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開発現場のリグレッションテスト運用フロー 〜課題と改善への取り組み

はじめに

こんにちは。開発二部のKです。
当社では品質向上の取り組みの一環として、各プロダクトでリグレッションテストを実施しています。今回は私の担当チームで実践している運用フローと、実際の現場で直面している課題について共有いたします。

リグレッションテストの目的

毎月のリリースが既存機能に悪影響を与えていないことを確認するため、特にプロダクトの安定性維持に重点を置いています。

社内全体としては以下の過去記事もありますので、よろしければ下記もご覧くださったら幸いです。

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リグレッションテストの運用フロー

リグレッションテストの実施プロセス

テストケースの見直しと更新

私たちのチームでは、テストケースの見直しから始まる体系的なプロセスを実施しています。開発・テストのメンバー間で定例ミーティングを開催し、仕様の追加や変更に応じてテストケースを更新していきます。この際、新機能との連携テスト項目の追加、既存機能への影響範囲の確認、そしてテスト環境要件の確認といった重要なチェックポイントを設けています。

テスト実行計画の策定

次のステップとして、実装内容を確認し、機能単位でテスト範囲を特定していきます。その後、機能単位の影響度から優先度を高・中・低と三段階に分け、具体的なテスト実施スケジュールを作成します。実行フェーズでは、受入テストの完了を待ってテストを開始し、日々の結果を報告しながら進めていきます。問題が発生した場合には、即座にエスカレーションを行う体制を整えています。

不具合管理とトリアージ

テスト実行中に発見された不具合に関しては、厳密な管理とトリアージを行っています。既存の不具合の場合、専用のファイルに記録し、次回のテストでの確認項目としてマークします。修正済みの場合は再テストを実施し、未修正の場合はスキップする判断を行います。一方、新たなデグレードが発見された場合は、原因究明と影響範囲の特定を行い、リリースへの影響を慎重に評価します。状況によってはリリース延期の判断も辞さない姿勢で臨んでいます。

リリース判定プロセス

最後に、テスト結果の最終評価と未解決課題の重要度判定を行います。リリース可否の決定には、重大な不具合が存在しないこと、そして既知の問題に対する回避策が確立されていることを必須条件としています。

現状の課題と改善への取り組み

テスト運用における課題とその改善

テストの重複排除に向けて

現在、私たちが直面している大きな課題の一つは、受入テストとリグレッションテストの範囲が重複していることです。この重複により、テスト工数が増加し、それに伴ってテスト結果の整合性確認も複雑化しています。

この課題に対する改善策として、まずテスト項目の責任範囲を明確に区分けすることに取り組んでいます。受入テストは新機能と直接的な影響範囲に焦点を当て、リグレッションテストはシステム全体の整合性確認に特化するという方針を打ち出しました。さらに、テスト計画テンプレートの整備や、テスト結果の一元管理システムの導入を進めることで、より効率的なテスト運用を目指しています。

テスト効率の向上を目指して

もう一つの重要な課題は、テスト効率に関するものです。現状、テストの実行には1週間程度の時間を要しており、機能間の連携が複雑化していることで影響範囲の把握も困難になっています。また、手動テストに依存する部分が多く、人的リソースの圧迫という問題も抱えています。

これらの課題に対しては、三つの主要な改善施策を展開しています。第一に、自動テストの段階的な導入を進めており、特に優先度の高い基本機能から着手し、CI/CDパイプラインへの組み込みを計画しています。第二に、テストケースの最適化を図り、重要度に基づいて実行頻度を調整するとともに、テストデータの共通化を推進しています。そして第三に、テストデータの自動生成や環境リセット機能の実装など、効率的なテスト環境の整備に取り組んでいます。

まとめ

運用開始から実際に直面した課題と、その解決に向けた取り組みについて紹介いたしました。
品質維持とコスト削減のバランスを取りながら、継続的な改善を進めていくことの重要性を実感しています。

今後の展望

今後の展開として、テスト自動化基盤の整備を進めながら、データ駆動テストの導入を積極的に検討していく予定です。さらに、テスト結果の分析基盤を構築することで、より効率的かつ効果的なテスト運用の実現を目指していきます。

スパイダープラスでは、このような品質向上の取り組みを一緒に推進していける仲間を募集しています。より良いプロダクトづくりに興味のある方、私たちと共に挑戦してみませんか?




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