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日常から偶然の出会いを拾い上げる

日常のいつ、どこでラジオを聴くかということについて、常々悩んでいる。

 

平日は家で仕事をしているので意識して休憩を作らないと音源を聴くことが難しい。わたしは集中して番組を聴きたい派なので、なかなか仕事中に流しっぱなしにするということもできず、作業に集中するとradikoのアプリを切ってしまう。

 結局、病院やジムへ行く移動の最中に聴くことに今のところ落ち着いた。バスに揺られながら、駅までの道を歩きながら、電車の到着を待ちながら、spotifyで、radikoでpodcastsやラジオ番組を聴く。 手足を動かしながら聴くとなんとなく番組がすっと身体の奥の方に入っていく気がする。身体を動かしているから、音声の方に飽きづらいというのもあるかもしれない。心地よい平行作業だ。 

 でも、時々あのなにもすることができない夏の日にベッドに横たわりながら、静寂の中でラジオ番組を聴いていた日のことを思い出す。何もできないからラジオを聴く、という体験はわたしにとって特別なものだった。徹底的に孤独。でも一人じゃないと思えたのはラジオがあったからだ。静かな空間でパーソナリティの話を集中して聴いていると落ち着く。久々にそういう気分になりたくて、肩こりと気圧で気分が悪くてなにもできない今日はradikoで番組をザッピングして気になったものにチャンネルを合わせてみる。


 「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」。初めて聴く。

ジブリの有名PD鈴木敏夫さんと株式会社yutoriの代表取締役のゆとりくんこと片石さんがゲストでトーク。面白い取り合わせだ。前回、前々回もこのふたりでトーク回だったらしく、第三弾までやるということはそれなりに盛り上がったのだろうな、と今までのやりとりが気になった。私が聴き始めた頃には「ハウルの動く城」の裏話を話していて、ハウルの童貞を奪ったのは荒地の魔女であること、また、ハウルのセリフ「一緒に暮らそう」のインスピレーション元の話を鈴木氏が話していた。yutoriの代表は、ゆとりくん、なんて呼ばれているけどなかなか好感の持てる話し方で、鈴木氏の話も真剣に傾聴していて印象が良い。彼は鈴木さんの大ファンだそうだ。人ってわからないね、本当に。 

 気づいたら番組が終わるまで集中してベッドの上で聴いていた。番組が終わってすぐにタイムフリーで番組を検索して、聴きそびれた冒頭まで戻して聴いた。面白かった。純粋に楽しかったのだ。 インターネットをのぞいてみると、アルゴリズムがなんでもわたしの好みのものを提案してくる。その快楽に流されながら生きていたけど、今日は自分で見つけた。情報の森の中から偶然出会った番組をわたしはまだ自由に面白がれる。この不思議な出会いが楽しかった。それまで興味がなかった「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」という番組と、ゆとりの社長について検索したくなった。すぐ検索したがる癖を次は直したいけども。
 
 ラジオやPodcastsを、日常のいつ、どこで聴くか。日常の中にいかにして偶然を潜りこませるか。たまたまザッピングした番組から、わたしが普段選ばないものが音になって降ってくる。この感覚が久々で、妙に懐かしくて、世界に対するドキドキとワクワクが再びわたしのなかに蘇ってくる。アルゴリズムとはほどほどの付き合いで。わたしはまだ冒険できる。寝そべったシーツはぐしゃぐしゃになったし、体調は悪い。だけど気持ちは晴れやかだった。

 

www.tfm.co.jp

 

9/28放送回、面白かったです。

radikoで聴けます。

 

radiko.jp




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