出講先の私学での定期試験の採点祭り(&成績提出)と、オンラインでの個別指導のフィードバックが重なったりして、なかなかブログの更新ができていませんでした。
その前後で、所謂「著者献本」をいただいていて、それを読む時間を捻出するのもなかなか…。
10月上旬で、こちらを倉林秀男先生より。
倉林秀男先生より恵投賜りました。
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年10月11日
これは勉強になります。
ありがとうございます。 pic.twitter.com/ZNYc5P14wz
読了は月末。
ようやく全編読ませていただきました。
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年10月23日
犬耳だらけです。
ありがとうございます。 https://t.co/Yx2U7mJchw pic.twitter.com/ibPXud9Jfh
繰る頁、繰る頁「犬耳」だらけです。アメリカで今まさに使われている表現を体感できる一冊だと思いました。ありがとうございます。
戸澤全崇先生からは、その更に前の9月末に送っていただいておりました。
戸澤全崇先生よりご恵投賜りました。
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年9月30日
『英文法の展望台 全体像をつかむ英語上達トレーニング』(くろしお出版)
ありがとうございます。
じっくり読ませていただきます。 pic.twitter.com/r80VVjZGgq
これも意欲作で読了には時間がかかり、なんと11月の頭まで。
ようやく読み終えました。
付箋がたくさん。
私のアプローチや考え方と異なる部分はいくつかありますが、言語事実を適切に捉えてその全体像を記述し、瑣末な分類主義に陥ることなく、メインの記述と補足解説との按配(塩梅)の良い、良い本だと思います。ようやく読み終えました。
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年11月2日
付箋がたくさん。
私のアプローチや考え方と異なる部分はいくつかありますが、言語事実を適切に捉えてその全体像を記述し、瑣末な分類主義に陥ることなく、メインの記述と補足解説との按配(塩梅)の良い、良い本だと思います。 https://t.co/IAb9s9iChG pic.twitter.com/3QDTBa0sqK
ツイッターで書いた通りの感想です。ありがとうございました。
そして、その戸澤本読了のタイミングで届いたのがこちら。
森田修氏より。
著者のお一人の森田修さんより御恵投賜りました。 pic.twitter.com/uQACGNhm7l
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年11月2日
この本に関しては、既にツイッターで「北烏山編集室」さんによって、的確な評がなされていました。
ここからの12連投を是非
ご恵贈いただいた本。山本史郎先生と森田修さんの『増補改訂版 英語力を鍛えたいなら、あえて訳す!』(アスク)。「増補改訂版」とあるとおり、この本は2011年に日本経済新聞社から刊行された本をアップデートしたものだ。1/n pic.twitter.com/KpeyjDOcm1
— 北烏山編集室 (@kkyeditors) 2024年11月1日
私が特に「いいね」をつけたかったのは、「38 『具体例』を想像する」(pp.172-175)
この本では、英語を日本語に訳す、という場合の対処・処理で
- ここ、実は痒かったりしませんか?
という指摘をしてくれているのですが、裏返せば、私の専門でもある「英文ライティング」にも当てはまることで、ただword for word で言葉を移し替えるのではなく、その言葉の生息域で捉えなおして、
- 誰が、誰に対して、どこで、いつ、どうして、どんな風にその話しをしているのか?
