AfterShokzの骨伝導ヘッドホン「Aeropex」を広報代理店様より提供いただきましたのでレビューします。
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概要
Aftershokzは2011年ニューヨークで創業された骨伝導ヘッドホンを専門に手掛けるオーディオメーカーで、今回レビューする骨伝導ヘッドホン「Aeropex」は2019年7月22日に日本で発表・発売されました。2020年1月現在、価格.comに掲載されている骨伝導イヤホン・ヘッドホン全11製品の中で一番の売れ筋となっています。
また、国内販売におけるクラウドファンディングでは目標の50万円を遥かに上回る1300万円以上の支援金を集めるほどの人気商品です。
外観・スペック比較
| AfterShokz Aeropex | |
|---|---|
| モデル名 | AS800 |
| 再生周波数帯域 | 20~20000Hz |
| スピーカーインピーダンス | 8.5 Ω ±20% |
| 音圧感度 | 102~108 dB |
| Bluetooth | v5.0 |
| オーディオSoC | QCC3024 |
| 対応コーデック | SBC |
| 対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HSP、HFP |
| 内蔵ストレージ | N/A |
| 防塵防水 | IP67 |
| 充電 | USB to 専用端子(5V=120mA) |
| バッテリー | 145mAh(連続再生8時間) |
| 重量 | 26g |
| 保証 | 2年間 |
| 定価(税別) | \18,180 |
AfterShokz「Aeropex」は
- コズミックブラック
- ルナグレー
- ブルーエクリプス
- ソーラーレッド
の4色のラインナップとなっていて、カラーごとに外装が変わるという凝った仕様です。


外装底面には日本における正規取扱店である「Focal Point」のシールが貼られています。購入後、製品登録すると2年間の保証を受けることができます。通常のBluetoothヘッドホンよりも過酷な状況での使用が多い「Aeropex」ですが比較的長期の保証で安心です。

外装を横に引っ張るとパッケージを引き出せます。パッケージは磁石で留められています。


パッケージ中央には本体があり、付属品はすべて右側にあるアクセサリーの箱にあります。


アクセサリーの箱の下には製品保証書があるので大切に保管してください。

アクセサリーは付属品のシリコン製オリジナルポーチにすべて入っています。

同梱品
- シリコン製オリジナルポーチ
- 専用充電ケーブル 2本
- 多言語ユーザーガイド
- 耳栓 2つ
- ペアリング解説紙(日本語)
シリコン製オリジナルポーチの触り心地は滑らかですが、新品状態だと特有のゴム臭がするので日常で使いたい場合は1~2日ほど臭い抜きをしたほうが良いです。
専用充電ケーブルは2本同梱されています。前作の「Air」はmicro USB充電となっていましたが、「Aeropex」はより使いやすい専用端子に変更されました。市販品で代用できない分、ケーブルが2本同梱されているのはありがたいです。また、ケーブルは細くよくしなり、扱いやすいです。


多言語のユーザーガイドは日本語含めて12の言語に対応しています。日本語の翻訳はかなりネイティブに近いので違和感なく読めると思います。


付属している耳栓は、純粋に骨伝導で音楽を聴きたい方のものです。骨伝導技術そのものに興味がある方は一度試してみるとよいと思います。

「Aeropex」の全体写真です。本体の重量は、ワイヤレス骨伝導ヘッドホンの中でも最軽量クラスとなる26gとなっています。実際、価格.comに掲載されているワイヤレス骨伝導ヘッドホンの中で最も軽い製品です(2020年1月現在)。また、ほとんどの眼鏡と競合しないので、眼鏡ユーザでも快適に装着できます。

右側(R)には各種認証マークがあり、その下には充電端子、音量(-)、音量(+)兼電源ボタンがあります。


左側(L)にはモデル名、充電量などの製品情報があり、その下には何もありません。左側前部にはマルチファンクションボタン(再生/停止・スキップ・通話など)ボタンがあります。左右にボタンが分かれていますが、すぐに慣れることができました。写真に見える黒い穴はマイク穴で、このヘッドホンで通話することも可能です。


