Compute Engine
[FEATURE] Generally available: Managed instance groups (MIGs) let you create pools of suspended and stopped virtual machine (VM) instances.
Compute Engineのインスタンスを管理してオートスケールや更新などを自動管理する仕組みとしてマネージドインスタンスグループ(MIGs)がある。 MIGsで管理するインスタンスは停止や一時停止させることができなかった。 この機能はpreviewとして提供されていたが、今回のリリースでGA利用できるようになった。
[FEATURE] Preview: To prevent data loss or corruption when a compute instance is stopped, you can enable graceful shutdown in the instance.
デフォルトのCompute Instanceはコンソールから停止や削除を選択するとSpot VMで30秒、その他のVMで90秒のシャットダウン期間が与えられる。この期間に安全に停止できないプロセスは強制終了されるのでデータの損失が発生する可能性があった。 今回のリリースで、Graceful Shutdownを有効化することができる。この機能を有効化するとデフォルトで10分、最大で1時間までのシャットダウン期間に変更することができる。 この機能はpreviewとして提供される。
Kubernetes Engine
[FEATURE] You can now use A3 Ultra VM powered by NVIDIA H200 Tensor Core GPUs with our new Titanium ML network adapter, which delivers non-blocking 3.2 Tbps of GPU-to-GPU traffic with RDMA over Converged Ethernet (RoCE).
A3 Ultraシリーズとしてマシンタイプ a3-ultragpu-8g が利用可能になった。これは、NVIDIA H200 Tensor Core GPU を搭載しており、ネットワークについてもさまざまな改善が適用されている。
[CHANGE] (2025-R03) Version updates
GKEパッチリリース。 Rapid/Regular/Stable/Extended/No Channel のすべてで新しいバージョンがリリースされている。 特に、Regular Channelでは 1.31.4-gke.1183000 がデフォルトバージョンとして設定される(今回から1.31系がデフォルトになった)。
[CHANGE] Starting with GKE version 1.32.1-gke.1002000, the default OS image for Ubuntu is updated from Ubuntu 22.04 to Ubuntu 24.04.
GKEではノードイメージのOSとして、デフォルトではContainer-Optimized OSが選択されるが、Ubuntuも利用可能。 1.32.1-gke.1002000までのバージョンではUbuntuは22.04が利用されていたが、このバージョンからはUbuntu 24.04が選択されるようになった。
[FEATURE] User-managed firewall rules for GKE LoadBalancer Services is now generally available on GKE clusters running version 1.31.3-gke.1056000 or later.
GKEではデフォルトでLoadBalancer Serviceのファイアウォールルールの自動作成と管理が有効化されており、自前でファイアウォールルールを管理しなくてもよい。 特に、複数のGKEクラスタでトラフィックルールを共有して利用する場合や、VPCファイアウォールではなくCloud Next Generation Firewallのようなより柔軟なファイアウォールを利用する場合は、この自動管理の仕組みを無効化して手動でセットアップする必要があった。 1.31.3-gke.1056000 以降のGKEバージョンでは、このユーザ管理によるファイアウォールルールがGAリリースされた。
[FEATURE] You can now customize a node system configuration with the following new kubelet and sysctl configuration options
GKEのノードにおけるKubeletやSysctlのオプションとして、従来は linsecureKubeleteReadonlyPortEnabledやpodPidsLimit、net.core.busy_poll、net.ipv5,tcp_rmemなどの一部のオプションのみカスタマイズ可能だった。 これに加えて、containerLogMaxSizeやkernel.shmmniなど複数のオプションが追加でカスタマイズ可能になった。
BigQuery
[FEATGURE] In BigQuery ML, you can now evaluate Anthropic Claude models by using the ML.EVALUATE function.
BigQuery MLはBigQueryに対するクエリでMLのモデルの作成と実行ができる機能。 従来はここで利用できるLLMモデルとしてgemini-1.5-proなどgemini系のみ選択できた。 このモデル選択においてAnthropic Claudeがプレビューで利用できるようになった。
[FEATURE] You can use natural language to prepare data with Gemini in BigQuery.
