以下の内容はhttps://tmrowing.hatenablog.com/entry/2024/08/26/115544より取得しました。


"Feel I'm breaking through"

早、8月最終週です。

ColdplayのViennaのスタジアムでのライブでChris MartinがTaylor Swiftのファンのために、Sfiftyの女の子2人をステージに上げ、Taylorの曲(Love Story)を演ったのですが、今回のColdplayのツアーで共演しているMaggie Rogersもステージに上がって熱唱している動画を見て朝から泣いていました。

youtu.be

見終わってからも、この人たちのファンで良かったと思ってまた落涙。

そんな涙も乾かぬうちに、

  • Oasis再結成!

の話題がtwitterのタイムラインを駆け抜けて行きました。

もう少しだけ長生きしようと思いました。

さて、
この夏、私が提供するセミナーの最後となる、

  • 英文ライティング指導法セミナー:表現も・論理も 〜和文英訳の指導と英文ライティングの指導との両立

が24日に終了しました。
今回、「無事」終了と言えないのは、最後の最後で「画面共有」のアプリが落ちて復旧できず、iPadからの投影ができなかったため、MBPのパワポから画面共有して急場を凌いだから。お侘びではありませんが、スライドで共有可能なものはダウンロードできるよう手配しました。

今回の流れ


以下、セミナー受講者の方からのフィードバックをご紹介。
匿名の方たちからの声。

1. セミナーの内容の濃さに圧倒された三時間でした。和文英訳を指導する際に意識すべき点、ICTとの付き合い方、フィードバックの際に注意すべき点など、様々な角度から非常に多くの情報を提供していただきました。先生からのお話を聴くなかで、これまでの指導で自分ができていなかったことに気付く瞬間が数多くありました。また、先生から提示していただいた資料を通して、自分がこれまでに解答例のつもりで書いてきた英文の未熟さを痛感しました。英語の指導者としてだけでなく、英文の書き手としても、これからも学び続けたいと思います。本日はありがとうございました。

「よりよい英文」とは何なのか、どうすればそれが書けるようになるのか、変数は多く、一筋縄では行きませんが、現時点での私の視座を示したつもりです。意図を汲み取っていただき、ありがとうございます。

2. セミナーを通じて、特に印象に残った点を共有させていただきます。テキストに関する具体的なコメントは、日頃私が使用している教材の理解を深める上で非常に参考になりました。また、和文英訳の授業の進め方や、丁寧で充実したフィードバックの重要性についてのご説明からは、多くの学びを得ることができました。さらに、実際の入試問題へのコメントも非常に興味深く、問題の分析方法やそれを授業にどう反映させるかについて、今後の指導に取り入れたいと感じております。加えて、CorpusやDeepL、Grammarly、そしてGoogle Books Ngram Viewerの活用に関するお話も、大変勉強になりました。特にGoogle Books Ngram ViewerとCorpusの使い方は、私の授業において大いに役立つと確信しております。今回のセミナーを通じて、多くの実践的な知識と視点を学ぶことができ、大変感謝しております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

生徒が「つながりがありまとまりのある英文」が書けて、その英文での個々の表現が適切・的確であることを目指すなら、「間違えないように今の手持ちの表現を駆使する」だけではだめで、「表現も論理も成熟させる」ことが必要です。そのためには、使えるものは何でも使う、という姿勢で私も取り組んでいます。

3. 中学、高校と発達するにつれてライティングにおいて学習すべき段階が異なってくるとは思うのですが、それを松井先生はどのように日々の授業に落とし込んでおられるのかもっと知りたかったです。例えば一般的に文法を高1で学習し、高2からライティングの授業が始まりますが、1学期で何から身につけさせるか、確認をするか、2学期では?という具合です。英検1級取得するレベルの生徒さんとは次元が違うため、文法の間違いなどが多く、ライティングを通じて指摘しているというのが現状で、なんとか打破できないのかと思っていたので、今日のセミナーを通じて参考となる光が見えた気がします。ありがとうございました。

セミナーでもお伝えしましたが、「ライティングを文法指導の下請け活動にしない」ことが大事です。そのためにも、「文未満の単位のチャンクの整備から一文へ」と「文を越えたディスコースの視点から一文へ」の二つのアプローチを指導者は持っているべきだと思います。

