上京して働き出して家庭を持ち、給料やら諸々の利便性から縁もゆかりもない土地に越して幾星霜。徐々に今の土地に地元という感情が芽生えてきた。
元々、僕には手放しで地元と呼べるところはない。実家がある場所には4年間しか住んでないし、最も長い時間を過ごした大学時代の土地は研究室での実験と麻雀の記憶しかない。この前調べたら住んでたところは解体されて跡形もなくなっていたし。
そんなわけで何処を指しても地元と呼べるものは無かった。だから住んでいたところを茶化されて感情を動かされることは無かったし、実家周辺が盛り上がる事自体は良いことだと思うけど、地元の振興に対して積極的に応援する気も起きなかった。地元愛が芽生えないのは心に重大な欠陥でもあるのかなと考えることもあったが、単純に過ごした年月が足りなかったようだ。
地元愛の発露として、近隣の開店閉店情報が気になるようになった。小学校の行事のサポ―トに参加したりもする。極めつけはジモティーの利用だ。
ジモティーは地域密着型の掲示板サービスで、メルカリでは配送料負けしてしまう大物の取引も可能。そんなわけで使わなくなった大物の子供用品を無料で引き渡して地域内で循環させる日々を送っている。
僕は粗大ごみ料金を払わずに済んでハッピー、取引相手は無料で品物をゲット出来てハッピー、環境視点でもゴミが出なくてハッピー。
ジモティーで出品する度に僕と土地の結びつきも強くなる。色々と逆風は多いけど、今後もこの土地で生きていくんだなぁと思いながら過ごす今日この頃。
それにしてもジモティー、無料だったり現金取引だったりがメインなので広告が売上のほとんどって、上場企業にしてはなかなか金儲けにマイルドな感じ。
