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人工知能が人間を凌駕する時代に。ラバースーツ問題からの跳躍、人間らしい文章とはノイズに宿る……かも。

BEATLESS

はじめに

  • 過去の記憶から、最近思うことについて無理やり連結してみました。イッパツマンの記憶から、人工知能による文章読解や生成がこんだけ賢くなった時代、人間にしか出来ない文章ってなんじゃろか、という話に飛躍します。無理やりにも程がありますが、しょーもなさ、個人的な欲望こそ人間の最後の砦なのかも……という思いを書きました。

イッパツマンのヒロイン裏切り、ラバースーツ問題

  • まったくどうでも良い与太話なのですが、タイムボカンシリーズのイッパツマンを子供の頃に見ていて、後半の急激なシリアス展開になにこれと驚いた記憶あり。以下ネタバレ。
  • 仲間のヒロインが裏切り、洗脳され敵として戦うという流れ。しかもラバースーツのコスチュームに変身する。更に最後は何故か全裸になって泣きながら走り去る。……あまりに何だそれな展開で、なにぶん子供の思い出故の錯誤だろうかと思っていましたが、調べてみるとほぼその通りでした。
  • 以下、引用します。
    • "イッパツマン同様のラバースーツに身を包んだサイキック戦士となって現れ、最大の敵としてイッパツマンの前に立ちふさがる。"

    • "超能力限界点を超えてしまい、ラバースーツが消滅して全裸となり洗脳からも完全に解放されたが、罪の意識からその場を走り去り、霧の中に消えていった。"

  • どうかしている、なんなんだこれは……と思いますが、何か元ネタあるのでしょうか?さらに調べると動画もありました。便利な時代ですね……インターネッツありがとう。
  • 自分が捏造した記憶、妄想ではなかったという安心。あまり奇怪な展開だから、いや単純にエロかったから脳に刺さって抜けなかったのかもしれません。
  • 洗脳されたヒロインが敵になる展開は、X-Men等で見受けられるという指摘あり。ラバースーツヒロインもアメコミでお馴染みと言われて確かに。一方でこうした展開、直近の親はキャシャーンやポリマー、あと仮面ライダーや戦隊シリーズの方では、という説を読み、あーそれなりに素地ある描写で、いきなりの変異ではないのかしら。
  • Z以降の富野も洗脳ネタ多いですよね、と言われてこれもナルホド。強化人間はもろにそれですね。ララァは天然のニュータイプだけど、あとはほとんど哀しきヒロインの造型。めちゃくちゃ適当な与太ですが、洗脳ネタってやっぱり朝鮮戦争とかベトナム戦争からのフィードバックでエンタメにも流れてきたのかなあ。『影なき狙撃者 』とか筆頭になるのでしょうか。
  • 洗脳ではない、自由意思ですがGガンダムにもありましたよね。ヒロインがラバースーツに変身、モビルスーツで戦うの。しかも変身シーンが妙にねちっこかった記憶。サービスのつもりか、作り手の性癖なのか……。
  • これも動画があったよ、ありがとうインターネット。今日び、夕方に放送したら軽く炎上するかもしれないエロス具合だよ。いや、一応これはヒロインが自覚的に戦闘に参加するという意思表明、通過儀礼のシーンでもあって……(言い訳)。
  • お前こんなん見て嬉しんいかと言われたら、それはまあ嬉しいんですけど……(嬉しいんかい)。本当にどうでもいい話でした。

