5時半起床。冷え込むようになったので、温かい飲み物が恋しくなる。美容系や自分を整える系アカウントのルーティンでは、起床後の白湯が当然のように組み込まれている(し、実際に健康にもいいんだろう)が、朝の限られた時間の中、白湯を飲むまでの時間はない。飲み頃まで冷ますのに時間がかかる。冷たい水で割れば、ごくごくいけるちょうどいい温度になるのかもしれないが、なんだか白湯に向き合う姿勢として違う気もして、積極的に取り入れる気持ちにならない。恐らくあと5分の早起き全てを解決するんだろうが、1分でも長く寝ていたい身としては、なかなかハードルが高い。
平日に白湯を飲む余裕があるの、かなりすごいことだなと思う。
出勤。うんざりするメールをエイヤソイヤして一段落と思ったら、午後から思ってもみなかった角度からややこしい話に巻き込まれる。しかし、定時帰りは諦めていなかった。意外に帰れそうかもと思っていた終業5分前、新たに緊急案件が割り込んできてみんなでバタバタする。トラブルはなぜ帰りがけに発生するのか。結局定時からだいぶ過ぎて終業。
アガサ・クリスティの『終りなき夜に生れつく』を読み終わる。
原題は「Endless Night」。タイトルは、ウィリアム・ブレイクの詩『無垢の予兆』の一節「Some are born to sweet delight,Some are born to Endless night.」から採られているらしい。この詩は、実際に作品の中でも繰り返し出てくる。
これを『終りなき夜に生れつく』と訳すセンスが素晴らしいと思う。翻訳という仕事はすごい。原語のニュアンスを、どう訳せばより伝わるかということを考え、言葉を咀嚼しながら訳していくわけで、訳すというより再構築という創作作業のように思う。うまく言えないけれど。語学が得意!だけではできない。原語と訳語に対する深い理解がないと、言葉は選べない。
観るサプリメントと名高いインド映画「RRR」の「ナートゥをご存知か」という台詞の訳も絶妙だったことを思う。
アガサ・クリスティを読んだのは初めてだった。ミステリー作家のはずなのに、2/3程度読んでも事件が起こらなかったのでいつ何が起こるんだとドキドキしていたが、残り1/3が怒涛の展開だった。ジャンルはミステリー。私は感想がうまく書けない(ネタバレ発言をしそう)ので、気になる人はぜひ読んでほしい。
読了後にはタイトルが重くのしかかってくる。少なくとも爽やかな結末ではない。
そして、本作はフィクションだけれども、「終りなき夜に生まれつく人もいる」というのは、私たちの世界、生活に地続きである言葉だと思った。後からじわりじわりと考えさせられる。
歯を磨いたら、仮詰めがすこし剥がれるような怪しさがあり、とりあえず励ます。ヤバいと思ったときは声を出していくことが大切。
明日は何を読もうかと本棚とKindleをぼんやりと眺めたが、決められない。Kindleの充電が16%だったのでケーブルをさす。明日カバンに入れることを忘れそうだ。明日の私に期待する。