
こんにちは!
ユニファでプロダクトマネージャー(PdM)をしている小原です。
私は2026年1月にユニファへ中途入社で入り、気がつけば、あっという間で、もうすぐで3ヶ月となります。
これまでのキャリアとしては、デジタルマーケティングの広告代理店にてマーケティングSaaSのPdMや専門職採用におけるHRBP、組織マネジメントなどに携わっていました。
ただ、とあることをきっかけに自分のキャリアや成し得たいことを見つめ直している時期に、ユニファと出会い、ユニファが掲げるミッション・代表の土岐が目指す世界や夢、そして面接でお会いした方々の人柄に惹かれて、ジョインすることにしました。
12年ぶりの転職であったため、不安もありましたが、前職にて様々な経験を積み、仕事への取り組み方としてのスタンスを学び、身につけられていたことが、結果、ユニファでの濃い3ヶ月に繋がったのだなと、ふりかえってみて感じます。
今回の投稿では、私自身がフルリモートという中で入社してから、
- どのように組織のOS(文化や仕組み)を自身にインストールしたか
- 3ヶ月目にして小さなプロジェクトをリードするに至ったのか
その中で役に立った仕事に対する考え方やスタンスと共にリアルな軌跡としてお届けします。
転職したてでこれからキャリアを形成していく方や、ベンチャー/スタートアップ企業への入社を考えている方、もちろん一番はユニファに興味を持っていただいている方にとって参考になれば幸いです。
フルリモート入社のリアル - PC周りの環境整備の苦戦と「聞かなくてもわかる」文化
2026年の年始から業務はフルリモートでスタート。
フルリモート環境で私自身が最もハードルが高かったのは、実は業務Macや検証用端末のセットアップです。
私はパソコンの設定周りのスキルが弱いので、地味に時間がかかるし、調べながらあれこれしたり、詰まったりと、苦戦しました。
MDM(モバイルデバイス管理)の解除や、支給されている手持ちデバイスのVPN接続、プライベート端末でのアクセス利用権限の申請から設定までと、、紙1枚の手順書では済まない細かな調整・申請で、理解しながらセットアップしていくことに、入社初手から躓いていました。
本当にセキュリティがしっかりしているため、パソコン詳しくなくて、、という人だと躓きます。またフルリモートという点もそれに拍車をかけたかもしれません。
パッと画面や状況を理解してもらうにも毎度、チャットかWebになるのが、「あーこれは大変かも…」となりました。
しかし、ユニファには「ドキュメント文化」が根付いていました。
- Confluenceを探せば、先人たちが残した知見がほぼ必ず見つかる
- 「聞く前にまず調べる」「聞かなくてもわかる」状態が作られている
- ドキュメントを元にAI環境が充実しているのでなんとかなる
オンボーディング時期は、すぐに聞ける環境も大事ですが自走環境も大事。
組織をマネジメントしていた経験からこのドキュメント文化醸成がいかに大変かを知っていたので、その光景が目の前に広がっていることに感動すら覚えました。
ベンチャーやスタートアップへの転職において、「環境のせいにしない」ことは非常に重要なスタンスです。
変化が激しいベンチャー・スタートアップでは「整っていない」は当たり前で、「整っていない」から自分で整えるチャンスがある。
その「整える」「仕組みを創り上げる」過程が手触りあるやり甲斐となるところが、醍醐味だったりしますよね。
私自身もこのドキュメント文化に感銘を受けつつも、自身が苦労した点を次の入社してくる人のためにと「環境準備の手順まとめ」を作成し、展開しました。
まずは自分ができることを組織に「Give」し、小さな信頼残高を貯めることが、ベンチャーやスタートアップで活躍する第一歩だと考えています。
信頼は「信用してくれ」と主張して得るものではなく、Giveしながら、小さな約束を積み重ねていくことでしか増えないと感じています。
ユニファは「何も整っていない」というよりも「さらによくできる!」という土壌だったり、組織上のガードレールはあるので、「整えやすい」という表現がしっくりくる環境ですね!
