79D8
元ツイの英語
Amid the widespread protests and anger over police brutality, an iPhone shortcut that allows users to automatically record their interactions with the police is gaining popularity
警察の暴力に対する抗議と怒りが拡大する中、ユーザーが警察とのやり取りを自動的に記録できるiPhoneのショートカットが人気を集めている。
単純な進行形ではない例でも「漸増」になることがあるので、丁寧な処理が必要です。
#asの前景後景
#現実味のcould の2連発。
第1文は後景のas節は現在形で「比較級含意動詞」のmultiply。前景の主節は動詞startの進行形と比較級のmoreの合体。「一段」のグラデーションか「一段、また一段」の漸増かを丁寧に。第二文は手段のByのイントロから主節の比較級。That shiftで先行文脈要約。#asの前景後景 #現実味のcould の2連発。
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2022年11月15日
第1文は後景のas節は現在形で「比較級含意動詞」のmultiply。前景の主節は動詞startの進行形と比較級のmoreの合体。「一段」のグラデーションか「一段、また一段」の漸増かを丁寧に。第二文は手段のByのイントロから主節の比較級。That shiftで先行文脈要約。 https://t.co/WrZvV48mi2
元ツイの英語
Japan is starting to rely more on its own military as threats multiply in the region. By asserting its own power, Japan could become less a military protectorate of the U.S. and more an equal partner. That shift could alter the balance of power in Asia.
地域における脅威が増大する中、日本は自国の軍事力にますます依存し始めている。日本が自らの力を主張することで、米国の軍事的保護国という立場から、対等なパートナーという立場へと日本は変貌する可能性がある。この変化はアジアの勢力バランスを変える可能性がある。
比較級の代わりに、副詞が推移・漸増を担う例。
比較的近年見聞きすることの増えた印象の
(be) growing increasingly +形容詞 での漸増の表現。 growそのものが比較級含意の動詞なので、その進行形はグラデーションを表せるので、increasinglyと一緒では冗長。どっちを採るか?
(be) growing anxious よりは
(be) increasingly anxious でしょうね。比較的近年見聞きすることの増えた印象の
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年6月19日
(be) growing increasingly +形容詞 での漸増の表現。 growそのものが比較級含意の動詞なので、その進行形はグラデーションを表せるので、increasinglyと一緒では冗長。どっちを採るか?
(be) growing anxious よりは
(be) increasingly anxious でしょうね。 https://t.co/tR8liQkVw4
元ツイの英語
NYC Council leaders are growing increasingly anxious that this year’s municipal budget will be late as negotiations with Mayor Adams have grounded to an “intractable” halt on a number of key issues
ニューヨーク市議会のリーダーたちは、アダムス市長との交渉がいくつかの重要な問題で「解決不可能な」停滞に陥っているため、今年の市予算が遅れるのではないかとますます不安を募らせている。
このようなことを普段から呟いているので、次のような投稿になるわけです。
ここで「要注意」と書いたこの事例も、教材や辞書で関連の文法項目と語彙項目が整理されていないので、学習者だけでなく、英語教育に携わる方にもなかなか理解してもらえないことの一つとなっています。
ここで「要注意」と書いたこの事例も、教材や辞書で関連の文法項目と語彙項目が整理されていないので、学習者だけでなく、英語教育に携わる方にもなかなか理解してもらえないことの一つとなっています。 https://t.co/hCxPdH49Kn
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年12月23日
元ツイはこちら。
写真のキャプションの Earth is warming faster.は要注意。warmは比較級含意動詞。変化を表す動詞の進行形+比較級はひとつだけでも「グラデーション」で漸増漸減の「段々」を表すことを確認。見出しでは even worse than it used toで評価の上乗せの「一段」。詳細は記事本文で確認するしかないかな。
写真のキャプションの Earth is warming faster.は要注意。warmは比較級含意動詞。変化を表す動詞の進行形+比較級はひとつだけでも「グラデーション」で漸増漸減の「段々」を表すことを確認。見出しでは even worse than it used toで評価の上乗せの「一段」。詳細は記事本文で確認するしかないかな。 https://t.co/mLBdiS7oth
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年12月21日
その元ツイの英語
Both the speed of climate change and the workings of the climate might be changing. The future might look even worse than it used to
記事本文見出しの英語
Earth is warming faster. Scientists are closing in on why
この辺、痒くないですか?