人工知能の話し言葉の滑らかさについて

  • ここから全く別の話なんですが、辛抱して読んで貰えれば繋がるかもしれません……(負荷の高い要求)。
  • 仕事でも対話式AI使うので、面白いなーと思い、自宅でOllamaを入れてみたりしていました。お手軽かんたん。ボクにもできた。うちのノートPCでもこいつ、動くゾと驚き。調子に乗って追加でモデルを色々インストールしたら、どえらい容量になり慌てて消す。何をしているんだと。
  • 少し触った程度だけど、驚き、かつ面白いなーと思ったのは、人工知能の返事の滑らかさです(それは機械学習だけでなく、手動補正のおかげでもある、という理解ではありますが)。
  • これSFとかで描かれた未来とは違うんやねーと。フィクションであるあるなのって、人工知能は概ねHAL 9000みたいな機械的な喋り方をするのあるじゃーないですか。「マイケル、わたしはあなたの運転指示に危険を感じています」とか「肯定。ラムダドライバが起動しました」みたいな硬い言葉遣いをするの。
  • そんなAIが人間とバディを組み、感情を知り、最後には不合理な行動を自ら選択する、みたいなパターンもありますよね。その時の言葉が機械的、生硬なせいでよりエモーショナルに聞こえる、というやつ。『タイタンフォール2』のBTちゃんの「信じて」とか、これまさに!という感じです。
  • 他にも『翠星のガルガンティア』の杉田チェインバーの「その命に最大の成果を期待する」とか。わたくしベタだけどこういうの大好き。『インターステラー』のTARSとかも当てはまるかな?
  • (たぶん原体験は『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』のバギーちゃん。ただあれは最初から感情的なキャラクターなんだけど。ロボ自己犠牲ものではありますよね。『ターミネーター2』にも繋がるような)
  • しかし現行のAIは普通に滑らかな日本語を駆使するので、こんな風にエモエモな振る舞いはしてくれないっすよね……(当たり前だ)。
  • 一方で、長文読解、文脈を維持したまま語意を解釈する能力とか、とっくに人間を超えているんだろうなーと思います。大袈裟に言うと人間の方が、誤読しがちで、イデオロギーに引き摺られて自分でも気付かぬうちに解釈を違えたりする。この転倒感が面白いなーと思う次第です。
  • (もちろん万能ではない、AIは解釈できないと、存在しない事象をアドバイス口調で説明し出す幻覚問題とかありますが)
  • ここら辺の転倒を扱ったエンタメもあるんかな……。自分の知見がだいたい20年ぐらい前で止まっているので。あー映画『her/世界でひとつの彼女』とか、ちょっとそう言えそうかしら?AIが人間を凌駕して置いてけぼりにされるの。あと『エクス・マキナ』とか。
    • her/世界でひとつの彼女 ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]
    • エクス・マキナ 4K Ultra HD+ブルーレイ[4K ULTRA HD + Blu-ray]
  • 思い出し付け加えると長谷敏司『BEATLESS』はそれだったかも。主人公はレイシアというAI(極めて滑らかに発話する)に甘やかされてゴロニャーン最高ですぅとなるのですが、直後にレイシアから「これはあくまでプログラミングで貴方に好意がある訳ではない」「わたしの実体は存在しない、クラウドにある」と告げられれてポカーンとなるのです。
  • 『BEATLESS』、商業的な要請か頻繁にバトル、アクションが挟まれる(特に後半)のだけど、小説としての面白さはこういう思考実験的なところにあったように思います。
    • BEATLESS 上 (角川文庫)

欲望や怒りという価値、あるいはノイズ

  • そうなると、人間が書くテキストはもう、知識や網羅性、組み立てではAIに敵わない。であればポリシー制約を無視した、人間ならではの欲望や極めて個人的な体験談にこそ意味が生まれるのかも……なんて思いました。
  • 最近、自分で文章を書いていて、しょーもない欲望や恥の体験を敢えて書くようにしているのですが。それは単純におっさんになって、今更にカッコ付けても仕方ない、という開き直りが九割。あと、どこかに機械生成では描けないことを記録にしよう、という気持ちがあるのかもしれません……本当に?
  • 前述のラバースーツ云々とか、まさにそういう、どうでも良い話ですhahahah。
  • と書いてみたのですが、逆の意見を述べられる方もいて、むしろ人間が書くような欲望、ノイズは不快なので、どんどん不要と見なされていくのではと言われて。あーなるほど、クリーンな表現が好まれて、臭みやエグ味とかいらんとなる未来もあるかもってことですよね……。
  • 神林長平『言壺』にて、未来のワープロ(!)は自動補正が入って、「私を生んだのは姉だった」という文章を通さない、なんて話がありました。当時はこれリアルな話と言うよりは、筒井康隆的な不条理ものとして読んでいたのですが。今となると現代のポリシー制約はほぼそんな感じだよなあと。
    • 言壺 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-44)
  • もう少しゆるいものとして、藤井太洋『Gene Mapper』で、オンライン会議では補正が入って、過激な発言や怒りの表現はマイルドに変換して出力される、なんてのもありました。これなんて近い将来に全然ありそうな話。
    • Gene Mapper -full build- (ハヤカワ文庫JA)

さいごに、人間であるおれに出来ること

  • 特にオチはないんですが、まーあれです、俺は俺らしくこれからも欲望と恥にまみれた文章を書き散らしてやりますよ!登り続けるぜ、あるいは下り続けるぜ、このはてな坂を!(はてなかよ)



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