と自問自答して英訳することの重要性をあらためて認識させてくれます。ありがとうございます。
今、出講先の高3の和文英訳では、某大の過去問で、鶴見俊輔の初期の論考を扱っていますが、あの問題も、生息域で捉えなおして具体的な言葉を補って英訳することが望ましい格好の例だと思っています。
某大のようなメジャーどころの過去問は、受験産業・教育産業が対策をしてくれるので、そういったものにも目を通してはいます。
ただ、ある助言には目がテンになりました。ツイッターでも投稿しています。
faithの語義と実感。
結局my faithとかyour faithという単独の姿ではなく、その生息域で見ないとダメ。your faith だと「あなたの信仰」の意味になるから、「信念」を表す文脈では使わないように、なんていう助言はいかがなものかと。Oxfordの類語辞典ではグループリーダーですから。faithの語義と実感。
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年11月6日
結局my faithとかyour faithという単独の姿ではなく、その生息域で見ないとダメ。your faith だと「あなたの信仰」の意味になるから、「信念」を表す文脈では使わないように、なんていう助言はいかがなものかと。Oxfordの類語辞典ではグループリーダーですから。#何かみた pic.twitter.com/m43E1YReBk
辞書の引用はこちらでは繰り返しませんので、ツイッターでご覧下さい。
これに関連して、faithが使われている動画の投稿の引用RTしていました。
この動画の冒頭で出てくるI still have faith in America.のfaith も、日本語で言えば「信仰」ではなく「信頼」に近いでしょう。
この一例も、生息域で語義を捉えることの重要性を物語ります。
とまれ、この動画は必見。政治的信条の合わない人も、英語の学びどころは複数あるので確認してください。この動画の冒頭で出てくるI still have faith in America.のfaith も、日本語で言えば「信仰」ではなく「信頼」に近いでしょう。
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年11月6日
この一例も、生息域で語義を捉えることの重要性を物語ります。
とまれ、この動画は必見。政治的信条の合わない人も、英語の学びどころは複数あるので確認してください。 https://t.co/oFZoQucwEG
この動画を取り上げたのは、米国の大統領選の結果を受けての、Robert Reich氏の投稿を未明から読んでいたからなんですが、その前にこちらの投稿の前置詞fromの使われ方を取り上げておかねば。
締切間近!
videoは可算扱い。名詞(=A) from the moment SV(=B)での後置修飾の前置詞fromを確認。「Bした瞬間のA」。Aに来る名詞はfootage/video/film/pictureなどの映像記録、momentに続くBはof+ 名詞も多い。
「Bした時からずっと」という継続ではなく、その瞬間を切り取る表現であることに注意。締切間近!
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年11月6日
videoは可算扱い。名詞(=A) from the moment SV(=B)での後置修飾の前置詞fromを確認。「Bした瞬間のA」。Aに来る名詞はfootage/video/film/pictureなどの映像記録、momentに続くBはof+ 名詞も多い。
「Bした時からずっと」という継続ではなく、その瞬間を切り取る表現であることに注意。 https://t.co/mfNopgT9Zf
この類例として、次の動画とそのツイートを取り上げたのでした。
この動画のキャプションで出る
A warning from 1994
のfromも同じ語感。この動画のキャプションで出る
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年11月6日
A warning from 1994
のfromも同じ語感。 https://t.co/2H0uKsTlvO
別記事別媒体ですが、名詞の後置修飾でのfromの類例も。
fromの類例。 https://t.co/e3k5pZ4zu2
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年11月7日
この名詞の後置修飾の用法は、比較的新しく、まだ辞書では用例として採録するところまでは来ていない印象。
過去形や完了形で継続を表す例も混在しているけど、この「瞬間を切り取る」用法は比較的近年メディアで見聞きする機会が増えた印象。
COCAではヒットしないので、NOWでざっくり。過去形や完了形で継続を表す例も混在しているけど、この「瞬間を切り取る」用法は比較的近年メディアで見聞きする機会が増えた印象。
— Takashi “即時停戦” Matsui (@tmrowing) 2024年11月7日
COCAではヒットしないので、NOWでざっくり。 https://t.co/wYTzIHy2YQ pic.twitter.com/oqZXA7YjlX
検索結果を再度シェア。
footage/video/videos/pictures + from the moment
![]()
「継続」して行われていることの「起点」としてのfromというノイズも含まれるので、以下実例で照らし合わせ。
video + from the moment
![]()
videos from the moment
不可算扱いのfootage from the moment
NOWコーパスは2010年以降の世界の英語ニュースを拾い集めているのですが、コーパスで実例が見えてくるのは2010年代の半ば、2015年とか2016年くらいからという感じですので、使用頻度が高まったのは比較的新しいことなのかもしれません。
例によって、
- あ、雨が降ってきたかな?
くらいの印象かも知れませんが、私にとってはリアルな変化の兆しですね。
ということで、拙ブログで発信している英語関連/英語教育関連情報に、少しでも信頼を置いていらっしゃる方々におかれましては、本日のブログ記事では、faithとfromを気にしていただければ、と思います。
短いですが、本日はこの辺で。
本日のBGM: Have a little faith in me (two meter session)/ John Hiatt



