Redditなどを解禁し、(なんかまだ隠されてるんじゃねえかと議論されていますが、)今のところコミュニティが到達している地点であり、達成感を最大限に感じられた場所までたどり着くことができました。
クリア前にパッションで書いた感想感想はこちら
謎解き日本人にできるの? を解説している記事がこちらです
ゲーパスで遊びました。総プレイ時間は110時間。つけっぱなしにしていた時間も、時間外での思考や推理の時間もあり正確な時間はわかりません。
クリアした人全員言ってますが、本当に「俺のためにあるゲーム」という感じの作品で幸せすぎる100時間以上の体験となりました。
世間ではメタスコア93点が過大評価だと言われつつありますが、このジャンルを好んで追う自分にとって93点では足りないとすら思います。人を選ぶが、オールタイムベストとなるポテンシャルを秘めるゲームです。
「作者はゲーマーの時間が無限に存在すると思っていらっしゃる?」と言いたくなるようなクソかったるい作業がありますが、
その10倍以上のボリュームがある高難易度パズルの部分は恐ろしく丁寧にヒントを出し、誘導してくれます。しんどい部分もありましたが、今となっては些細な事。喉元過ぎれば……
OuterWildsに似ていると話題になっていますが、遊び心地において一番似ているゲームは、間違いなく『La-Mulana2』です。
ブルプリがたまらなく面白かった人は絶対にやってほしいタイトルで、逆もしかりという感じでした。これはたぶん50時間以上やらないと体感できないと思いますが、自信があります。
パズルの感想に入るとネタバレ祭りになるので、プレイ前の人は是非引き返してこの極上のパズル地獄を楽しんでから読んでほしいと思いますが、一つ背中を押したいと思います。
このゲーム、ローグライクとパズルの組み合わせの体験が新しいと褒められているゲームで、それは間違い無いのですが、もう一つ踏み込んで褒められるなら、「圧倒的にストーリーが面白く、その出し方が美しい」ゲームであると褒めます。これ以上美しくストーリーを語っているゲームは、それこそOuterWildsくらいではないかと思うほど、終盤は一つの謎を解くたびに感動が押し寄せて来ました。
ゲームとストーリーが複雑に絡み合う作品が好きなら、ゴールデンウイーク全てを捧げる価値がある……そんな素晴らしい作品でした。
このタイミングでPCOTにGeminiが対応したのは日ごろから真面目にBabaやウサギ、ワームホールに立ち向かっているパズラーの徳の高さによる奇跡だと思います。
以下、パズルの振り返りと感想です。
容赦せずネタバレするので、クリア後にお読みください。

【Room46到達まで】
部屋が知識強化されるレール繋ぎローグライトゲームというだけでかなり面白そうだと思いましたが、実際かなり面白く夢中で遊べました。
最初こそかなり酔ったのですが、慣れてくると酔わない不思議なゲームです。部屋の構造を理解したからでしょうか。
ぶっちゃけ知識強化されるのは金庫がある部屋や庭園など限られていて、結局はお小遣いや部屋の恒久強化、PCなどのステータス開放がもっともっと強いのですが、
それが徐々に積みあがっていくバランスの良さが面白さの源流にあるのかなと思います。レベルデザインが神!
クソしょうもない算数と論理パズルが必須のデザインは最後までうんちだと思いました。(特にこの時期は)
そこまでお金貯まらない時期は左曲がりしかないショップを取りたく無く、行き止まりの鍵屋なんてもってのほか。それならベッドルーム取りたいんじゃいというのがゲーム後編にかけて逆転していくのが面白いですね。
あと電子セキュリティの突破方法が3個くらいあるのも良いし、控えの間の侵入方法なんて何種類ある……? 5種類はあるよな……?
ここまでは誰もが頑張ればクリアできるようにしつつ、この後の深淵謎解きをチラ見させて、お客様じゃない人にも満足して帰ってもらい、キモいパズル大好き人間を幽閉する手腕が神がかってると思いました。
やっぱ一番脳汁出たのは研究所の実験報酬に「恒久的に1円増やす」があることに気づいたときでしょうか。壮絶な作業ゲーの始まりでもあるのですが。
【地下の謎解き】
ほとんど偶然解きました。
あれ? 部屋固定されるところの裏に怪しいエレベーター下げる装置あるやん。からのアハ体験。
最初プリズムキーを手に入れたときにウキウキしながら持ち込んで鍵刺さらなかったときの絶望も結構思い出深いです。
そういうこともあってか、控えの間で赤い鍵出てきたときの高揚感たるや……!
