以下の内容はhttps://tenko.hatenablog.jp/entry/2025/11/16/160424より取得しました。


BTCONJP2025に現地参加してきました。 #BTCONJP

Blogを書くまでがBTCONJP!!

ということで、BTCONJP2025に現地参加してきましたので、その様子や感想を記録しておきます。

イベントの公式サイトはこちら。

btcon.jp

サマリ

  • ものすごい熱量を感じられ、自身にも熱量を分けてもらえた素晴らしいイベントでした。
  • AIの進歩は恐れるものではなく共に歩んでいくもの、という共通の空気感を感じられました。
  • 各社様の課題解決、それも「ツール導入ありき」ではなく「ビジネス上の課題をテクノロジーで解決する」という、情シスとしてあたりまえの考え方の重要性を改めて考えさせられました。
  • 運営の方々、登壇・出展された方々、とも熱いに時間を分かち合った参加者の方々、会場を提供してくださったLineヤフーさん、皆様に最大限の感謝を。
  • また参加します。

発表内容ごとの感想

今回のイベントは、主に講演の聴講と交流目的で参加したため、かなりの数のTrackに参加させていただきました。

まだ資料が公開されていないものも多いため、公開され次第資料へのリンクを追加しようと思います。

[Opening]

すごい作りこまれたOPムービーから、イベントの世界に引き込まれました…!!

youtu.be

[KEYNOTE] 世界に普及可能なコンピュータやネットワーク技術の生産手段の確立(登大遊さん)

SoftEtherの開発者で知られる、登大遊さんのKEYNOTEでは、 日本という国で予見されているGDP不足への対策として、IT産業にかかわる国内技術者の働く領域を変えていくべきではないか、という発表をされていました。

IT技術に関わる人材を、以下の(a)(b)(c)に分類し、日本だけでなく様々な国の技術者の割合を、時代やトレンドの推移などにあわせて分析しておられました。

  • (a) デジタル基盤人材(AWS/Azure/さくらインターネットなどのプラットフォーム開発)
  • (b) デジタル応用人材(アプリケーションやサービス開発)
  • (c) デジタル活用支援人材(SIerやコンサルなど)

現在の日本は圧倒的に(c)が多いが、それはAIで代替可能なため、今後の国のGDPを延ばしていくためには(a)(b)の人材へシフトしていく必要がある、という内容でした。

また、過去にご自身が筑波大学に在籍されていたころの活動内容がもたらした成果を年間社会的便益(Annual Social Value)で測った分析結果から、直接的に儲かるビジネスを起こす、という形ではなく、人材や技術の種が芽吹き、育つ場「ガレージ」を認めることの重要性を強く説かれていました。

実際に現在の大企業であるAmazonGoogleMicrosoftCisco Systemsなども小さなガレージから始まった企業であり、そこから大きくなった、という事例をもとに、そこから始まった経済的な発展の歴史をご説明いただきました。

そのようなガレージから生まれる(a)(b)のようなデジタル技術者は、情シス部門が実施したくなる「統制」という型の中では育たないため、「作りたい」という気持ちを持たせること・そのための環境を与えることが重要である、とコメントされていました。

今後の自身の身の振り方を見つめなおす機会になっただけでなく、日本の将来も踏まえて、非常に勉強になるセッションでした。

資料をアップロードしていただいていましたのでリンクを追加しました。

[A1] タスクからポリシーへ 自立型SaaS管理が変える情シスの役割

ジョーシスさんのセッションで、組織にはびこるシャドーITや直近で発生したセキュリティインシデントの事例をもとに、アカウント管理とその運用作業の自動化を強いメッセージとして感じるセッションでした。

SaaSに残されたままの退職者や未使用者のアカウントは、無駄なコストにつながるだけでなく、セキュリティリスクつながりかねません。

そして、それらを手動で管理するのは限界を迎えているため、組織としての「ポリシー」を定義し、また中間にAIを挟むことで、アカウントマネジメントを完全に自動化できる、というプロダクトの機能が紹介されていました。

コスト管理・セキュリティ管理ともに情シス部門では至上命題のため、ぜひ使ってみたいプロダクトだなと感じました。

[B2] SaaSを買わない未来-作り出す情シスの挑戦

クラウドネイティブの代表、シンジさんによる、いつも通りのぶっちゃけトーク満載なセッションでした。

現地で知り合った方と参加前に「SaaSぶっつぶす話っぽい?」という印象を語っていたのですが、当たらずとも遠からずな内容でした。

概要とすると、以下のような内容でした。

  • SaaSを活用するのはいいが、SaaSの値上げラッシュが予算の増加分を上回り、結果として戦略投資に使うべき予算を食いつぶす【SaaS税】になっているのが実態
  • 上記を少しでも解消するべく、AIの力を借りて業務特化のアプリケーションを作り、小さな便利SaaSを解約していくという流れになるのではないか。
  • それをやるためには業務理解が必要であり、実際の事業部門と共創していくスタイルが今後の情シスに求められる姿勢ではないか

