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身辺雑記、年末駆け込み映画館へ。『落下の王国』『ジャグラー/ニューヨーク25時』など

はじめに

  • 今年は全然映画見てませんでしたね……という反省から、年末に駆け込み何本か見て来ました。その記録と、映画スタアに纏わるモヤモヤを書いています。

映画『落下の王国

  • グランドシネマサンシャイン池袋にて、『落下の王国』見てきました。
    • ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD]
  • 公開当時も見ておらず、奇天烈衣装と絶景広がるビジュアル全振りな映画かと思って見に行って、いや確かにそういう側面はあり、目の保養になるのですが。もっとストレートに物語があり、失恋NTRメソメソ男と少女の交流、物語が人を勇気付ける、そして映画万歳という内容でした。
  • 自分の浅墓な棚から引き出すと、『ミツバチのささやき』→『パンズ・ラビリンス』『ビッグ・フィッシュ』あとやはり『ニューシネマパラダイス』辺りを思い出しました。
  • 特に物語が現実を上書きする、人が人にお話を語る、内容がその場で分岐可変し、エモーションを紡いでいく。これ全くもって嫌いな話ではない、むしろ大変好きな類型です。実際、見てる途中に鋳型としては、あーこれは俺好きなやつ!とは思いました。
  • ただ、なんでしょう。そんなウオーと感激するようなテンションにはならんかったですね。これは感想戦した時もそういう話になり。いや別に全ての映画でエモエモしくなる必要はないんですけどね。あと背景や含意を自分が汲み取れなかっただけ、という部分も勿論あると思います。
  • 映画内物語のゴレンジャーがビジュアルは立っているけど、内面や交流がないから、いまいちドラマにならんのでは、と言われてそれはそうかも。
  • 見ていて気になったのはアジア趣味がやっぱり異国!エキゾチック!観光!ていうノリで、安直な感じは正直しました。ケチャの場面とかどうです、変な風習でしょう!というトーンにも感じて。監督はインド出身だそうなのですが。

映画『ジャグラー/ニューヨーク25時』

  • シネマート新宿にて『ジャグラー/ニューヨーク25時』。面白いらしいから見に行こうぜ、と言われ出かけたぐらいのテンションで、前情報ほぼなしに見ました。
    • 映画チラシ「ジャグラー ニューヨーク25時 4K修復版」
  • 粒の荒い、触ったらザラザラしそうな映像の質感。『フレンチ・コネクション』ばりの乱暴極まりないカーチェイス汚職を告発する清廉さ、でも同僚に恨まれてしまう『セルピコ』のような行き場のない主人公。
  • 見ていてこの人もあの人も、目離した隙に死ぬんちゃうかという安心感のなさ。あー70年代映画の風を浴びてるぜーという気分になります(正しくは1980年公開の映画だそうですが)。
  • 特に汚職警官役のひと。最初に出てきた時から眼がガン決まり、速攻暴力、街中でショットガンをぶっ放しまくるイカれ具合で腰を抜かしました。これ撮影ちゃんとしてるのか、ゲリラなんじゃないかと思わせる臨場感。延々追いかけてくるはちょっと『ターミネーター2』のT1000を思わせるものもあります。
  • タクシードライバー』みたいな拗らせた犯人の、斟酌すべき事情はあるんだろうけれど、でもやっぱり貴方どうかしてるよ!という戯画的になり過ぎない気持ち悪さが絶妙でした。
  • 見終わって「間違えられる」件は『天国と地獄』を思い出しますね、という話に。でも帰ってきて検索したら87分署シリーズ時点で、この間違いネタはあるらしい……。
  • あとアリッサ・ミラノみたいなヒロインの服装含めて『コマンドー』入ってると言われ、これは確かに。
  • ただこれは映画の出来と関係ない、自分の性癖の問題なんですけど。妻との関係に問題を抱えた主人公が劇中で活躍することで自身の主体性を取り戻すって、作劇のお約束があるでしょう。その時に妻に変わる新しい美人ヒロインが登場すると、妙にテンション下がるんですよね……。
  • 『超音速漂流』とか読んだ時もこれ思ったんだよな。なんかその願望は置いときません?主人公の動機、KOKOU感が鈍る気がするんですよね。後発の『コマンドー』は一応ヒロイン相当のキャラ登場するけど、色恋に発展しないのが逆に爽やかな感じするんですよね。これは童貞を拗らせすぎた感覚なのでしょうか。

映画『シャドウズ・エッジ』へ……行かずにジャッキーに纏わるモヤモヤについて話す

  • 年末に何か映画行こうぜという話になり、ジャッキー・チェンの『シャドウズ・エッジ』が面白いらしいよ、と振ったら「うーん」と乗り気でなく「いまのジャッキーの顔見るのがもうしんどいんだよね……」と言われてしまいました。あー、あまり敢えて触れないようにしていたけど、ジャッキーの昨今の政治信条が受け止め難く、それもあって見るのがしんどいってことかと。後になってゴメン、そういうことなんだよね、と聞いたら、「いや、歳取って顔が険悪な感じになってしまい、キラキラのベビーフェイス感がなくなってしまったから」と言われてあっちょんぶりけ。それって「政治信条の話ではなくてルックスの話ですやん!」と言ったら「そうですルックスの話ですよ!」と返されて、そう素直に表明されると、まあ、はい。
  • いや本当はルックスの話だけではなくて、政治信条のことも相俟って、かつてスタアに重ねてみることが出来た幻影、物語が雲散霧消してしまった、ってことですよね。分かります。「俺にとっての前田日明と同じですよね」と肩叩いたら「一緒なの?」と怪訝な顔をされた次第。同じだよ!たぶん。
  • 確か映画『プロジェクトA2』だったと思うのですが、革命を志す集団にジャッキーが「市井の人の命を無碍にするような行動には賛成できない」と説く場面あったと記憶しています。当時はカンフー、アクション映画の中で人道主義、ヒューマン賛歌を訴える場面と感激したものですが。現状のジャッキーを考えると無邪気に喜び辛いものに思えてしまう。今となると、あれも体制翼賛的な姿勢にすら聞こえてしまう……。まーこういうの、コインの裏表だとは思うのですが。
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補足:脳内物語と実像とのズレ

  • 音楽とかもそうで、作家と作品は基本的に別と思いつつ、同意し辛い政治信条知るとエモーションに影が差してしまうのはやっぱりありますよね……。でもそれも受け手の勝手な幻想なんだよなーという諦めもあります。
  • (だから政治信条なんて知りません、気にしません、という話ではないですよ、念のため)
  • 人は銀幕のスタア、プロレスラー、アイドル等を自分の脳内で作り上げた物語を投影して消費している。後に脳内物語と実像がズレると、その齟齬に苦しみを覚えてしまう。
  • ジャッキーの現実での振る舞いが、かつての映画での彼と乖離していく。それは繰り返しますが「受容側が勝手に作り上げた聖域が、時間の経過により折り合いがつかなくなる、変質してしまった(と思ってしまう)」例証として、敢えて書いたところあります。対象が誰であろうと、それがジャッキーでも前田でもアイドルでも、俺たちは手前味噌な「幻想」を投影し、それが違ってしまった(と思ってしまう)時に勝手に傷つく生き物なんですよ……。そういう心の動きはあります。少なくとも俺は身に覚えがありますよ……。

さいごに

  • 後半はもう映画とあまり関係ない話でしたね……。
  • 後日、書いた話に繋がるかもなので、お暇あれば読んでみてつかあさい。



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