孤独感ゼロ!「バディ制度」と「自走」でリモートでも安心してジョインできる仕組み
ユニファには、オンボーディングのカリキュラムや、困ったときにすぐ相談できる「バディ制度」が用意されており、リモートでも孤独を感じずにジョインできる環境が整っています。
- 毎週「バディ1on1」が組まれている(誰に聞けばいいか?にはまずならない)
- 事業状況のSync会や事業側とのMTGもセットしてもらえる
- 組織の縦、横にアクセスできる状況をすぐに作ってもらえる
このように会社での様々なシーンに顔を出す必要があるPdMとしては非常にやりやすい状況をすぐに作っていただけたのもありがたかったです。 (自身の大きなリリースを抱えつつも、オンボーディングしてくれたバディの先輩には感謝です)
一方で、PdMとしての「サービスを理解する」というゴールセッティングには少し曖昧な部分もありました。
あとは対話する機会はあるが新入社員からの「質問」ベースに寄っている形だったので、もっとコミュニケーションを活性化できるプログラムも欲しいかなと思っていました。
そこで、この状況を課題として定義し、「PdMオンボーディングプログラム改善案」を策定して提案しました。
オンボーディングプログラムの改善案の一部。アイディアの中から1つプロトタイプを作り提案しました。
まずは自分のCan(できること)でGiveしつつ、「会社として必要だけれどまだ誰も手を付けていないこと=Must」に目を向けて、自分から仕事を作りにいく。
入社1ヶ月目に発表の場があり、会社が用意してくれた『打席』があったからこそ、迷わずバットを振ることができたのもありがたかったですね!
信頼のインフラからくる良いバランスの環境
入社して感じたユニファならではの魅力と空気感もご紹介します。
1. 経営が近く、PdMなら事業意思決定に近い会議には「当たり前」に巻き込まれる
毎月1回のCEOトークが設定されており、代表の土岐が自らの言葉で、会社の方向性や業界の課題を率直に話していただけます。
また経営に透明性があり、事業数字に対しても、PdMとして必要な生の情報にアクセスしやすい環境があります。
そして中途入社であっても、当たり前のように経営視点の議論に解像度が低い中でも巻き込んでもらえたりと、事業状況を数字・施策から把握したいPdMだったら非常にありがたい環境ではないでしょうか。
自分が入っていく現場目線での話で言うと、フルリモートジョインとはいえ、一度、出張にてオフィスに出社の機会もいただけました。
その際ですが、
- 人事部門からの部門越境でのシャッフルランチ
- リモートで顔合わせていた方々から続々とお話しできた
など、全社的に部門を跨いで越境することが多いPdM職として、いろいろな方がお声をかけてくださり、かなり助かりました!
2. 自走と信頼の文化 - 「整いすぎていない」バランスの良さ
ユニファは、各自が責任を果たす前提の「信頼のインフラ」の上に成り立っている組織と感じます。
そのため、いい意味で「整いすぎていない」自由さはあります。
私自身、ベンチャーやスタートアップの仕事は、旅行に例えるなら「明日、パナマに集合ね。以上。」と言われるような、粒度の粗い依頼が飛んでくることが多々あると思ってます。
ユニファでも「ん、なんだかわからない会合に呼ばれたが期待値がわからん!」みたいなシーンはありましたが、これはタイミングやこれまでのキャリアを背景に、ハイボールを投げる方もしっかり選んでくれているかと思います(笑
ですが、何かを探し続けることが大事で、私は入社2ヶ月目ぐらいでキャッチアップした内容を元に「事業状況・プロダクト戦略ってこんな感じですよね?」と提案を持っていき、理解度を示せたことで、その後の小さなプロジェクト進行をまるっと任せていただけたりしました。入社直後の新参者の提案でも、フラットに耳を傾けてくれ、そして任せてもらえる懐の深さには感謝です。
今、事業や組織において、何が課題で、どう目標を立てるかを自分で定義する。間違えてても全く問題ない。 だって、入社2ヶ月で何も知らない無敵モードだよねぐらいの感覚で全く大丈夫(だと思ってる。)
間違えたことから学べば全く問題ないし、遠回りしたかーと言ったことが案外手触り感があったりします。
CPOの山口も過去の何かのカンファレンスで「早めに間違えに行く」というようなことをお話ししていたので、全然、間違えまくりましょう。