4. セミナーを受講し、今後のライティング指導への意欲が増しました。ありがとうございます。私も長年英語を指導してきましたが、最近のいわゆる検定教科書の劣化ぶりに、その扱いに悩む日々が続いております。現在はいわゆる進学校で2年生を担当しておりますが、論理・表現の教科書はなかなか使えないですね。この度先生の講座を受講し、早く教科書から離れて、より実践的な取り組みをしないとまずいと思いました。和文英訳は自分でも比較的楽しく指導できる部分ですが、単なる問題演習から脱却して、その内容がどういう状況で活かせるのかという視点を授業に取り入れたいと思います。あとは、事前の関連表現の調査ですね。さまざまなサイトを教えていただいたので、いくつか取り入れたいです。ChatGPTとNgram Viewerとかは使っていますが。まだまだ研鑽が必要だなと改めて感じました。

教科書も、社によって様々。ある会社の教科書でも習熟度や到達度を見越して様々なものを出していますが、「論理・表現」になって、IIIの教科書が、もう「とってつけた」ようになっているものと、その前のI,IIは要らないから、そのIIIを中心に、I,IIを作り直して欲しい、と思うもの(気になる指導者の方や、出版社の方はご連絡下さい)とがあって、悩ましいですね。悩ましいのは私だけではないみたいで、昨年あたりだったでしょうか、たまたま教科書調査官の方とお話しする機会があったのですが、その方も悩んでいらした印象でした。こちらはオフレコですので詳らかにはできません。
中学校の教科書も含めて、「タスク」を取り入れようとしているが、様々な制約で中途半端なシークエンスやレペティッションに終わり、結果として従来の「練習」以上の成果に繋がらないものが散見されるというのが私の印象です。

5.  私は現在大学の英文学コースで助手をしております。英語学・英語教育ではなく、文学が専門ですので、ライティング(指導)については、自分が受験生時代に得た以上の知識はありません。ただ、塾講師のアルバイトで多少英作文を教えることがあること、また来年度ライティング授業を担当しなくてはならないかも知れないため、松井先生の講座をこの度初めて受講いたしました。
 受講してまず感じたのが、松井先生に教わっている生徒たちは何と幸せなのだろうということです。先生の添削からは、受験で良い点数を取るテクニックのはるか先にある、英語表現の奥深さを学び取ることができます。先生の贅沢な授業を受けている高校生たちが羨ましく、自分も高校時代に松井先生のような先生に教わりたかったと思いました。
 今回の講座では大学入試ライティング問題の良問・悪問、ライティング添削における生成AIの(非)有用性、コーパスの活用法、ライティング問題の望ましい作り方など、多くのことを教えて頂きました。そして、知識を得られたと同時に、自分がこれまで知らなかった広い世界を見ることができました。例えば、最初に述べた通り、ライティング指導とはほぼ無縁であった私としては、ライティング指導はこんなにも奥が深いものなのかと、決してみくびっていた訳ではないものの、思いました。来年度ライティングを教える学生たちは、先生が教えてらっしゃる生徒くらい、レベルが高いかもしれないので、心して準備を行いたく存じます。
 今回の講座で得たものを踏まえて、まずは自分のライティング技術を向上させ、指導に活かしたく存じます。素晴らしい講座を有難うございました。

一人でも多くの先生が、この「ライティング指導」の奥深さ、醍醐味に気づき、生徒に還元していってくれることを期待します。



続いて、「顔出し」ではありませんが、お名前を明かしてもよいという受講者の方たち。

神戸大学大学院修士課程に在籍中でもある筒井一輝さんから。

6. 数年前に松井先生のXを偶然発見して以来、ポストやブログ、あるいはnote記事を楽しく拝見しております。松井先生がライティング指導法をはじめとする様々なセミナーを行われているのは存じ上げており、念願叶って今回のセミナーに参加することができました。
セミナーが始まると、私自身が高校生の時に配布された某教材のお話(資料番号0)から。最近新たに発刊された追加教材の(ようなもの)には驚きを禁じ得ませんでした。場当たり的に問題を解けたことの達成感とやらで何が学べるのか、それをサポートブックとして売り出して一体学習者のどこをサポートしているのか。理解に苦しみます。学校専売品の為、あのようなものが提出義務のある課題に課されない事を願うばかりです。
その後は、和文英訳〜「英文ライティングの指導」の基礎基本まで(配布資料の番号1~4)。「適切な英語のアウトプット」を見据えた、その前段階としての「和文英訳」という位置づけを意識した問題選定、解説およびフィードバックが重要なのは承知していましたが、その実際を垣間見ることができたのはセミナーを通じての大きな収穫でした。特に、Discourse Completion Taskの活用部分で挙げられていた「その文・表現は本来どのような流れで登場するのか」を実感してもらう指導法は、その後のインプットに対する学習者の解像度(この解像度に関してはobituaryの部分でも仰っていたと記憶しています)が大きく変わる点において有効であり、自分の指導にも意識的に取り入れさせていただきます。
過去問の扱い(資料番号の5)に関しても圧巻で、このような審美眼を養うのに必要な経験知と経験値を今後積まねばならんと痛感しました。
ICTの活用に関しても、各サービスの用途だけでなく、得手不得手や注意すべき点などがより明確になりました。AIのフィードバックと松井先生のフィードバックのクオリティの差を見てしまうと…(笑)金科玉条がごとくツールに依存するのではなく、地に足のついたフィードバックをするための手段としてツールを活用すべきと肝に銘じます。
セミナーを通じて、松井先生が「適切なアウトプットのために適切なインプットを用意することと、その適切なインプットから学習者が多くを学べる足場(意識)づくりのためになさっていること」の一端を目の当たりにすることができました。指導者の中でどれだけの人がここまで緻密に計画・準備をされているのか(はたまたできるのか)は知る由もありませんが、それを何十年もなさっている先生に共有していただいた経験やお考えを消化吸収しながら、今後の指導にあたりたいと思います。