これ、本当におっしゃる通りだなあと思います。

SaaS事業者側がどのような目線で値上げというものを考えているか、という点も非常に参考になりました。語り口が痛快で面白かったです。「AI機能搭載しました、値上げします」は必然性はわかるものの、それを十分に活用できないのであれば、ただのコスト増です。

私は良く現場に足を運びます。それは、自分の今の仕事を楽にする、という目的の他に、現場の業務知識を少しでも自分の中で身に着け、現場の方の業務を改善する際に併走できる存在でありたい、と思っているからです。

このセッションの中で話をされた内容から、今の行動指針は間違ってないんだな、というように背中を押していただいた気持ちになりました。

[A3] これからの情シス業務の最適解~欧米で拡大中のコンパウンドプロダクトとは?~

Dress Codeさんセッションでは、「コンパウンドプロダクト」という考え方の概念のご説明から始まり、現状の各部門に存在するサイロ化されたシステムをつなぎ合わせるのではなく、事業にまつわる様々な個々の仕組みをあらかじめつながる前提で作られたプロダクトとして開発されているDress Code(プロダクト名)のご紹介を頂きました。

プロダクトとしての考え方は非常に明快で必要性も理解できます。

ただ、どうしても全体管理プラットフォームになると、個別カスタマイズとの闘いになり実務とのひずみが大きくなりそうだな…というような懸念も感じました。 まだリリースされたばかりのサービスですので、今後の発展に期待したいです。

[A4] AIを前提に、業務を"再構築"せよ。IVRyの9か月にわたる挑戦と未来の働き方

IVRyさんで実際にAIを実務に取り入れられた際に歩んだステップと、立ち止まったりした点などを非常にわかりやすくご説明いただきました。

早速資料が公開されていましたので、リンクを残しておきます。

お話されていた通り、今のAIの進歩に対し、現時点で中長期のロードマップを定めることに意味があるのか??という点は私も疑問符です。

AIは4か月ごとに大きな変化を遂げる、とおっしゃっていた通り、今後のAIによる変化は誰にも予測ができません。

不確実性に対して計画を立てる必要があるシーンも存在しますが、現在の変化のスピードで考えると、我々が考えている予想を大きく上回ってくる可能性も高いです。そのため、現時点でロードマップを定めず、活用の方向性だけを定めるという意思決定は非常に納得できるものでした。

また、こちらは上記資料内でも紹介されている、IVRyさんのAI Awaradに関する取り組みの記事です。こちらも面白そうなので後ほど拝見します。

[B5] サプライチェーンセキュリティ~情シス&事業部門で活動したらめちゃ捗るという話~

香川の株式会社マキタ(船舶のエンジン製造の会社)さんの情報企画部長を勤められている、高山さんのセッションを聴講しました。

事前に以下の記事を読んでおり、共感しまくりだったのでご本人の口からききたい!という思いで参加。

結果、上記内容の2-3倍のボリュームで超スピーディにセッションが進み、首がもげる思いで頷きながら聞いていました。

随所に感じられたのは「情シスも現場に行こう」というメッセージとパッションです。

これ、私が現職でずっと実践しているテーマで、Ask The Speakerの場でご挨拶させていただいたときも、感動のあまりちょっと涙腺がうるんでました。

事例の中では、業務委託先のセキュリティチェックの実例をテーマに、回答内容をどのように活用するか、現地視察した結果はどうだったのか、それらを踏まえて得られた成果をもとに、今後の流れを再設計するとどうなるか、というようなお話を伺うことができました。

一緒に回られていた、IT職ではない方のめきめきと成長してく姿が目の前で見えるようで、こういうフィードバックループが形成される関係性は素敵だなと感じます。

資料がすごいスピードで展開されていたので見逃した箇所も多くあり、また資料全編が公開されるのを楽しみにしています。

お話を聞いていて、7月に香川にいったばかりなのですがまた香川に行きたくなったので、おいしいうどん屋さんを教えてください!!