ポンプ室をかなり念入りにこちゃこちゃやっていたのと、チャペル(カス)の謎解きかなり早い段階で気づいていたので、鍵手に入れた瞬間地下に行くんだなと思いつきトロッコも難なく突破。気持ちよかったな~
回転する歯車足場は大掛かりな割に普通に面白く無いのでやめた方がいいと思いました。
それよりサンクトゥム扉の前にある赤扉初めて見たときのほうが興奮しました。やっぱ「これ何に使うんだろう」が繋がった瞬間がたまらんと思うし、このゲームは100回以上それがあったのでマジ楽しかった。
8枚の扉は見ないふりしました。
人の名前ちゃんと見ないのもあって、いまいちマリーの息子=主人公というのが確信持てて無かったんだけど(この辺まで主人公≠王子で俺は墓荒らしかなんかだと思ってた)エンディングでちゃんと一致させてくれて気持ちよかった。これは機械翻訳の微妙な理解度でやっていた俺ならではの感動である。誇ってはいけない。
【隠れ家】
マジ面白い。天才。
「この船使えるのかな?」から乗れた瞬間も最高だし、階段から覗く大穴も「これ行けるのかな?」からちゃんと行けるのがこのゲームの本当に良いところ。
目分量で三回往復して突破したけど、その10時間後に行ったところでちゃんとヒントあったんだに気づいた。まあここはスルーしてた人向けかな。
ここにある文書で完全に引き込まれました。マリーの裏の顔が確定する瞬間でもあり、今までの赤手紙全ての内容がひっくり返る瞬間でもある。このあたりからストーリーが面白すぎたのは大いに助かりました。
【チェス】
もっと壮絶なヤバい作業パズルかと思ったら意外と面白い内容でよかったです。アンロックされるものも強いし、最終盤の伏線になっているのもかっこいい。
クイーンが一番大変なんだけど、チャペル以外がクソレアなビショップも意外と足りなくなる(2敗)。
もらえるバフは武器庫ばっかり使ってたかな。
【サンクトゥムキー】
正当派知識パズル。でもこれも6個まではガチッとはまったけど最後2つは推測と総当たりだったな。キレイに解けるんだろうか。
絵葉書がめっちゃいいですよね。
【地下墓地の秘密】
このゲーム屈指の脳汁ポイントでした。
というのも、サンクトゥムキー4本目あたりでRoom46の金庫を総当たりで解いたため、中の遺言書を読んでもいまいちピンとこなかったんですよ。
しかし、その後30時間ほどこのゲームをさまよい、その過程でサンクトゥムキーの絵ハガキや学校の最終問題などを頑張ってからもう一度読んだときに、以前地下を開けた際の石像を触る順番と異なっていることに気づいた瞬間はおかしくなりそうなほど気持ちよかったです。
名前も4体目まではサクッと、庭園の強化のスクショがなかったので結構大変でしたが、モチーフの部屋にヒントがあるので美しい問題だと思います。
結局DaujaとVeiaが最後まで絞り切れなかったのですが、どこかにヒントがあったのかな……言語的にこいつ。みたいな解き方をするのだろうか。
母が遺した2冊の本、さすがに感動だな~と思ったら「政治的に無理っすよこんなの」と出版社に怒られた理由がわかり大爆笑。こんなん出せねえだろ普通に。
結局は父と母の足跡を辿る旅であるというのがこの辺から浮彫になっていきますよね。
親父の誰にも読まれないであろう手紙(冷凍庫とか)は、超フランクに息子に語り掛けるような手紙を出しているし、母親もファンキーながら愛を感じさせるものばかり見つかるところが感動的でした。
この辺が英語得意な人からしたらもっと感動できるんだろうな~。本当に悔しい。
【ブラックブリッジ】
花瓶は「A New Clue」見たときに気づいたけど、もう一つは当たり前のように解けなかった。
これめちゃくちゃかっこいい謎解きなのに、あまりに進捗無さすぎて衝動的に攻略サイト見て解いてしまったのが悔やまれる。
見てやる気出たから選択としてはよかったけど悔しい。
解き方の美しい順番としては、サンクトゥムキー⇒本当の遺言書⇒草稿のA New Clue⇒ブラックブリッジですよね…………
……
あれ!?
