以下の内容はhttps://tekkmakk.hatenablog.com/entry/2025/10/11/121226より取得しました。


『パーフェクトブルー』が呼び覚ます過去、現場の陰鬱な記憶

Perfect Blue [Blu-ray]

はじめに

  • こんなことを書いてどうする、と言う話を深夜のテンションで書いてみます。アイドル、と言うよりアイドルオタクの振る舞いについて、過去と現在のモヤモヤ語りです。過去のアイドルイベントのヤバさと、現代の声優アーティストさんのイベントで感じた小さなズレの話です。
  • 前回、プリキュアの映画について書いたことと、ほんのり関係しているかもしれません。

過去:青木一郎がしきるイベントという名のサファリパーク

  • きっかけは映画『パーフェクトブルー』がリバイバル上映されていて、SNS等で見た人の感想を読み、あー自分は当時一度だけ見たっきり。蓋をしていたのはこれ何故に……と考えた部分がありまして。それはたぶん映画で描かれるオタクがあまりに醜悪で、「あんなんじゃないやい!」という気持ちと「いやあんな感じすよね……」という否定/肯定が入り交じった感情からなのだと思います。
  • (お話そのもの、サイコホラー作品としてのスリリングさ、レイアウト含めた後続作品への影響等の価値は間違いなくあるとは思います。それより以前の皮膚感覚的な反応ではあります)
  • その背景には自分の高校時代の体験があり。暗く冴えなくモテない思春期の頃、自分と友人はアイドルにハマり、とち狂って青木一郎がしきるアイドルの公開ライブイベントの・ようなものへ出かけたことがあるのです。
  • (青木一郎、ご存じでしょうか?関西のラジオ番組で放送作家を務め、熱烈な西村知美ファンで知られた人物です。2003年に亡くなっています)
  • なにを思ってそんな恐ろしい場所へ出かけたのか、今となれば胸ぐら掴んで問い詰めたいところですが、まーこのイベントがやばかった。当時はアイドル冬の時代、どころか核戦争後のディストピアのような世界で、そんな時節にアイドルイベント来るなんて一騎当千の兵、覚悟完了な奴しかいなわけですよ。
  • バズーカ砲みたいなカメラ構えて最前列に陣取る人。イベント進行に関係なく奇声をあげる人。出待ちして、アイドルの乗る車を並走して追いかける人……。あれです、管理されていないサファリパーク。しかもサファリパークの動物側がおれたちオタクという……。ようこそジャパリパークであり今日もドッタンバッタン大騒ぎですよ。
  • こんな言葉使うのは現代では憚られるでしょうが「終わっている」感じ。この時代、『投稿写真』とか雑誌も悪趣味全開で、石丸元章による「アイドルの実家を突き止めよう」みたいなコーナーが連載されていた記憶あります。(当時はこれ自分もウヒヒ全開で爆笑しつつ読んでいました……)
  • なにが言いたいかって、この体験は結構強烈で、あーアイドルオタクって終わっているんだよな、そして俺もその一員なんだ、という観念を植え付けられたところです。その忌避感で一時期アイドル全般から遠去かろうとしていた気がします。それが冒頭の『パーフェクトブルー』に纏わる好悪に繋がっているんだと思います。
  • (だからハロプロ全盛期とか完全に素通りしている……何故か狼板だけ面白いので読んでいたhahaha)
  • だが時は経ち今じゃアイドル、そしてアイドルオタクなんてカジュアル化して、あんな「終わっている」空気はさすがに稀なんじゃないかと。自分もここ数年に急に現場とか行くようになって、いやーシャレオツになりました、小綺麗になったもんですとか思うのですが。しかし時折、やっぱり強烈な負の体験に出くわすと、いや見た目がさっぱりしただけで、心性はあの「終わっている」時代とそう変わらんのかも……と感じることもあり。未だにあの時の体験、インパクトを引きずっているのかもと思うわけです。
  • と、ここまで書いてきて、青木一郎がしきるイベントなんて十二分にオーバーグラウンドで、人によっては「お前ほんまもんのYAVAい現場知ってんのか、生の喧嘩見せたろか」と凄まれるかもしれない。そんなパイセンいたらすみません、と言う他ありません。

近年:リリースイベントにて、ささやかだが腑に落ちない体験

  • 更にこの流れで書くのもどうかとは思うのですが。しょーもない話ですが、近年でもモヤモヤしたことあり、ここで吐き出しておきたく。
  • 若干ボカして書きますが、2024年頃にとある声優アーティストさんのリリースイベントに当選して、ホイホイ見に行ったんですね。錦糸町のタワレコにて、トークとミニライブ披露あり。トーク自体は明朗快活にテキパキと進み、ミニライブも狭い店内に関わらず熱唱されていて、演者さんやイベントそれ自体は特にあれこれないのですが。
  • 最後の歌曲披露の時に「これは割と激しい曲なので、店内ではありますが、可能な範囲で皆さん自由に盛り上がってください」みたいなMCがありまして。そのアーティストさんの新譜からの曲だったんですが、落ちサビのところで、お客さんのほぼ全員が「捧げ」みたいな動きをしていたんですよ。
  • なんかモヤモヤしてですね……。アーティストさんの曲、特にその時、最後に披露した曲はかなり内省的な邦ロック然としたもので、そこで「捧げ」ってなんか文法違わないかと……。これがアイドルライブだったら、おれもウヒョーとブレード振っていたと思うのですが。ええと、実際はブレードとか持っていないから素手になるわけですが。
  • つまりですね、その声優さんは楽曲的には邦ロックアーティスト的なものを志向されているように感じるのですけど、見に来ているお客さんはやはりアイドルとして見ていることが顕在化した瞬間ではないか……。そのズレにモヤーとなったんですよ。
  • いや、別にいいんですよ、それこそ自由にと言われたんだから、捧げようがケチャしても別に。でも、という(毎度のループ)。
  • なんかあれか、自分こそがちゃんと分かっている、一番うまくガンダム乗れるんだ!みたいな痛い人の物言いになっている?予防線貼っておくと、自分はニワカで、この声優さんのイベントも初めてだったから、流儀とかむしろ勘違いしているかもなのですが……。あとその頃、星野源が音楽フェスでの所作について発言したことあり、それが頭にあって、余計にモヤモヤしたのかも……これ自分でも未だに定見を持てていないのですが。
  • 念のために繰り返しておくと、アイドル風応援だからダメだあ、と思ったという話ではないですよ。おれもアイドルライブだったら喜んでやっていると思うので。演者と観客の志向がズレて見えたのがモヤの起因という話なだけで。

最後に

  • こんなん上述の青木一郎現場の「終わっている」感に比べればささやかな違和感に過ぎない話ではあります。お気持ち表明とか独り規範にうるさいやつと思われるかも。しかしやっぱりこないだのプリキュア映画の話ではないですが、オタクの欲望の眼差し、そのズレに感じるところはあるんですよね……んあー。
  • 今回も特にオチはなく、モヤモヤを吐き出しただけで終わります。



以上の内容はhttps://tekkmakk.hatenablog.com/entry/2025/10/11/121226より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14