皆さんこんにちは。
さて、自分探しの旅(笑)の4日目は阿蘇にいます。
中に街まである巨大なカルデラと、いまなお活動を続ける活火山。そしてそれとはうって変わって牧歌的な草千里の風景。
一度は行ってみたい場所でした。
宿から外を見ると、昨日までのどんよりが嘘のようなピーカンの晴天。

やる気が出ます。
今日は、マジメに阿蘇山登山を企てていました。

草千里をぐるっと回って近くにある烏帽子岳にまず登ります。これは大したことない山です。
んでもって阿蘇山の本ちゃんの登山口(山上広場)まで移動し、中岳・高岳に登ろうって算段です。
下山は山上広場に下りてきてもいいんですが、どうせなら宿の方に向かって下りましょう。
宿のある阿蘇駅前から草千里入口を通って山上広場までバスが走ってるんすけど、この始発がなんと9:55。
おいおい、およそ登山する人のこと考えてないな、ったく。。
で、阿蘇駅前から草千里は10km。
ランナーナメんなよ(笑)。余裕で走るから、こんなん。
6時半出発。
老人ナメんなよ。
といっても最初の方は県道をショートカットする林道だったんで、まあ歩きましたけど、県道に合流してからはちゃんと走りました。
そして景色がいい!

群馬側から渋峠に行く道のような広大な景色です(もちろん地形は違いますが)。
外輪山とカルデラ盆地を見下ろす景色から少し森の中に入って、こりゃ最後の上りかなと思ってたところで急遽再び視界が開けます。
草千里。

おぉ!
展望台で写真撮ってたら、近くにいたオジが
「さっき車で追い抜きましたけど下から走って来たんですか」
すれ違ったチャリの兄ちゃんが
「どっから上ってきたんですか。え?阿蘇駅?」
いいぞいいぞ、その調子。もう一声!
と思ってたんすけどギャルからのそういう声かけはございませんでした笑。

さ、こっからは歩きだと思うと気が楽です。
草千里ヶ浜。

いい景色です。
いつも早足で歩いてしまうワタクシですが、のんびり浸りながら歩きます。
仮想BGMは中島みゆき「ヘッドライト・テールライト」。
これ、尾瀬負けちゃうかもな。。
そのまま烏帽子岳へ。
登る途中で消防署のレスキュー隊5、6人がストレッチャー担いで登ってるのに出くわします。
あー、どっかで動けなくなってる人いんのかなあ、と思ってたら、烏帽子の頂上で脚を痛めている人がいました。
こんな低山でも脚やられたら動けなくなって救助要請になるので、くれぐれも気をつけなきゃと思います。
烏帽子岳からの眺望。

ちなみにレスキュー隊は、ここストレッチャーで下りるのキツいよなとか話してて、結局ヘリ出動になったようでした。
草千里ヶ浜に下りてきたら、東に進路を変えて、中岳登山口の山上広場に着きます。


ところが。
なんと、阿蘇山の火山活動が活発になっているため、中岳・高岳の登山道は全面立入禁止とのこと。
ガーン。
軍艦島に続いてツイてないです。
ま、仕方ありません。
時刻はまだ9時半過ぎ。
流石に早すぎます。
仕方ないので、また草千里方面に戻り、草千里の北にある杵島岳にでも登りましょう。
こちらは烏帽子岳と違い草で覆われた山。風が強い。

法面直登がすげーキツかったです。
登れなかった中岳が噴煙を上げています。

さ、もう登る山はないし、景色もだいぶ見飽きたので、バスでいったん宿に戻ります。
まだお昼過ぎ。
天気もいいです。
仕方ありません。
ちょっくら鉄分でも解放しに行きますか。
阿蘇駅から豊肥本線に乗り立野に向かいます。
あー、、キハ58でも走らせてくれてたら何でも言うこときくのになぁ。

途中、熊本地震で崩落した旧阿蘇大橋の遺構が見えます。
立野は、熊本方面からの列車が阿蘇カルデラまで上るためにスイッチバックになってる駅です。

子供の頃、なんか異常にこの駅に執着していたのを思い出します。
なんでだろ、コワ(笑)。
来れてよかったね。
こっから南阿蘇鉄道(旧高森線)に乗ります。
熊本地震で不通になっていましたが、昨年7月に運転再開しました。
乗客全員観光客。そして運転手さんが景色の案内をしてくれて、しかも景色がいいところでは徐行してくれます。

立野ダム。
そういえば一時期、ダムフェチを標榜してたんでした(その後投げ出した)。
典型的な重力式コンクリートダムですね。
途中駅の駅舎もいい味です。
心安らぐ田園風景の中をしばし走り、終点高森に到着。

こう言っちゃなんなんですが、駅が新しく、人(観光客ですが)がたくさんいたのがいい意味で驚きでした。
駅前で遅い昼食。

駅前が小さいながらも昔ながらの商店街になっていました。阿蘇の駅前よりよっぽど栄えています。
高森の町は阿蘇山の南(カルデラのなか)に位置しておりまして、国鉄高森線時代には、今はなき高千穂線と繋げて宮崎の延岡まで行く計画がありました。
実際に高千穂線へのトンネル工事も始まったんです。が、途中で大量の湧水地帯にぶつかって水が噴出。地下水がこっちから流出してしまったため高森町民の水道が止まる騒ぎになり、結局延伸工事は諦めることになったということです。
で、その途中まで掘ってしまったトンネルを、「高森湧水トンネル公園」として開放しているのでした。

中は涼しくて気持ちいいです。

あの山を越えてトンネルが開通していたら、高森の町も、陸路最遠県である宮崎も、今とはだいぶ変わっていたことでしょう。
さ、その後は美しい田園風景の中をてくてく散歩します。

自分が見つかっちゃいそうな景色です。
阿蘇高森神社。

高森の町って、熊本からもめちゃ遠いしもっと寂れてるのかと思ってましたが、きれいな建物が多く、それでいて昔ながらの商店もちゃんとやっていて、いい町だなと思いました。
さ、今日はまた阿蘇に戻ります。
駅前でラーメン食べて、温泉入って、寝ましょう。

ではまた。