11時間かかった……!!!! この手のゲームあまりにも苦手過ぎるが、なんとかノーヒントで解けた。アハが何度もあってとてもよかった。
愛してやまない神フリーゲーム『鏡のマジョリティア』作者のパルソニック氏による新作ということでかなり前から楽しみにしていたが、期待を見事に飛び越えるほどの面白さでただただ熱中した。
鏡のマジョリティアをプレイしたときはいったいどこにお金を払えばいいんだと悶えたが、今回は470円(リリースセールで423円)と少額だが有料。しかしこんな額はタダみたいなものなのでぜひプレイしてほしい。

異世界転生的なファンタジー世界の冒険者ギルド。
ある日、とある理由で情報が失われてしまい、残っているニュース記事やパーティ紹介の過去記事だけだった。
この過去記事を元に、どんな冒険者がどんなパーティを組んでいたのかを探っていくというゲームになっている。

作者の攻略ガイドにも匂わせがあるので言っていいと思うが、『Return of the Obra Dinn』と『Type help』をミックスしたような作品で、テキスト上から情報を拾うだけではなく、写真から服装やアクセサリー、メタ的なルールに至るまでありとあらゆるものを使うことになる。Type Help的な要素として、過去記事のバックナンバーを探り当てることも重要になり、ただただ人物当てを進めなくとも思わぬところから融解する事があるのが巧みだ。
そのうえでファンタジーのエッセンスやパルソニック氏らしい奥深い人間関係が明らかになっていく終盤がとにかく気持ちがいい。
人物について知ろうとするということは、その人のドラマを知ることでもあるというのが本当に好みで、(マジョリティアの終盤のような味わいがしっかりとある!)
このゲームをクリアする頃にはおそらくこのギルドが好きになっているというのもとても嬉しい作りだ。
想定クリアタイムは5時間ほどとのことだが、普通に5時間で解いたら天才だと思うほど難しかった。倉庫番は得意でも論理パズルは苦手ということをあらためてわからせられたタイトルだった。
全編通してめちゃくちゃ頭がいい人が作った論理パズルという印象だが、2パーティほどミスリードにがっちり引っかかって長時間スタックしてしまい結構苦しかったので、どうしても難しければ作者によるヒント・ガイドを参照するのもいいだろう。まあ、俺は自力で全部解きましたけどね