[B7] AIと自動化がもたらす業務効率化の実例:反社チェック・資料請求フォームの調査プロセスの自動化

NOT A HOTELの事業や従業員さんの属性情報のご説明に始まり、実際に新たな取引先と取引を始める際に必要となる反社チェックを、AIの力を活用して改善した、という事例を細かくご紹介いただきました。

写真でいくつか建物をご紹介いただきましたが、どれも絶景で一度近くで見てみたいな…と思えるものばかりでした。もっとおちんぎんほしい。

当初はZapier + Gemini で実装していた効率化も、ワークフローが複雑になるにつれてSTEP数が非常に多くなり、Zapierの限界を迎えたということで、現在はn8n Enterprise + Gemini で実装されているとのことでした。

また、社内でAI活用人材を増やすためのコンテンツにもn8nを利用されているとのことで、「歯抜けにしたフロー図を使った学習用コンテンツ」は非常にいい考え方だなと感じました。完成してるものばかり見てると、最初のステップを踏み出しづらいんですよね。非常に利用者の方に寄り添ったコンテンツの考え方をされており、大変参考になりました。

[A8] CIOが語る!フリー社における生成AI活用の試行錯誤とこれから

産休で離れていたfreee に戻られて一年未満のCIO!という、前村さんの講演は、まだ道半ば、という前ふりどおり、取り組みの中身とその中での苦労などをいろいろと伺うことができました。

セッションの例でもあったとおり、「AI人材」って定義が難しいですよね。そこで定義をまずは仮で定め、そこから随時見直していく、というスタイルで前に進められるという考え方は非常に参考になりました。

また、ChatBotのキャラクターである「わカルくん」もかわいらしい!!!

そのChatBotを使った業務効率化についても、フィードバックループがちゃんと意識されたつくりになっており、見習うべきところが多いなと感じました。

[A9] LINEヤフー合併におけるグループ従業員/アカウント管理の課題

LINEヤフーさんのセッションでは、合計55社という非常に大きな組織体のアカウント統合に関する、計画立案時の想定と実際の進行時に発生した想定外事象、ならびに現在の状況と今後の計画について伺うことができました。

ID管理の考え方は本当にセッションの中でお話されていた通りで、契約形態によって従業員番号が変わる、というのはよくあるケースだと思いますので、特定個人のユニークIDがない状態だと従業員番号がユニーク情報?として扱われ、その結果あとからのトレーサビリティが困難になり、権限の付与・はく奪なども適切に行えなくなる、というのはどこの現場でも実際に起こっていることだと思います。

それらの問題点を適切に分析し、計画を立て開発し…というところからの苦労話などを聴くことができました。

55社の従業員データベース統合なんて、私だったらぜったいにやりたくないなあ、と素直に思いましたが、やるしかない状況で前に進めるにはどうするか、という芯の強さを感じられたセッションでした。見習いたい。

(ちょっと途中から会社からの問い合わせが入り、終わりのほうはあまり聞くことができませんでした。録画で改めて拝見します)

[B1] 明日からまねしてOk!NOT A HOTEL で実践している入社手続きの自動化

こちらは、NOT A HOTELさんの自動化の事例です。

こちらについては、おそらく内容が公開されるだろう、と思いTrackでは選ばなかったのですが、予想通り記事化していただいたものが公開されていました!

kajinari.kreis-works.com

展示ブース

出前館さんブース

X上でのお知り合いが在籍しているのと、インターネット老人会ネタがあったこともあり、真っ先にお邪魔しました。

私は、ICQ(アイコンとアッオー)、文豪ミニを書きました。

展示は見てません。()

Safieさんブース

自社でも利用しているクラウドカメラで、つい先日ホテルニューオータニで開催された、レゾサミ2025というイベントにも参加させていただきました。

そのため、Safieさんがどのようなサービスを提供されており、非構造化データである映像を構造データ化し、様々な用途に活用していくためのAIプラットフォームを作られている、という状況は把握していました。

上記の実際の動きが見れるかな、と思って展示を拝見したところ、AIによる人の識別や所定エリアを通過した人のカウント、人の動線追跡などが動作している現物をこの目で見ることができました。

まだ実際に構造化されたデータの外部参照のような機能はなさそうでしたが、できるといいなーという思いを伝えたので、きっと作っていただけるはずです!!

■Safieさん公式HP

kickflowさんブース

自社ではkickflowさん以外のワークフローを利用しているのですが、どのような差があるのだろう、という点を学ぶべくブースにお邪魔しました。

現在利用しているワークフローツールとの大きな違いとしては以下のような点だなと感じました。

  • <1> 組織変更の事前予約が可能
  • <2> ワークフロー関連の編集権限移譲が可能
  • <3> 外部APIが標準で利用可能

自社は比較的組織変更も多く、<1>の際に担当が非常に神経をすり減らしながら随時で対応している姿を目にしているため、これが利用できるようになるといいなあ、と感じました。

ただ、お金面が現状のサービスがすごい安いということもあり、採用に向けて内部に働きかける大きな壁になりそうです。お値段勉強して下さい!!1

■kickflowさん公式HP

ZUNDAさんブース

ずっと気になっていた、緑色の筐体が特徴のNW機器を展示されていた、ZUNDAさんのブースにもお邪魔しました。

ハードウェアとしては、通常のNWラインとは別でSIMを搭載しそのSIM側で機器を管理可能なため、実際の利用箇所の設定状況によらないZTPが実現できる、というプロダクトでした。