ちなみに、「Aeropex」はモデル名「AS800」となっていますが、Bluetooth SIGに掲載されている情報ではモデル名「AS801」が登録されています。これが新商品なのかマイナーチェンジなのかはわかりませんが、今後もAftershokzが製品を発売していくことが期待されます。

BluetoothオーディオSoCには低消費電力なQualcomm「QCC3024」を搭載しています。コーデックは最も一般的なSBCにのみ対応しており、aptXなどのオプションコーデックには非対応です。遅延があっても問題ない用途を想定しているため、SBCのみの対応となっていると思われます(QCC3024自体はSBCとAACに対応していますが、AeropexはSBCのみの対応となっています。)
使い方
1つの機器とペアリングの方法は、同梱されているペアリング解説紙にかかれている通りに操作するだけです。

また、「Aeropex」は2機種とのペアリング(マルチポイント接続)も可能で、この設定をすると簡単に2機種間の切り替えをすることが可能です。公式サイトや説明書以外に、Youtubeにも解説動画が投稿されています。
AfterShokz | How to: Enable Multipoint Pairing on Trekz Titanium
充電を開始すると電源が切れますが、充電中に電源をつけると使用可能になります。充電ケーブルは短いので実際は充電しながら装着することはほとんどないと思います。また、現在の電池残量は音楽停止中に音声で聴くことが来ます。


Androidスマートフォンと接続すると、トースト通知が表示されます。接続のスピードもかなり早いです。

使用感・前作「Air」との比較
私にとっては「Aeropex」が最初の骨伝導ヘッドホンだったので、比較のために骨伝導ヘッドホンのエリアのあったワンフロアの家電量販店にやってきました。
少し前までは家電量販店で骨伝導ヘッドホンは置かれていなかったので、広く普及し始めてきていると言えるでしょう。そのコーナーで一際目立つのがAftershokz製骨伝導ヘッドホンの視聴スペースです。向かって左には「Aeropex」、右には前作の「Air」が置かれていました。前述の通り、本体カラーによってパッケージデザインが異なっていることがわかります(上段左3つが「Aeropex」です)。

スペックから分かることとして、前作「Air」に比べて「Aeropex」は4g軽く、2時間バッテリーの持ちが良くなっています。また、音漏れや振動を軽減する技術「PremiumPitch +」が「Aeropex」では「PremiumPitch 2.0+」へとさらに進化しています。

両者を視聴してみた所、受ける振動が大きく違いました。先に「Aeropex」を経験したからかもしれませんが、「Air」は受ける振動が強すぎて長時間は聴けないなと感じました。
また「Aeropex」は4gの差ですが、2,30gに対しての4gの差は大きく、明らかに「Air」より軽くなっているのが実感できました。「Air」も軽量ですが、これより重量の重いものは長時間の着用には厳しいと感じました。
私は耳が肥えていないのであまり音質については多く語れませんが、「Aeropex」のほうが(音楽中の)ボーカルが聞き取りやすく、低音が若干弱いと感じました。
注意点
「Aeropex」「Air」は水中では用いることがきません。というのも、Bluetooth通信は水に大変弱く、通信が跡切れ跡切れになり快適に聴くことができないためです。
水中でも快適に音楽を聴きたいのであれば、Bluetooth非対応で4GBの内蔵ストレージに音楽を保存するタイプの「Xtrainerz」を利用してください。
まとめ
「Aeropex」は環境の音と音楽を同時に聞くことができる軽量な骨伝導ヘッドホンです。新規の技術が多く使われるであろう骨伝導分野の最先端製品であるにも拘らず、2万円以下という価格設定は良心的だと思います。
そもそも骨伝導ヘッドホンを販売しているメーカーが少ないこともあって、Aftershokzの「Aeropex」は購入検討段階において間違いなく筆頭候補に上がるでしょう。そしてその期待を裏切らない快適さを提供してくれます。
ボーカル域の音はクリアで聴き取りやすいものの、低音を強めると振動で長時間の着用には厳しくなってしまう点は今後の骨伝導技術の開発における課題の一つでしょう。
価格
「Aeropex」は公式サイトから定価の\18,180で購入することができます。また、一部の家電量販店でも店頭販売しています。
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