そんな、自由さがあり、自分で旅に出るバックパッカーのような冒険を楽しめる人にとって、ユニファは最高の環境だなとも思ってます。
とはいえ、冒険家たちの集団で日々、ヒリヒリするような環境というわけでもなく、組織の心理的安全性のバランスも整っていたりします。
Slackチャンネルでも『以前に聞いたこともなんでも聞いてね』という目的のチャンネルが運用されていたり、CPOとのMTGでも遠慮しなくても意見出しができる雰囲気は常にあります。 他にも、新入社員には部署全員と1on1して一旦話す機会があったりと、心理的な安全性を担保する仕掛けがしっかり用意されていたりもします。
3. 子育て世代に寄り添う「当たり前」の日常
ユニファはさすが「保育」という業界でのビジネス展開をしているだけあり、子育て世代にとっては、非常にありがたい「働きやすい」環境が整っています。
- 入社後すぐに付与される「看護休暇」
- 「中抜け制度(3時間)」
これを利用して保育園からのお迎え要請にも柔軟に対応できますし、周りも子育て世代が非常に多いので理解される空気感が当たり前のように漂ってます。
入社するまでは、制度的にあるだけなのかな?とも思ってましたが、驚いたことに、利用する人が非常に多いというか、もはや日常の風景で行われてます。
このあたりでも「信頼のインフラ」の上に成り立っている組織と言えますね。
さらに、年に1回「Unifa Day」という子供をオフィスに連れていき一緒に1日過ごせるというイベントが開催されています。 普段一緒に働く人たちの家族を知ることもでき、同僚の父親・母親の顔を見られるというのは「家族の幸せを生み出す」というパーパスをまさに体現する素敵な会社だなと思いました。
「打席数×打率×飛距離」 - フルリモートでこそ「キャラ」を売る戦略
完全なフルリモートで働くというのはコロナ期以来であったので、慣れるまではやや大変なこともありました。それは、PdMとしての関わる職域の方々・他部署・別チームとのコミュニケーションです。
フルリモート組は、基本的なコミュニケーションの偏りがどうしても出るため、情報の非対称性が生まれます。これまでは気軽な挨拶や雑談、ランチや飲み会でとっていた情報のキャッチアップの仕方については大きく変える必要がありました。
フルリモート環境下だと本当に偶発的なコミュニケーションはほぼ発生しないので、その点は自ら動いて情報をとりにいくことは強く意識してます。
また、「顔とキャラクターを覚えてもらうこと」も重要だと思ってます。
前職のベンチャーで学び、身につけた「打席数×打率×飛距離」という仕事へのスタンス。これが転職時で非常に生きてきていると感じてます。
- 打席:「学び」を得られる回数
- 打率:「学び」をどれぐらい活かせるか
- 飛距離:そこからどれくらい「学べる」か
やはり、他部署からすると私はフルリモートで普段見かけない人なので、「〇〇さん」を想起してもらえるように「何かで目立つ」は心がけてます。
どんなことが得意な人かわかってもらってないと「打席」に立つチャンスは増やせないため、しばらくは「知ってもらう」を地道にやっています。
Slackでは積極的にリアクション、MTGではコメントや発言を必ず行う。自分の部署(PdM)に留まらず、営業や人事、商品企画など「越境」して話したことがある人を増やす。
あと、Web会議で初めましてでお会いする方には「何か覚えてもらえる仕掛け」を作るなどの小技も使いました。
組織土壌を無駄にしないためのAI駆動に向けたスキルアップデート
ユニファはAIツールの導入に非常に積極的です。
ユニファに入社した1週間後ぐらいには、「AIを本格的に身につけていければ加速度的に仕事の仕方が変わるな」と思い始めてました。
理由は明確で、、
- 「Cursor」を非エンジニアでも配布している点
- 「圧倒的なドキュメント文化」+「Google Workspace」であるという点
- 「AIプロダクト」を開発しているのであちらこちらでAI関連の会話が多いという点
というところから情報のキャッチアップ、思考・事業・プロダクトの課題仮説の整理、プロダクト戦略の立案からプロジェクト実行までの「AI駆動PM」を実行するための非常に豊かな土壌があると感じたからです。
