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Claude Code の業務における活用 ~長期運営プロダクトでの検証結果と費用対効果~

駅奪取チームの id:kimkim0106 です。

モバファクでは全社での Gemini の導入、エンジニアへは GitHub Copilot と Cursor を導入など、AI を活用した生産性向上に継続的に取り組んでいます。

駅奪取チームにおいても、積極的に AI 活用を行っており、以前からコードレビュー業務の改善として PR-Agent を導入しています。

tech.mobilefactory.jp

ですが、既存のツールにも問題点があったため、Claude Code を活用できないかと考え、検証を行いました。 プライベートでの開発に Claude Code をすでに使っているメンバーがいたことも理由の 1 つです。 新規であったり小規模なプロジェクトで活用できることは分かっていたものの、規模が大きく複雑なプロジェクトでの活用はやってみないとわからなかったため、検証を行うこととなりました。

検証内容

検証は、当初は 6 月から 2 か月間でしたが、効果があったため延長し、現在も検証を継続しています。 以下のような内容を検証しました。

どのような業務で活用できるか

今までのツールでも、単純な作業の代替はできていましたが、複雑なタスクをこなすことができるかを検証しました。とくに、大規模かつ長期運営プロダクトでの活用というのは業務でないと検証できないことです。 とくに、駅奪取は 2011 年からサービスを開始しており、14 年近く運営を続けている長期運営プロダクトです。 長期運営プロダクトでは、さまざまな技術的な変遷や歴史的な経緯があり、そうした複雑なコードベースでの活用というのは業務でないと検証できないことです。

費用対効果

導入するにあたっては、やはり効果があるという事実が後押しになるかと思います。 以前 GitHub Copilot の検証時も、検証時のアンケートから費用対効果がわかり、導入へとつながっています。 今回も、Claude Code 導入に当たってかかる費用に対する効果について、目標を定めました。 ただし、短期的には効果がなかったとしても、不具合が減るなどで中長期的に効果が出る可能性も考えていました。

また、AI コーディングツール導入によって逆に生産性が下がっているという記事も見かけたので、ここについてはしっかり検証してきたいと思っていました。

www.itmedia.co.jp

Max 契約するメリットがどれぐらいあるか

Pro プランや 100 ドルの Max プランだと、すぐにリミットに達してしまうため、できる限り多く検証できるように 200 ドルの Max プランにしました。 また従量課金の場合、上限がないため最大の費用が予想しづらかったのも理由の 1 つです。

ccusage を使えば従量課金だった場合のコストがわかるので、どれぐらい使っていたかを調査しました。

github.com

検証結果

業務でも活用することができ、また費用対効果もあったため、引き続き使用することとなりました。

業務での活用例

長期運営プロダクトの複雑なコードベースであっても、Claude Code を十分に活用することができました。

MCP サーバーがあれば、ドキュメントやチケットの情報も参照できるため、他のツールよりも自走力が高かったです。 モバファクで使っている Backlog や DocBase はいずれも公式で MCP サーバーが用意されています。

grep で置き換えるには複雑なものも、Claude Code にさせることができ、工数を削減することができました。 たとえば、ライブラリのバージョンアップでまとめて変更が必要な場面等で活用ができました。

タスク状況にもよりますが、普段のコーディング業務の大半を Claude Code にさせることができ、1 週間ほとんどコードを自分で書かないということもありました。 時間にも余裕が生まれたため、ユーザーには影響はないものの警告のログが出ている箇所の修正や、コミットフックの改善など、第二領域的なタスクにも着手ができるようになり、将来的な負債を防ぐことにも繋がりそうです。

ただしすべての業務で活用できるわけでなく、駅奪取チームでは定常業務の効率化は難しいことがわかりました。 すでに効率化ができていたのと、Google Workspace などの MCP 連携していないツールにある情報を参照する必要のあるタスクであったりするためです。

費用対効果

当初の検証期間である 2 か月間で、費用対効果があることを確認できました。

1 スプリント内で、エンジニアの消化するストーリーポイント(SP)が増加したうえ、検証前に設定した目標 SP を超える事ができました。

興味深いのは、Claude Code の性能低下が話題になっていた時期に SP が下がっていた点です。 見積もりの誤差も考えられますが、性能低下が業務にも影響があったのではと考えています。

Max 契約するメリットがどれぐらいあるか

従量課金に比べて、コスト削減が大きく、Max プランは必須とも言えるかと思います。 多い人は、1 か月で 600 ドル相当の使用をしていました。

ネクストアクション

引き続き、業務での活用を広げていきたいと思っています。

現在、Claude Code Action の検証も行っており、昨年導入した PR Agent を代替できないかというのを考えています。 Claude Code の場合、より広い範囲のコードを参照できるため、より深いコンテキストを必要とするレビューも可能になるのではないかと考えています。

また、他チームでの Claude Code の検証開始をきっかけに、チーム横断での情報共有の場として「AI 定例」ミーティングも生まれました。 今後も Claude Code に限らず AI コーディング周りの知見を全社で高めていきたいと思っています。




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