フィードバックに関しては、2000年代に今のスタイルがほぼ完成しましたが、一人当たりにかかる時間は昨年度以前が14-15分だったのに対して、今年度は12分を切るまでに短縮。60歳にして、進化しているということに、自分でも驚いていますが、今は、ただただ生徒に恵まれていることと、非常勤の講師の裁量に任せていただける英語科というか、この学校の器の大きさに感謝ですね。


次は、奈良女子大学附属中等教育学校の平田健治先生。私がまだ英授研の会員だった頃にお世話になった方です。

7. 今日のセミナーありがとうございました。これで、先生のオンライン講座は3回目の受講だと思います。
セミナーに限らず、松井先生のブログやX(旧Twitter)で、いつも勉強をさせていただいています。
(もちろん、英授研でも何度かおみかけしております)
私も、勤務校でこのテキストを何回も使っていますが、今回のセミナーであらためて学んだことが多かったです。specificな英語表現云々の前に、英語であれ、日本語であれ、先生のことばに対する姿勢にあらためて、背筋が伸びる思いがしました。常に日頃から、ことばに対する感受性を磨くことの重要性を痛感。
山本冴里氏では、『複数の言語で生きて死ぬ』は読んでおりましたが、今日、言及されたものは知らなかった。早速、Amazonで購入しました。(先生のブログを読んでいると、よくあることですが)
和文英訳を自由英作文につなげる、ということは今まであまり考えたことがなかったベクトルでした。
大学入試の発問形式の枠組みに囚われていたということだったのでしょう。また、和文英訳課題のgoogle classroomなどによる事前提出も、そういう方法があったのかと思いました。以前は、休み時間に黒板に書いておく、という指示だけでその場でフィードバックをする、という方式を踏襲していたので。
同格の使用については、生徒に積極的な活用を、と指導することが多いのですが、前置される場合と後置される場合の違いはあまり意識したことがありませんでした。これも先生のブログで取り上げられていて購入したExploring Grammar in WritingのTravel Guideでは、同格が取り上げられていますが、あまり日本の学参では扱われていないのではないか、と感じています。
動名詞主語を使うのが苦手で、It is …が多いとの話をされていたと思いますが、生徒には、形式主語の多用を避けるように言うことも多いです。生徒は、「とりあえず(書き終わりまで決まっていなくても)書き始められる」から、多用してしまうのではないかと思っていますが?
トピックセンテンスの問題。お題が与えられたときに、idea generationの段階で、生徒は、concreteな事象を思いつくことが多いと思うのですが、そこから、トピックセンテンスに仕立てる、specific / concrete → general / abstractというベクトルが弱いのではないか、と思っています。一般的に言って、抽象・具象の区別がすごく弱い、それが、最後に言及されていた「付加」のところでも表れていて、いわゆるカテゴリー矛盾(もしくはロジック違反)を平気で犯す原因になっているようにも思います。
Just becauseが主語として使われるケースについては、英語発想実力診断テスト #7でも学んでいましたが、セミナー直前にYouTubeで聞いたDNCで、聞き間違いでなければ、AOCが使っていたように思います。

私のブログで紹介した書籍の内容もそうですが、今回のセミナーでも細かいところまでしっかり見ていただけたようです。本当にありがとうございます。


私も、今私がやっている内容と水準のライティングの指導&評価をいつまで続けられるかはわかりません。
それでも、指導する側の方たちに伝えられるものはしっかりと伝え、その先にいるであろう、一人でも多くの「それを必要としている」生徒、学習者にまで届けられるよう、細々とではありますがセミナーを開催していこうと思っています。

本日はこの辺で。

本日のBGM: It was coming all along (Maggie Rogers)

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