BigQueryにはGeminiを用いてSQLの提案などの支援を受けることができる。 また、データのクリーニングなどの提案を受けてデータの整形を効率的に進めるための機能として prepare data機能がある。 この機能において、従来は対象テーブルを選択することでサンプルデータが抽出されてデータ整形の提案を受けることができた。
今回のリリースでは、おそらく自然言語による問合せができるようになったと推測する。
ただし、公式ドキュメントにはこの natural language についての記載が無いので詳細不明。
実際にprepare dataで提案を受けても自然言語を入力するフォームは確認できなかった。
[FEATURE] Data preparation in BigQuery lets you test data preparations you're developing before you deploy and schedule runs in production.
prepare dataをスケジュール実行する前に、手動で実行して動作検証することができる。 詳細はよくわからなかった。
[FEATURE] BigQuery metastore lets you access and manage metadata from a variety of processing engines, including BigQuery and Apache Spark.
BigQuery metastoreはデータ分析用の機能で、Apache SparkやApache Icebergなどのデータ分析エンジンからメタデータの同期なしにクエリを発行して分析することができる。 この機能は2024年4月に開催されたGoogle Cloud Next 24にて発表されていたが、今回のリリースによりパブリックプレビューとして利用できるようになった。
Network Service
Load Balancing
[CHANGE] Changes to RSA certificate requirements coming April 28, 2025
Application Load BalancerからバックエンドへのTLS接続において利用するRSA証明書において、keyUsageの設定により本来拒否されるはずの接続が許可されていた問題が修復される。 ALBのバックエンドにおいてRSA証明書を利用している場合は、証明書の Key Usageの設定が適切か確認する必要があり、必要であればRSA証明書の更新が必要になる。 この変更は2025年4月28日より適用され、それ以降は接続が拒否されるようになる。
Cloud Run
[FEATURE] The Cloud Run Builder (roles/run.builder) IAM role is now available in preview.
Cloud Run関連の新しいロールとして roles/run.builderが提供される。
ソースコードからCloud Runをデプロイするとき、ビルドを実行するために利用するCompute Engineのデフォルトサービスアカウントにはこのロールを付与する必要がある。
この機能はプレビューとして提供される。
[FEATURE] You can now use dual-stack subnets with internal IPv6 to let your Cloud Run services and jobs send IPv4 and internal IPv6 traffic to a VPC network with Direct VPC egress.
Cloud Run (serviceおよびjob)において、dual-stack subnetが利用できるようになる。 これにより、Direct VPC egressにおいてIPv4とIPv6の両方の通信が可能になる。この機能はプレビューとして提供される。
Cloud Logging
[ANNOUNCEMENT] On April 22, 2025, Cloud Logging will replace the single, global quota for the number of calls to write log entries with a set of volume-based regional quotas.
Cloud Logging APIのクオータのうち Number of entries.write requests は 120,000 per minute per Google Cloud project が適用されていた。
このクオータが 2025年4月22日以降は書き込み先のリージョンに応じて異なるログ容量に応じて制限されるようになる。
東京リージョン(asia-northeast1)を含む11のリージョンでは 4.8GB per minute per Google Cloud projectの制限が、それ以外のリージョンでは 300MB per minute per Google Cloud project のクオータが適用される。
このクオータは2025年4月22に値を起点とした過去6ヶ月の利用量に応じて自動で制限緩和が適用されている可能性がある。
Trace
[CHANGE] The Trace Explorer page in the Google Cloud console has been refreshed
Google Cloud コンソールにおけるTrace Explorerページがリニューアルされた。
[FEATURE] Introducing trace scopes.
Google Cloud Observabilityでは複数のプロジェクトのデータを可視化するための仕組みとしてスコープという概念がある。 スコープを設定することでどのプロジェクトのデータを可視化するか、その権限をどのように設定するか制御できる。 このスコープは従来はログおよびメトリクスで提供されていた。
今回のリリースによりTraceに対してもスコープが設定できるようになった。
Organization Policy
[FEATURE] You can use custom constraints with Organization Policy to provide more granular control over specific fields for some Cloud Data Fusion resources.
組織ポリシーのカスタム制約を用いてCloud Data Fusionのリソースを柔軟に制御できるようになった。