ブラックブリッジのドア突破した先にある王室にサンクトゥムキーがあるんだが……?
まあ一個くらい解けなくても金庫空くし、俺は4つくらいで総当たりしたけど……本当にA New Clue(製品版)だけであの暗号解かせるつもりだとしたら、急に難易度上がりすぎじゃないか……?
草稿が最初に開示されてたとて解けてたとは思えないほどの難問だったと思います。
【箱片づけ】
マジでゴミ。本当に面白く無い。半分でいいだろうが。
この箱と、ビリヤード・論理パズルを毎回やらせるのさえなければこのゲームの欠点はほぼないと思います。
まだ解いてないところを並行しつつやるのがいいんだろうけど、ここまでくると何かに集中してやりたいからさあ……マジで嫌だったわ。ここで一回心折れそうになった。
【CASTLE】
神。マジで面白かった。
犬小屋のアンロックが遅れたせいで猫ちゃんヒントが最後まで集まり切らなかったけど、縦書きが出てきた瞬間取っといたメモがバキバキハマるの気持ち良すぎたし、散々『lorelei and the laser eyes』でやったローマ数字が役に立ったのもなんか伏線回収っぽくてよかった。
ETTは試験で間違えて2回やるハメになったところだったのもアツくて、とにかくユーザーのこれまでの体験を肯定しまくる激熱問題なのが最高すぎる。
とはいっても、ボタンを毎回押すのはあまり無かった(だいたいセットし終わってから押す問題が多いのに)ので、10分くらいはポチポチしてた。
ギャラリーパズルとか絵画赤手紙とかは攻略見ちゃったけど、ここ自力で頑張れたのは本当に良かったと思う。
というかここはヒント出すまでのモラジャイパズルがバカ難しかったわ。
箱の方は早々に気づいてたから、鍵出てきた瞬間の脳汁ヤバかったな。一生忘れないと思う
【throne部屋】
おそらく青い装備を全部集めてここに持ってくるんだろうというのはわかったんだけど、
(おばあちゃん部屋の日記⇒控えの間を盗んでくるのヒントでわかるやつ的に)あと一個STONEってものがあるはず。
これが本当にわからなくて、石ってなんやねんしかも青やろと5時間くらいウロウロした結果、いつのまにかショップに追加されているのを発見。キレそうだった。
呪いもクロークに預けたら無効化されるしマジでここ簡単すぎてあっさりだったけど、ムービーは超よくて泣きそうだった。
通路も上手い事縦に長かったので、そのまま青部屋連続も容易で(星20個使ったけど)一瞬でBlue Princeに至れた。美しすぎる美しすぎる。最高すぎるだろ。
ゲームの最も美しい終わり方だったのではないかと思う。
んで、黒いほうも開けたらうずまき出てきて余韻全部消えた。なんだあれ。今でもわかっていない。教えてくれメンス。
【青】
めちゃくちゃ大変だったけど(ちょっとここは攻略見た。紫わからんすぎた)
本当の本当の遺言書で大爆笑。機械翻訳だとめちゃくちゃだな~くらいに思ってたけど、翻訳家のnicolithさんの実況プレイでこの部分の訳を拝聴すると、「(遺書の)『curiosity(OuterWildsの売り文句“好奇心駆動”)』『Witness』の部分は意識してしまう」と仰っていて、ここだけはゲームファンや偉大なる先輩キモパズルに向けたメッセージを感じさせる感動的なものでした。
今まで数多の「Thank you for play」を見てきましたが、その中でも一番感動した最後のメッセージだったかもしれません。
うわー俺死ぬまでゲームやめらんねえんだろうな。本当に夢のような時間でした。
パズルゲーム大好きオタクはPCOT使ってでもやる価値ありますよ!現状GOTYです