実際にZTPができる製品は多いのですが、「インターネットにつながる前提」という製品が多く、「そのインターネット環境につなぐために初期設定を変えないといけない環境」(固定IPとかPPPoEとか)の場合には、完全なZTPは難しい、というのが多くのプロダクトの特徴です。

ZUNDAさんの製品はそのネックになる個所をうまく解消できる仕組みになっており、着眼点がすばらしいなと感じました。

ただ、自社の拠点は携帯電波が届かないような厚い壁に阻まれた拠点もあるため、SIM管理限定!となるとなかなか難しいものがあるなあ、という点も感じました。

もう一つ展示されていた、ユーザ体験の可視化のためのソフトウェアは展示は確認できなかったため、またホームページなどで確認しようと思います。

■ZUNDAさん公式HP

MoneyForwardさんブース

SaaS管理などの機能を持つAdminaの紹介をされていました。

セッションの中でも「まずは可視化から」という内容が多くうたわれており、その起点となるプロダクトの一角です。

色々な使いかたを伺うことができたので、活用シーンがないか探してみようと感じました。

長々とブースでお伺いした際にも丁寧にご対応いただき、本当にありがとうございました。

■Admina公式HP

VAIOさんブース

セッション会場の手前の廊下にもブースが構えられており、そこにはVAIOさんのブースがありましたので、そちらにお邪魔しました。

私が家で初めて触れたWindowsは、父親が買ったVAIOのノートPCで、大学に入学した際にプレゼントしてもらったPCも薄型デスクトップのVAIO(両者ともSony時代)だったため、VAIOは思い入れのあるブランドです。

実際に展示されていた商品を触らせていただいて、キーボード部のタッチ感や高級感、ヒンジ部分のつくりの丁寧さに驚かされました。

また、なによりモバイルディスプレイの軽いこと!!!!320gくらいだそうですよ、奥さん。世界最軽量だそうで、本より軽いです。持った感じビビりました。

ボタンも非常に少なくシンプルなつくりにすることで軽量化に成功したとのことで、利用者のことを真剣に考えた非常に素晴らしいプロダクトだなと思いました。

■VAIOさん公式HP

会場ファシリティ関連

展示ブースだけでなく、軽食や飲料、それに加えてガチャガチャやビンゴなど、参加者を「会場にいるのが楽しい」という気持ちにさせてくれる展示会は初めてでした。

プランを検討された運営の方々も非常に頭を悩ませながら企画されたのではないかと思います。

非常に楽しいイベントでした。本当にありがとうございました。

入場前・懇親会関連

会場入場までの経緯とそこでの出会い

なぜか4時半頃に五反田のホテルで目が覚めてしまい、ホテルにいてもやることがないのと土地勘もないこともあり、身支度を整えた後すぐに会場に向かいました。

結果、06:45には会場となる東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワーに到着してました。

2Fにファミリーマートを見つけて朝ご飯を調達し、カフェスペースに座ってご飯をたべていると、主催のおかしんさんと思わしき人が来訪され、続々と主催者側の方々が集合されているのを眺めていました。

途中、運営のKUMIKOさんから、中に入れますよ、というお声がけもいただきました。やさしい…!!

その後、同じように早く現地についたマサオさんと知り合うことができ、めでたくぼっち解消! ほかにも開場までに数名の方が合流し、待ち時間も楽しく過ごすことができました。

懇親会

開場を11FのLineヤフーさんの社員食堂にうつし、いつもどおりうぇーいしました!(缶ビール4本ほど)

会場の雰囲気の共有のため、KUMIKOさんのツイートを埋め込みさせていただきます。Lineヤフーさんの社員食堂、広くてすごくきれいでうらやましかったです。

お酒の力も借りながら、セッションの途中ではお話しできなかった他社情シスの方とも交流ができ、またスピーカーの方ともお話しすることができました。

料理もおいしく、大変満足度の高い懇親会でした!!

終わりに

運営の方々、 登壇・出展された方々、

ともに熱い時間を分かち合った参加者の方々、

会場を提供してくださったLineヤフーさん、

改めて、最大限の感謝を申し上げます。

次回、2026も開催されることが発表されていましたので、その際には今回のイベントの成果を持ち帰って得られた結果を持ち寄って語り合いたいですね。

またお会いしましょう。

俺たちの戦いはここからだ!


追伸、今回のイベントがXでのトレンドにあがってましたね!やったね!

https://x.com/i/trending/1989518794373447721?t=bVKa00mXA6zz8CZWXIBWig&s=09




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