辞書の扱いをちょっと見ておきましょうか。
物書堂のアプリ辞書で用例検索をした結果から抜粋。
単純形で比較級 and 比較級と重ねる例も収録されていますし、進行形で比較級が一つの例も収録されていることがわかるでしょう。
日々の運用はもちろん、学習でも指導でも評価でも柔軟な対応が必要かと。
「入試では…」などという受験生や指導者もいるかもしれませんが、その入試でも、<進行形+比較級1つ>で「漸増」を表す英語が実際に使われています。
In the United States, by the end of the nineteenth century important natural resources were increasingly being wasted, and great damage had already been done. Many farms could no longer provide normal-sized food crops, and some grasslands had ceased to produce enough grass for livestock. Large forests had been thoughtlessly cut down for timber and not replanted, leaving bare hillsides, where water from heavy rains then cut ugly gullies. As forests became fewer, many kinds of animals lost their homes and food supplies, and great numbers died. Dust storms were becoming more frequent.
アメリカ合衆国では、19世紀の終わりまでに重要な天然資源がますます浪費され、大きな損害がすでに発生していました。多くの農場はもはや通常のサイズの食料作物を提供できず、一部の草原は家畜のために十分な草を生産することをやめていました。大きな森林は無思慮に伐採され、再植林されることなく、裸の丘が残され、そこでは豪雨の水が醜い谷を切り開いていました。森林が減少するにつれて、多くの動物の種類が住処と食料供給を失い、大量の動物が死にました。砂嵐はますます頻繁になっていました。
最終文の主語が無冠詞複数形であることも確認して下さい。
In Japan by the 1980s, family size was growing smaller and relationships with aunts, uncles, cousins, grandparents, neighbors, and friends were growing more distant. Therefore, the lessons that could be learned in kindergarten were considered to be very valuable. For example, a large class size and the opportunity for children to experience conflict with one another were important ways for kindergartens to teach the traditional Japanese belief in the importance of not the individual but the group. Thus, kindergartens were considered to be more a means of teaching traditional Japanese beliefs than of making cultural change.
日本では、1980年代までに、家族の人数がどんどん少なくなり、叔父、叔母、いとこ、祖父母、隣人、友人との関係もますます遠くなっていた。そのため、幼稚園で学べることは非常に貴重だと考えられていた。例えば、クラスの人数が多く、子ども同士が衝突する機会が多いことは、個人ではなく集団が大切であるという日本の伝統的な考えを幼稚園が教える重要な方法であった。このように、幼稚園は文化的な変化をもたらすというよりも、日本の伝統的な信念を教える手段であると考えられていた。
冒頭の一文で、2つの (be) growing 比較級がありますが、両方とも「漸減」「漸増」のグラデーション=段々を表しています。「比較級 and 比較級」という呪文だけではダメだ、というのが分かってもらえるのではないでしょうか。
最後にCOCAでの検索結果を載せておきます。
動詞はget/become/turnで検索しています。
COCAでmore and moreで単純形
more and moreで進行形
進行形でmore一つ
![]()
単純形でmore 一つ
![]()
最後の単純形でmore一つという環境は、単に「一段」の変化に(も)対応しますので、ヒット数自体で、何か結論めいたことは言えませんが、
- 比較級 and 比較級
という呪文だけで全てをわかったつもりになるなんて、傲慢ですよ。
生成系AIが急速に発達進化しつつあるといわれる中、授業や教材、辞書、そしてテストで扱う英語表現を人の目で、耳で、頭で、そして心で精査する必要性はますます増えているのではないでしょうか?
本日はこの辺で。
本日のBGM: My ever changing moods---Extended version (The Style Council)