PdM業界での自身のスキルは「キャズム超え」までの利用ができておらず「AI駆動」の本腰を今やるしかないとも思えたのは、ユニファの環境が非常に整っていたからだと感じます。AIに関してキャッチアップしている+Slackで色々と話している人が多いというのもよかったのかもしれません。
【この3ヶ月でやったこと】
- Cursorで既存メンバーが残している戦略をCore・Why・What・Howで構造化
- Geminiで社内資料を読み込ませ、3C分析/SWOT分析/バリューチェーン等で整理
- NoteBookLMでマインドマップ・音声出力(AIポッドキャスト)などで理解を深める
- AIを駆使した社内ドキュメントを調べ、自分なりの全社→事業→プロダクトに落ちる戦略を言語化しアウトプットを社内PdMに当てまくる
- 自分が社内で一番キャッチアップが遅いと定義し「DeNAのAI100本ノック」をやる(今70本目)
- 音声入力のAqua Voiceがプロンプト入力や仕事のスピードアップになんか良いというのをみると試してみる(約1000円で自分の10時間が短縮できるなら十分)
など、Cursor・NotebookLM・Gemini・Confluenceなどのツール・AI環境でこれまでの遅れを取り戻すかの如く進めていってます。 Claude Proも触りたくてウズウズしてますがもはや趣味の時間?仕事?が曖昧になりつつあります。
「ギャルパイセン」爆誕。今の状態をさらに良くするアウトプット文化
最後にですが、「ドキュメント文化・AI・オンボーディング」の1ヶ月でアウトプットしたこともご紹介しておきます。
ユニファには、『今の状態をさらに良くするには?』と問い続ける文化があります。 オンボーディングのふりかえりで改善提案のプレゼン機会が設計されている点などからもそれは感じました。
そう感じたこともあり、アウトプットの一環として、オンボーディング期間を終えた諸先輩方が残された社内ドキュメント(オンボーディングプログラムや質疑内容、企業文化や社内ジョブディスクリプションなどなど)をRAGとして学習させ、「PdMオンボーディングプログラムを導くギャルパイセン」を作成しました。
提案プレゼン時に利用した資料:Why部分 提案プレゼン時に利用した資料:What/How部分 <補足>なぜギャルなのか?
ギャルとは常にポジティブ・物事を楽しく考えるというマインドセットであることを指します。
オンボーディング期間というある種、まだ知り合いも全然いない中で親しく寄り添ってくれる先輩として最適な人格なのです。
前職でギャルとはマインドセットといっている新卒ギャルエンジニアを採用をしようとしていた部下が感銘を受けたと言っていたことを思い出し、今回寄り添えるAIの人格設定を考える際に辿り着きました。
過去の知見がドキュメントとしてしっかり溜まっているからこそ、こうして次の入社者に還元する仕組みを作ることができました。 私の後に入社してくれるPdMの方はきっと「ギャルパイセン」が寄り添ったオンボーディングプログラムをお披露目できると思います。
まとめ
ベンチャーやスタートアップへの転職は、不確実性(カオス)との戦いでもあります。そしてプロダクト開発もまさに不確実性との戦い。
しかし、与えられた環境を嘆くのではなく、自ら課題を見つけて「Give」から入り、信頼残高を積み上げていけば、いくらでも面白い仕事(Will)を任せてもらえるようになります。
ユーザー課題と仮説を探索するのとなんだか似ていたりしますよね。
いろんなことを積極的に取り組んで動き回ったりしたおかげで、入社2ヶ月が終わる頃に新規開発のPJのリードを全面的に任せてもらえるぐらいまで辿り着きました。
学びは「読んだ・聞いた」で終わりではなく、その前後で行動が変わるかどうかだと思っています。
成長・活躍の機会は自らが創り出し、その機会によりさらに成長できるもの。
ユニファは、自ら手を挙げれば「今をさらに良くする」ための挑戦を全力で後押ししてくれる会社です。
この記事を読んで、少しでもユニファでの働き方にワクワクした方は、ぜひ一緒に働きましょう!
そして、ベンチャーやスタートアップって面白そうだなと思っていただけたら幸いです。
Bon Voyage!
ベンチャー・スタートアップでの良い旅路を。
そして、その旅路をご一緒できる方がいたら最高です!


