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Androidエンジニアが越境して知った「人の温かさ」

こんにちは。日々プロダクト開発を楽しんでいるsyamです。

「AIがあれば、専門外の領域も一人でなんとかなるのでは」

そんな期待を持って、Androidエンジニアの私はWebフロントとバックエンド開発への越境に挑戦しました。結論から言うと、その期待は半分正解で、半分間違いでした。

この記事では、実際に越境してみて感じた「AIの限界」と、それを乗り越えるために必要だった「人の存在」について書いていきます。

AndroidからWebフロントへの越境は、比較的スムーズでした。

学生時代にWebフロントを触っていた経験があったことに加え、UIを組み立てる感覚や状態管理の考え方など、Androidと共通する部分が多かったためです。リポジトリの構成も比較的理解しやすく、「Androidとは書き方が違うけれど、やりたいことは同じだな」と感じる場面が多くありました。

また、画面で結果をすぐに確認できるのも大きかったです。書いたコードの結果が目に見えるので、試行錯誤がしやすく、AIに書いてもらったコードの検証もすぐにできました。

バックエンドは「異文化」だった

一方で、バックエンドはより苦戦しました。

DB設計、トランザクション管理、API設計……。コードを書くこと自体はAIの力を借りればなんとかなります。ただ、「なぜこの設計にするのか」「このトランザクションの境界はここで正しいのか」といった判断になると、AIに聞いても教科書的な答えが返ってくるだけで、サービスに合った明確な答えが返ってこないことが多いです。(AIの使い方について、自分が不勉強なだけかもしれませんが)

さらに厄介だったのが、リポジトリに関する知識の壁でした。リポジトリに合った実装をどうするか。これはコードの書き方以前の問題で、AIに「このリポジトリのルールに従ってコードを書いて」と頼んでも、そもそも自分がリポジトリのルール自体を理解できていなければ、正しい指示すら出せません。

そして何より大きかったのが、既存の稼働コードを壊すことへの恐怖です。ローカルで動いても本番で何が起きるかわからない。テストが通っても、見落としているエッジケースがあるかもしれない。この不安は、専門外だからこそ大きく感じました。

前に進むためにやった3つのこと

1. 悩み続けるより、まずAIに動くコードを書かせる

最初から完璧を目指すと手が止まります。そこで取った方法は「まずAIに動くコードを書かせて、それをたたき台にする」というものでした。

これは予想通り効果的で、動くコードがあると「ここはなぜこう書いているのか」と具体的な疑問が生まれます。白紙の状態で悩むより、何かしらのアウトプットがある方が次のアクションが見えやすくなりました。

2. 複雑な既存コードはAIに「解説」させる

既存のバックエンドコードを読み解くのは時間がかかる作業でした。ここでもAIが役立ちました。

「このコードが何をしているか、ポンコツエンジニアの私にもわかるように説明して」と頼むと、処理の流れや各部分の役割を整理して教えてくれました。 特に、シーケンス図にしたり、流れを図示するとよりわかりやすくなりました。これにより、既存コードの理解が早まりました。

3. AIでカバーできない部分は、素直に人に聞く

ここが重要なポイントでした。

特にリポジトリにまつわる設計判断に関わる部分は、AIに聞いても本当に合っているかの評価が難しかったです。

そういった部分は、ペアレビューの際に本職のWebフロントエンジニアやバックエンドエンジニアの方が、素直に質問すれば詳細に教えてくださいました。パフォーマンス計測の際などには、同期でレクチャーしてくださり、非常にありがたかったです。

自分では気づけない観点からのフィードバックは、AIでは得られない価値がありました。

越境できた本当の理由

振り返ると、越境がうまくいった要因は、AIだけではありませんでした。

大きかったのは、チームに「専門外からの質問を歓迎する雰囲気」ができていたことです。これは単に「メンバーが優しかった」という話ではなく、組織として専門外の人が質問することを良しとするスタンスがあったからだと思います。受け入れる側のWebフロントエンジニアやバックエンドエンジニアが、丁寧に向き合ってくれたことに本当に助けられました。

一方で、越境する側として意識したこともあります。レビューの負担を少しでも減らすために、事前にヒアリングして疑問点を整理してからレビューに出すようにしていました。「聞ける雰囲気があるから何でも聞く」のではなく、受け入れ側への配慮を持つことも、越境をうまく進めるうえで大事だったと感じています。

得られた成果

この越境チャレンジの結果、手が空いたときに新規画面の開発やAPIの実装などWebフロントやバックエンドのタスクを消化できるようになりました。チームのスプリントゴール達成に、Android以外の形でも貢献できるようになったのは大きな変化でした。

まとめ

「AIがあれば全部できる」わけではありません。

ただ、「AIと、専門外からの質問を歓迎する雰囲気、頼れる仲間」がいれば、越境のハードルはかなり下がります。

AIはコードを書く手助けや既存コードの解説をしてくれます。しかし、「なぜそう書くか」の設計判断やドメイン知識の補完には、仲間のサポートが不可欠でした。

そして、そのサポートがうまく機能するには、受け入れ側の丁寧な姿勢と、越境する側の配慮、その両方が必要だと感じています。

仲間のWebフロントエンジニアやバックエンドエンジニアの方には、非常にお世話になりました。感謝しかありません。

タイミーで、そんな仲間たちとプロダクト開発をしてみたいと思った方は、ぜひ一度お話ししましょう!

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